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言いたいけど言えない。そういう揺れる思いを、「指は迷わず煉瓦を進む」と表す。これはいいですね。目線はやや伏せがち、何にも言えないけれど、かといって黙ってじっとしていることも出来ない。そんな感じでしょうか。 塾カレー
煉瓦の継ぎ目をすすーっとなぞっていくイメージです。ごにょごにょ考えて迷いながらも決まった経路を進んでしまって、いつかは端っこに辿り着いてしまう。葉桜と煉瓦の間で視点が動くのが実感あってよいですね。 迂回
煉瓦を指でなぞるのは、あみだくじにしている意味もあるのかも。 「迷わず」の言葉と裏腹に、指でそれをなぞる姿は上でも「ごにょごにょ」と言われる通り、もじもじしている様子にも。その矛盾に、急かされながら出せていないでいる言葉を抱えた人の心情がまさに表れて見えるようです。 連歌として、上句にはなかった「煉瓦」を想像して作中世界を広げながら違和感なくつながっているのが巧いと思います。 管理人
言いたい言葉はあっても、うまく伝えられないもどかしさが感じられました。上の方のあみだくじというのにはっとしました。あみだくじには(間違った構成でないかぎり)必ず結果があるものです。その過程がいかに複雑でも指が迷わず進んでいるのに対し、当の本人はその結果、相手の反応がこわくて伝えられない様が浮かびます。上の句の焦燥感をうまく反映できていると思いました。 七海奏一郎
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