連歌の花道『新月ノ歌会』

文月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成27年度 文月の歌会『上弦の部』

今月は8月の季語を詠んだ上の句を提出ください


 季語リストに未掲載でも8月に関連する語であれば構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×5票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠朝顔の色したバスがめざす町

出詠名 サガリ
首席 / 19点 ×3 ×11 ×4 ×1

互選名 まゆまゆ文佳村田一広知己凛フジタレイ塾カレーしま・しましま千歳太田青磁雀來豆鹿沢和元彩華みちくさ藤 かづえきい管理人サガリ

選評名 どんな町なんだろうとわくわくします。朝顔も青、紫、ピンクと様々な色があるので、いきつく先が色によって変わるのかな。
下の句次第でドラマが生まれそうです。
知己凛
★0
どんな街にたどり着くんでしょうね。
上の方の評にもあるとおり、朝顔の色したバス、がどんな色なのか想像を膨らませながら下の句を考えるのも楽しそう。
塾カレー
★0
何色とも表現しにくい「朝顔の色」のバスがすてきだなって思いました。めざす町はどんな町だろうとわくわくします。
しま・しましま
★0
メルヘンですね。ユーミンの歌が聞こえてきそうです。
みちくさ
★0
夏の朝の爽やかなイメージ。めざすのはどんな町なのか、どんなドラマが展開するのか思わず期待してしまいます。
まゆまゆ
★0

万緑に引き込まれてくロープウェイ

出詠名 きい
2 / 14 ×2 ×8 ×6 ×1

互選名 まゆまゆきつね村田一広気球フジタレイ宮嶋いつくしま・しましま千歳太田青磁ももmiyafiみちくさ藤 かづえ管理人きい

選評名 夏山の濃い緑、青空、ロープウェイの行き来する高原の風景。万緑という出だしで落ち着きが出ますが、夏のリゾート感が見えます。
宮嶋いつく
★0
情景がぱっと目に浮かんできました。
しま・しましま
★0
涼しそう。
ロープウェイと山は年中同じところにあるのに、この句は夏にしか詠めない。
それだけに夏!!!という感じがどーんと伝わってまいります。
miyafi
★0
下界とは違って涼しい夏山。いいな~ 行きたい。
爽やかな風が感じられます。
みちくさ
★0
夏山の雄大な景が浮かびました。自分がロープウェイに乗っているような気持ちになります。緑濃い大きな山に引き込まれていくのは気持ちがいいでしょうね。
藤 かづえ
★0

月影に浮かぶ狐の踊りの輪

出詠名 宮嶋いつく
3 / 14 ×2 ×8 ×1 ×1

互選名 きつね村田一広知己凛気球サガリ塾カレーいちかわあさひ404notF0816鹿沢和元彩華東風めかり宮嶋いつく

選評名 たくさんの狐が踊っている姿が思い描けました。何のために踊るのか・・・下の句が楽しみです。
知己凛
★0
おとぎ話の夏の夜、摩訶不思議な出来事に巻き込まれそうです。
気球
★0
タヌキじゃないんですね。キツネならではのずる賢そうなイメージのギャップと相俟って面白いです。
塾カレー
★0
怪しさと美しさが孕んでいる。これからの物語はどのようになっていくのか、興味がある。
いちかわあさひ
★0

真夜中のしじま奏でる扇風機

出詠名 miyafi
4 / 13 ×2 ×7 ×0 ×1

互選名 知己凛気球サガリ千歳404notF0816ももきいナガセリュウmiyafi

選評名 しんとした真夜中の一瞬が切り取られているところがいいなと思いました。
扇風機の音はどちらかというと雑音ととらえがちですが、「奏でる」という表現で、とても心地よい風を感じます。
知己凛
★0
扇風機には「リズム風」と呼ばれる強弱をつけた風を送る機能があります。寝る前にその風にしておくとかすかにブーンブーンと言う規則正しい音が聞こえてくるんです。普通の弱い風でも首振りにしてると、そんな音が聞こえてきそう。周りの静けさが引き立って眠りに引き込まれるような心地よさを感じました。
きい
★0

