連歌の花道『新月ノ歌会』

睦月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成31年度 睦月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×3票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠砂場のすべて覆い隠して

出詠名 さち
首席 / 14点 ×2 ×8 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーミウラ芍薬袴田朱夏蟻男舟来里己藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)寿々多実果静ジャックさち

選評名 砂場の砂には、雪の降る前に遊んだ跡や、足跡など、いろいろな思い出が残っていた気がしまして、想像をかきたてられました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
追。そして、私は「雪」と書いてしまいましたが、覆い隠しているものが何かということを、あえて句の中には表されなかった所にも、意図がある様に思われます(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
今回は、上の句無しの七七、ということなので逆算する楽しさがあります。この下の句に季語入りの上の句が前に付くと考えたとき、いろいろな可能性が考えられる味わい深い下の句だと感じました。
藤 かづえ
★0
このように詠まれると砂場には何があったのだろうと想像を掻き立てられます。雪が覆い隠すも春になる頃雪と共に忘れ去られるものでしょうか。松田聖子さんハートのイアリングの最後の部分の歌詞を思い出しました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0

 昇る吐息は何と言ったの

出詠名 蟻男
2 / 12 ×5 ×0 ×5 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち芍薬袴田朱夏ほのふわり藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)静ジャック蟻男

選評名 息の白さで季節を感じさせ(^^)何より方向性が同じ様で、共感しました。
ロサ・ブラックティー
★0
「上の」句が見えないことを受けて独り言つ下の句。限りある字数(音数)で視点の移動を含めた窮屈すぎない描写がいいと思いました。
袴田朱夏
★0
上の句がないことに加えて、下の句の頭に置かれた全角スペースも相手の吐息を連想させます。情景もはっきりと浮かび上がってくる、素敵な句です。
ほのふわり
★0
まだ恋人前の二人のシーンがうかんできます。息には呟いた言葉と共に想いが昇る。素敵な余韻に結んだ会話言葉が素敵です
沙羅粗伊
★0
1月22日。「瞳上げ小さな熱源として君(昇る吐息は何と言ったの)」などと・・・。映画のようなシーンが見えておりました。美しかったです。
ロサ・ブラックティー
★0

月のひかりに眠る恋猫

出詠名 キール
3 / 10 ×2 ×4 ×4 ×1

互選名 NATURAロサ・ブラックティー衣未(みみ)さち袴田朱夏舟来里己甘酢あんかけ沙羅粗伊寿々多実果キール

選評名 情景がありありと目に浮かびます。漢字が多くなるのを避けて「ひかり」としたところも、やわらかな光を想像させてくれてとてもいいですね。
NATURA
★0
「ひかりに眠る」という表現がとても美しいと思います。
また、「恋猫」という聞いたことがありそうでほとんどない単語づかいも素敵だと思いました。
舟来里己
★0

惜しまれぬやうだまつてをりぬ

出詠名 袴田朱夏
4 / 10 ×2 ×4 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー衣未(みみ)ミウラさち蟻男藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)袴田朱夏

選評名 言葉がすごく気になりまして。「黙って居る」なのだと思うのですが、「惜しまれぬ様」があるので、「黙って降りる」、表舞台から降板すると言っている様にも感じられるのです。
ロサ・ブラックティー
★0
“惜しまれたくない”という思い、それに共感しました。
それはなにもネガティブなベクトルだけではなく、
私にとって とても大事な想いだからこそ
静かに そっと そこに 只あるのです。
書かれなかった 本当に大切なもののために。
蟻男
★0
ズバ抜けていい歌でした。描こうとされた世界で私自身の歌は負けたなと思いました。それにしてもこのような下の句が生まれて来ようとは想定してませんでした!また心に響くいい歌聞かせて(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
「惜しむ」は他者や何かに対して思う気持ちだと思いますので、謙遜の心があるなら、あまり自分自身には使わないもの。これは、きっと、こういう慎ましい方に対して、言った言葉なのでしょうね。
ロサ・ブラックティー
★0
票、評をありがとうございました。画面の一番下で黙っていたのを見つけたとき、あれまあなんと、と思ったものでした。
袴田朱夏
★0
袴田朱夏さま
投票→評の順でなく評→投票の順でしたので、”聞かせて”とざっくばらんな語り口のまま送っていました。失礼しましたm(_ _)m。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
ビリでえぇよ(^_^)様、まったく気にしません!もったいなくほめていただき、また特選もありがとうございました。
袴田朱夏
★0
「画面の一番下で黙っていた」???ってなんでしょ???
ロサ・ブラックティー
★0
ロサ・ブラックティー様、新月ノ歌会のトップページのいちばん下に、今年睦月の上の句の募集ページへのリンクができていたのです(2020年1月22日現在もあります)。機能していませんでしたが。
袴田朱夏
★0
そもそも新月のトップページの、聖夜の歌会と睦月の歌会の間の罫線がないのと、いちばん上にプログラムコードがでている事が、不具合を表している・・・と思っています(--;)パグ見つけるのって専門の人でも一苦労の仕事かと・・・・。
ロサ・ブラックティー
★0
追。お返事ありがとうございます(^^)もしやと思って覗いて見ました。てっきり投稿の方の何らかの話かと思ってしまいました(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
追の追。慎ましい???のは睦月上の句投稿への、黙っていた(機能停止していた)リンクだったのですね(^▽^;)
ロサ・ブラックティー
★0
ロサ・ブラックティー様、ご覧になっていただけてうれしいです。ありがとうございました!
袴田朱夏
★0

