月の歌会



連歌の花道

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    新しい部屋とiPhone変わらない言葉をふたり重ねつづける

    太田青磁さん&泳二さん

    「新しい」が部屋とiPhoneの両方にかかるのか、新しいのは部屋だけでiPhoneは古いままなのか。いずれにしても新生活をスタートするにあたってもふたりが交わす言葉は変わることなく続くという歌意なのだろう。iPhoneという固有名詞が生きていると同時に、目立ち過ぎてキャッチコピーのようにも見える。
    村田馨

    始まったばかりの遠距離恋愛を詠んだ歌だと思いました。昨日まではいつでも顔を見ることができた人と、遠く離れた一人の部屋でiPhone越しに話をしている。二人を取り巻く環境ががらっと変化してしまっても、その中で交わす言葉だけは何も変わっていないのでしょう。一見淡々とした歌に思えるけれど、「重ね続ける」から見えるこれからも続いていく二人の幸せに心が温まります。
    多田なの

    新しいものとの対比によって「ふたり」の関係の持続性が、愛が強く意識される。「新しい」がどこにかかるかは確かにわかりにくいが、「変わらない」との対比だから両方にかかると見るのが妥当だろう。ただ、発想の新鮮味には欠けるかもしれない。
    菊池あき

    新しいものと古いもの(もとからあるもの)の対比がいいですね。変わるものと変わらないもの。一緒に暮らすことになり、iPhoneもお揃いで買い替えて、だけど日々交わす言葉は部屋でも携帯のやり取りも変わらないまま。なかむつまじい様子が伝わってきました。幾久しくありますように。
    小早川

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