空の青溶かして泳ぐあめんぼう

出詠名 千歳
5 / 12 ×2 ×6 ×6 ×1

互選名 まゆまゆきつね文佳村田一広フジタレイしま・しましまいちかわあさひ太田青磁ももmiyafi彩華藤 かづえナガセリュウ千歳

選評名 アメンボの泳ぎ方の表現として空を溶かしてという表現が秀逸だと思った。
空の青、というのがすこしもったいない。

いちかわあさひ
★0
足をワッシャワッシャと動かしてる様子が浮かびます。
あめんぼう、が6月の季語に入ってるのが気になりました。
彩華
★0

炎天のマウンドひとり残されて

出詠名 太田青磁
6 / 12 ×1 ×8 ×4 ×1

互選名 きつね村田一広しま・しましまいちかわあさひ千歳ももmiyafi彩華東風めかり藤 かづえ管理人ナガセリュウ太田青磁

選評名 自分で残りたいと思っておきながら孤独感を味わっている感じが好きだ。
いちかわあさひ
★0
炎天のグランドと言う暑い場所とひとりとり残された真っ白な孤独感との対比が好きです。明るい下の句が付くと良いですね。
千歳
★0
夏の残酷な暑さが句からモワっとしてきます。
月の歌会では今までこういう感じの句が選ばれたことがなかったと思うので、この句に参加者の皆さんがどんな付け句をするのか見てみたいです。
ちなみに甲子園のマウンドは売店で売られているカレーやら焼きそばの匂いがするそうです。
余計暑いですね!
miyafi
★0
う~想像しただけで暑い!
試合終了後とか夏休みに友だちは旅行に行ってしまって遊び相手がいないとか、色んな設定で詠めそうです。
彩華
★0
高校野球かな。野球って団体競技なのに妙に孤独なところありますよね。
ナガセリュウ
★0

色付きの冷や麦だけを茹でる昼

出詠名 404notF0816
7 / 11 ×2 ×5 ×8 ×1

互選名 まゆまゆ文佳村田一広フジタレイしま・しましま橘さやか太田青磁鹿沢和元ももmiyafi東風めかり藤 かづえ管理人404notF0816

選評名 楽しい食卓の光景が思い浮かびました。
フジタレイ
★0
何袋準備したら一人前になるんでしょうね。特別感とどことない残念感が湧いてくる楽しい句だと思いました。
しま・しましま
★0
色付きの冷麦、あるよね!って言うそれだけでもう吸い寄せられてしまいました。
あれは何のためにあるんですかね。
わからないけどすごく絵になりそうな句だと思いました。
miyafi
★0
色付きの冷や麦の記憶は三つ淡い色。
どれもピンクグリーンイエローと言い切れない繊細な色。
夏休みのお昼ごはんには必ず冷や麦を食べていました
亡き祖父母、疎遠になった従兄弟を思い出しました。
本気で取り合いで喧嘩になったことも…
そして、とても冷や麦を食べたくなりました!
東風めかり
★0

君の手にふれてしまって鳳仙花

出詠名 きつね
8 / 11 ×2 ×5 ×5 ×1

互選名 まゆまゆ文佳気球フジタレイサガリ橘さやか太田青磁404notF0816ももみちくさきいナガセリュウきつね

選評名 鳳仙花は爪紅とも呼ばれ女性を象徴しているのだと思います。手に触れると実がはじけて種が飛び出します。そのような実景を君に出会ってしまって心を奪われてしまった女性の比喩として表現しているものと思います。鳳仙花の色と実の弾ける様子を想像できてとても良いと思います。
橘さやか
★0
気になる人の手に初めて触れたときのドキドキした感じ。鳳仙花がパチンと弾けるような小さな衝撃を感じました。鳳仙花は浴衣とか服の柄かもしれないなぁと思ったりしました。可愛くて素敵な句ですね。
きい
★0

銀河泳いだら星屑がくすぐったい

出詠名 村田一広
9 / 11 ×2 ×5 ×2 ×1

互選名 まゆまゆきつね文佳塾カレーいちかわあさひ橘さやか404notF0816鹿沢和元彩華村田一広

選評名 内容はピカイチだと思います。想像力豊かな上の句ですし、とても面白いですが、びっくりするくらいの破調は心臓に悪いです。
塾カレー
★0
想像するだけ楽しい。絵本の世界のようだが、くすぐったいという反応がリアリティがある。
いちかわあさひ
★0
とてもいいと思うのですが、やはり破調が気になりました。
下の句のある完成品を見てみたいです。
きつね
★0
いや敢えて!勇気をもって下の句をつけたいです。これだけ自由ならどんな下の句もつけられる。
読んだ瞬間に笑ってしまいました。くすぐったいのも、チクチク刺すのか銀河から出ても貼りついてるのか気になります。
彩華
★0
銀河を水に見立てる表現もですが、なによりくすぐったいという感覚の描写がとても素敵です。私も最初は破調が気になりましたが下の句で上手くまとめられれば味のある歌になると思いました。
鹿沢和元
★0

