戦国時代の、旗がたくさん翻る戦場がなぜだか思い浮かびました。「旗のもとに集う」などと言うように、「旗」は何かの主張や信念、所属を象徴するように思いますが、現代はそのようなものがない…ということを歌っているのだろうかと。じゃあ何をたよりに生きていくのかと言ったとき、信じられるのは「怯えいるもの」だと…読解に自信がないのですが、それは自分自身のこと、あるいは危険を察知する本能を指しているのかと感じました。違ったら本当に申し訳ないのですが、現代という時代に立ち向かうよるべなさと強い決意を表しているようで、好きなお歌です。二人で作ったと思えないほどメッセージが収斂されているのもいいなと思いました。
蒼井灯
潔い、格好いい歌だな、と感じました。己が心が恐怖するものすら信望の対象に変えて進め、と読みました。「旗」に戦国時代を思い起こしたのは上の方と同じですが、私は、いつか戦いの象徴たる「旗」のない地平が現れ理想の世界が現れる、それまでは何としてでも生き抜け、ということなのかな、と。色々な読み方が出来ますね。
ルオ
二句切れと、口語の結句が効いていると思いました。「旗」は戦国時代とは思わず、メーデーか、反戦か、ヘイトスピーチかと。時事詠とは思いましたが、いろいろな詠みができると思います。
紫苑
二句切れと、口語の結句が効いていると思いました。「旗」は戦国時代とは思わず、メーデーか、反戦か、ヘイトスピーチかと。時事詠とは思いましたが、いろいろな詠みができると思います。
紫苑
投票が表示されなかったそうなので、再投稿いたします。
紫苑
伝えたいメッセージがあるのだと感じられますが、怯えいるものとは誰のことだろう、旗のなき地平とは何のことだろうという疑問が残ったまま取り残されてしまいました。
太田
伝えたいメッセージがあるのだと感じられますが、怯えいるものとは誰のことだろう、旗のなき地平とは何のことだろうという疑問が残ったまま取り残されてしまいました。
太田青磁
先の方が書いておられますが、旗印、そういうものが無い、言ってしまえば人間が孤独に放り込まれたような現代に生きることへの強いメッセージを感じました。怯えいるものとは、自分でしょうか。イデオロギーや下らぬ人間関係と袂を分かつのは確かに勇気の要ることですが、自分を強くもって生きて往け、という風に読みました。
塾カレー
分かるような、分からないような、なにか強い覚悟があるのは伝わってくるのですが。自分なりに「こういう感じかな」と考えは浮かんだのですが、「読み解いた」というよりは「自分自身を当てはめていった」という感じが強く、評として書くのを躊躇ってしまいます。
ゆら
「躊躇ってしまいます」とだけ書いて解釈を書かないのもスマートじゃないなーと思って、書いてみます。
「怯えいるもの」は弱者、行政などに生殺与奪を握られている人たちだと思いました。革命のような印象を受けたのですが、革命って弱い立場の人が起こすものじゃないですか。また、そういう人たちを通して見つめた「死にたくない」「殺されたくない」という弱い立場であることの怯え、さらには「殺したくない」という力を持ちすぎることへの恐怖も指しているのでしょうか。そこまで含めると、この歌から感じる覚悟に相応しい信念になるような気がします。
「旗のなき地平」はまったく新しい、開拓途中の分野ということなのでしょうが、同時に「旗を立ててはいけない地平」という感じもしました。旗を立てれば、またそこから余計な権威が生まれて、虐げられる人が出てくる。しかし、旗を立てないで平穏に治めるということは、まったく新しい地平に旗を立てること以上に難しいことだと思います。「今に立ち現れる」の強い言葉から感じる信念と覚悟の強さから、本当に難しいことを成し遂げようとしている姿を想像します。しっかりと力をこめて立つ、頼もしい後ろ姿を見ているようです。
ゆら