ひぐらしが遠くに雲を呼んできて

出詠名 しま・しましま
10 / 11 ×1 ×7 ×4 ×1

互選名 まゆまゆ村田一広サガリ塾カレー千歳太田青磁miyafiきい管理人ナガセリュウしま・しましま

選評名 夏の終わりを象徴するようなひぐらしの声と、遥か遠くから近づいてくる入道雲。行く夏を惜しむ気持ちが伝わってきます。
塾カレー
★0
ひぐらしは晩夏のイメージ(実際は夏ずっといるらしいけど)。遠くから近づく雲を見ながら「あぁ夏が過ぎてゆくなぁ」という想いを感じました。その「夏」は人によって夏休みだったり、夏の恋だったりするのでしょうね。
きい
★0

ささゆりの花粉がふれたシャツの胸

出詠名 気球
11 / 10 ×1 ×6 ×6 ×1

互選名 まゆまゆ文佳橘さやか千歳太田青磁ももmiyafi東風めかり藤 かづえきい管理人気球

選評名 花粉の描写ですが、異性との接触の比喩のように感じられます。なにごとかが胸に刻印されてしまったのだと思います。
橘さやか
★0
花粉がふれてしまうほど近づいた理由は何なの!?と詰問したくなるような気になる情景です(笑)花粉の色は取れにくいですし。この後がとっても気になるので下の句欲しいですー。
きい
★0
「ささゆり」を季語にそのまま花鳥風月的に進むと思いきや、後半はエロチシズムも感じました。それでも前半の雰囲気から下世話にも流れず、「情感的なのに上品」「繊細なのに退屈じゃない」という一句の中で拮抗しながら魅力的な効果に。とても好きな句でした。
管理人
★0

川開き裸眼の君を抱き寄せる

出詠名 いちかわあさひ
12 / 10 ×1 ×6 ×1 ×1

互選名 気球宮嶋いつく橘さやかもも彩華みちくさ藤 かづえいちかわあさひ

選評名 普段は裸眼ではない君の、ちょっと危うさのある川開きでの一場面。何が起こるんだろう、とどきどきします。
気球
★0
ロマンチックですね。裸眼だから近づかないとお互いがよく見えないのかな、と思いつつ。青春が眩しい。でももしかしたら川に住む異界の住人が君を抱き寄せているのかも。それもロマンチックですね。
サガリ
★0

あさがおは絵日記の中に咲き続け

出詠名 亜梨
13 / 9 ×2 ×5 ×5 ×0

互選名 知己凛フジタレイ塾カレーいちかわあさひ太田青磁miyafiみちくさ東風めかりみな管理人

選評名 絵の中のあさがおがどうなるのか、続きが気になります。
知己凛
★0
過去を振り返っているのかな。
朝顔の花が描かれた絵日記を偶然見つけて、その中で咲き続ける朝顔に思いを馳せる。そんな光景を想像しました。
塾カレー
★0
朝顔は朝だけ元気なのが悲しい。しかしその美しさを絵日記に残したいと思った作者の気持ちが面白い。
いちかわあさひ
★0

線香の火の静けさや敗戦日

出詠名 塾カレー
14 / 9 ×1 ×5 ×3 ×1

互選名 気球フジタレイ橘さやか太田青磁404notF0816miyafi彩華管理人塾カレー

選評名 敗戰の日に身内の死を感じている静かな感じが良く表されていると思います。
橘さやか
★0
戦争世代が少なくなった今も、八月の真っ盛りにくるあの一日の特別な空気は日本人の体に流れていると思います。個人的に政治色の強い作品だと触れるの苦手ですが、この句は感情を携えながら淡々と詠まれていて人を選ばずに沁みるものだと。
管理人
★0

スイカ割り終わったあとの砂浜に

出詠名 知己凛
15 / 9 ×1 ×5 ×1 ×1

互選名 きつねフジタレイしま・しましま雀來豆miyafiきい知己凛

選評名 スイカはちゃんと割れたのでしょうか?大勢で楽しんだのでしょうか?べたべたになりながらみんなで食べてる最中ですか?いかにも夏!な賑やかな遊びの続きを下の句で見てみたいと思いました。
きい
★0

七夕の夜には砂漠の蠍さえ

出詠名 雀來豆
16 / 8 ×1 ×4 ×3 ×1

互選名 まゆまゆきつね村田一広知己凛宮嶋いつくサガリ橘さやかナガセリュウ雀來豆

選評名 とても詩的な蠍ですね。砂漠に雲ひとつない星空が広がっていますね。その星空の下で何が起こるのかな。
村田一広
★0

じわじわとスイカに塩をかけている

出詠名 彩華
17 / 8 ×1 ×4 ×1 ×1

互選名 フジタレイしま・しましま鹿沢和元もも藤 かづえ彩華

選評名 なんだかスイカを責めているような「じわじわ」が面白いなと思いました。
しま・しましま
★0
じわじわってスイカの果肉の感じがとても出てますね、指で押すとじわじわと沈むような果肉だと思います。塩をかけてもじわじわとダメージを受け止めるのでしょう。
なつくら
★0

書きかけの絵日記ベンチに置いたまま

出詠名 藤 かづえ
18 / 8 ×0 ×6 ×2 ×1

互選名 まゆまゆ文佳気球橘さやか鹿沢和元きいみな藤 かづえ

選評名 ベンチに置いているのは、観察しながら描いているのでは?花火だったら自分もやりたくなって絵日記そっちのけに。好奇心いっぱいの、夏休みはもうすぐ。
気球
★0
絵日記を置いたまま遊んでいるのでしょうね。子供らしさがよく出ていると思います。
橘さやか
★0
子供は飽きやすいですからね。何か今面白い事見つけたのでしょう。好奇心いっぱいの元気な子供を思い浮かべました。
きい
★0

笹舟の流れる音が聞こえます

出詠名 フジタレイ
19 / 8 ×0 ×6 ×1 ×1

互選名 宮嶋いつく橘さやかmiyafi藤 かづえ管理人フジタレイ

選評名 笹舟の音ではなくて水の音なのでしょうが、涼しさが感じられます。
橘さやか
★0

暗闇を花火が照らす瞬間に

出詠名
20 / 7 ×1 ×3 ×4 ×1

互選名 まゆまゆ知己凛いちかわあさひ橘さやか太田青磁404notF0816もも

選評名 花火が花開く一瞬を切り取ったうまい句だと思います。
知己凛
★0
花火を待っている間、誰もが息を止めている感じ。そして花火が打ちあがった瞬間、さぁこれからの世界が楽しみ。
いちかわあさひ
★0

ふたりして対岸に立つ星月夜

出詠名 文佳
20 / 7 ×1 ×3 ×4 ×1

互選名 知己凛フジタレイ宮嶋いつくサガリ太田青磁みちくさみな文佳

選評名 川を挟んで、牽牛と織女になってみているふたりでしょうか。ロマンティックな情景の中、どういう心情なのかが気になります。
宮嶋いつく
★0
あれ七夕?と思ったら、そっか、季語の上では七夕も八月なんですね。「星月夜」の詠み込み+七夕で、夏の夜空いっぱいの一句。
管理人
★0

また昇るのに夕日って寂しいね

出詠名 椋鳥
21 / 7 ×0 ×7 ×0 ×0

互選名 村田一広フジタレイ宮嶋いつく千歳雀來豆管理人

選評名 7月の季語に「夕焼」がありますが、そこから「夕日」を連想したのでしょうか。
日はまた昇る。誰もがそう認識しています。ですが言われてみれば、何故夕日が人の物悲しさを誘うことがあるのでしょうか。世界を照らす太陽との別れが惜しいのでしょうか。悲しみや寂しさは「ブルー」と表現されることが多いですが、夕日の赤さも悲しみなどを連想します。不思議です。
この上句は主体と一緒にいる誰かと推測します。この「誰か」は何か悲しくなるような事情を抱えているのか、はたまた。これは下句次第ですね。

★0
見直してみたら上の文章が一部変でした。「主体と一緒にいる誰かが発した言葉と推測します」とした方が良いですね。
少年少女が2人、誰もいない公園か通学路で、遊具に腰かけてあるいは立ち止まって、静かに夕日を眺めている光景が思い浮かびました。

★0
シンプルな言葉なのに哲学的。
もしも強いこだわりがなければ、一句二句の語順は「夕日ってまた昇るのに」のほうが読みやすいと思いました。
管理人
★0

流れ星こっそりぬけだす午前二時

出詠名 まゆまゆ
22 / 7 ×0 ×5 ×2 ×1

互選名 知己凛宮嶋いつくサガリ橘さやか太田青磁ももみちくさまゆまゆ

選評名 お星さまもたまには抜け出したくなるのでしょうか。とてもかわらしいと感じました。
知己凛
★0
しし座流星群を見るためにこっそり家から抜け出すのかなと読みました。多分お友達と一緒ですよね。夏休みの小さな冒険。素敵な思い出になりそうです。
みちくさ
★0
踏切に望遠鏡をかついでく感じでしょうか?(笑)
人込みから抜け出すみたいに流れ星が流れる絵としてみても楽しそう。
ナガセリュウ
★0

夜さ恋と あて字に託す絵手紙に

出詠名 東風めかり
23 / 6 ×1 ×2 ×2 ×1

互選名 村田一広気球塾カレーもも東風めかり

選評名 高知の伝統的な祭りである「よさこい」の絵手紙に、「夜さ恋」と記して送るのでしょう。絵手紙に対する返事とか、絵手紙と一緒に送るものとか、色々と想像が働きますね。
塾カレー
★0
当て字がとても素敵だと思いました。

★0

小さい秋見ないふりしてくださいな

出詠名 鹿沢和元
24 / 6 ×0 ×4 ×2 ×1

互選名 塾カレーしま・しましま404notF0816ももみな鹿沢和元

選評名 唱歌「小さい秋みつけた」にかけているのでしょうね。八月は立秋を過ぎたら暦の上では秋、ですが夏真っ盛り。見つけられた小さい秋が、場違い感に出ていくのをためらっているように見えました。
宮嶋いつく
★0
「見ないふりしてくださいな」に童謡っぽさを感じて面白い。
塾カレー
★0
「くださいな」という言葉遣いがかわいいですね。ここから下の句にどんな世界が広がるのかが見てみたい句でした。
しま・しましま
★0

稲妻に浮かぶあなたの憂い顔

出詠名 橘さやか
25 / 6 ×0 ×4 ×1 ×1

互選名 宮嶋いつく雀來豆きいみな管理人橘さやか

選評名 ちょっとホラー色を感じたのは私だけでしょうか?下句で雰囲気ががらりと変わりそうな面白さを感じました。
きい
★0
イメージとしては今回参加の「暗闇を花火が照らす瞬間に」とも似た描写。どちらも割とドラマなどでもよく見る演出ですが、こちらはその一瞬に浮かんだ顔を具体的に指定しているのが利いて作品に色を与えていると思いました。「稲妻」の激しさと「憂い」のコントラストが面白いです。
管理人
★0

この年も鳴かず飛ばずの秋の蝉

出詠名 成瀬山水
26 / 5 ×1 ×3 ×0 ×0

互選名 フジタレイ雀來豆東風めかりみな

選評名 下句で幸運を取り戻しましょう。
雀來豆
★0

蝉時雨 急に途絶えた静寂に

出詠名 みちくさ
27 / 5 ×0 ×3 ×2 ×1

互選名 まゆまゆ宮嶋いつく橘さやか404notF0816きいみちくさ

選評名 けたたましい蟬時雨がぴたっと止まった時は、すべての音がなくなったかのような静寂があります。
宮嶋いつく
★0
蝉の騒がしい鳴き声が聞こえるようです。そしてそれが止まった時の静けさ。真夏の午後は外を歩く人も少なく、確かにはっとするような不思議な時間ですね!下の句で何が起こったのか見届けたいです。
きい
★0

思い出を燈籠にして送り火と

出詠名 ナガセリュウ
28 / 4 ×0 ×2 ×5 ×1

互選名 フジタレイ雀來豆404notF0816彩華きいみなナガセリュウ

選評名 切なさに惹かれました。
今はもういない人との思い出を大切にしていることが
ひしひしと感じられて好きです。
404notF0816
★0

「触れないで」爪紅を引き寄せた

出詠名
29 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 文佳サガリ太田青磁雀來豆

選評名 「爪紅」は「つまくれない」と読むんですね。
検索してみたところ、ホウセンカの別名であり古語ではマニキュアや口紅を指すとのこと。
それを踏まえて読み解くと耽美的で素敵な句でした。
404notE0816
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data文月の歌会上弦の部H27.07.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3サガリ

最黄+2サガリ

最緑+2404notF0816

初回+1千歳フジタレイ文佳まゆまゆ橘さやかナガセリュウ

欠票-1亜梨椋鳥成瀬山水

欠評-1太田青磁亜梨文佳椋鳥成瀬山水

六連+3知己凛

のの+1塾カレー

月開催後記


サガリさんが初の上弦首席でした

通算10回出席: もも

連続10回出席: みちくさ


ありがとうございました 花

文月の歌会上弦の部