蝶を待ってる冬のパンジー

出詠名 甘酢あんかけ
5 / 9 ×2 ×3 ×4 ×1

互選名 NATURA衣未(みみ)さち芍薬舟来里己沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)静ジャック甘酢あんかけ

選評名 冬を彩ってくれる情景がいいなあと思いました。
衣未(みみ)
★0
上の句のアスタリスクにパンジーを見てしまいました。冬は花が少ないので もしかしたら蝶々 お友達を連れて遊びに訪れるかも(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
アスタリスクを雪に見立てる人が多いなか、パンジーときましたか!と新鮮でした。春の使いのような蝶をじっと待つパンジーが目に浮かぶようでした。早く暖かくなってほしいですね☆
芍薬
★0
1月22日。「一面の雪の美しさとしてーー」に洗脳されたかのような方々もちらほら(^^)・・・ときて蝶とパンジー🌸・🌸・🌸🦋~・・とは(^▽^)彩り豊かでした。
ロサ・ブラックティー
★0
お読みいただきありがとうございました。
お花、いただいた評がとてもうれしいです!!^^
甘酢あんかけ
★0

余白をうめるように降る雪

出詠名 ミウラ
6 / 9 ×1 ×5 ×3 ×1

互選名 NATURAロサ・ブラックティー芍薬袴田朱夏ほのふわり甘酢あんかけ沙羅粗伊キール寿々多実果ミウラ

選評名 白い雪でさらに白くなる余白。何の余白を埋めてくれるのだろうかと、想像が膨らみます。
甘酢あんかけ
★0
上の句の余白を雪が覆っているようで、今回の下弦の部に合っているなあと思いました。雪の白さはまっさらで「ここからはじまる」という感じがしていいですね。
寿々多実果
★0

空の準備はととのっている

出詠名 藤 かづえ
7 / 8 ×1 ×4 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち芍薬袴田朱夏ほのふわり蟻男沙羅粗伊静ジャック藤 かづえ

選評名 季語はないのですが、二月っぽい光景と一読して思いました。
さち
★0
雪がいまにも降りそうな場面なのだと読みました。空を見上げたくなる句ですね。
芍薬
★0
空の準備 がなんとも好きです。上の句がとても楽しみに詠めそうです。
沙羅粗伊
★0

雪の下には未来が眠る

出詠名 静ジャック
8 / 8 ×1 ×4 ×2 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーミウラ芍薬袴田朱夏沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)寿々多実果静ジャック

選評名 前向きで(^^)、これだけの下の句が寄せられた「未来」=この下弦のページ、があったのですよね(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
雪の下にはふつうは過去が眠っているように感じるのですが、未来が眠るにそうだなと気づかされました。春になれば芽吹くものたちが眠っているのだと思います。
ミウラ
★0
広大な雪原の下には数えきれないほどの未来・息吹が今は静かに眠っている。
雪中とは言え冷たさは勿論雪の重みもあり厳しい環境に置かれていますが、そうした環境の先に未来が待っているのだと感じさせられました。1/21。
ビリでえぇよ(^_^)
★0

白梅ひとつ小鉢に咲いた

出詠名 NATURA
9 / 7 ×1 ×3 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)キール静ジャックNATURA

選評名 白梅を小鉢に しかも<ひとつ>見た所が何ともいいです!なんだろう この余韻 静かに響いて来ます(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
すみません上評を書いた者です。上の句との事について触れてませんでしたね。上の句に屋外はしんしんと降る風花・雪の華・牡丹雪等を感じさせて頂きました。屋外と室内の両世界を楽しむ。上の句に雪の降る様子を感じたので、下の句の<ひとつ>が静かに響いてきたように思います。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
小さな幸せを見つけたよろこびというのでしょうか。このつつましさが好きです。
キール
★0
1月22日。ああ、屋外と屋内☆小鉢の理由がわかりました(☆▽☆)床の間に飾るような可愛い盆栽だったんですね(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

甘い香りが満ちていく部屋

出詠名 寿々多実果
10 / 6 ×0 ×4 ×5 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーミウラさち藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)静ジャック寿々多実果

選評名 読者として甘い香りの正体が気になる所です。上の句のアスタリスクに花瓶・生け花の白梅等 花を想像させて頂いたのですが、歌を楽しむ者としその正体が想像を超え驚きを提供するものであって欲しいという期待も湧いて来てしまいました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0

さすがに甘くしすぎたコーヒー

出詠名 舟来里己
11 / 6 ×0 ×4 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊静ジャック舟来里己

選評名 寒い外から帰ってきて、つい甘くしてしまったのかなと、空想が広がりました。
甘酢あんかけ
★0
「甘くしすぎたコーヒー」は、様々なことの隠喩になりそうです。いろいろな上の句を受けてくれそうな下の句です。
藤 かづえ
★0

サーカス小屋の無垢なライオン

出詠名 沙羅粗伊
12 / 5 ×1 ×1 ×6 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち舟来里己甘酢あんかけビリでえぇよ(^_^)寿々多実果静ジャック沙羅粗伊

選評名 無垢という言葉から、ライオンのやさしい眼差しが見えてきました。
甘酢あんかけ
★0
ライオンは、その所作や、吠える姿までもが、見世物であるという事を知らないのでしょうね・・・。
ロサ・ブラックティー
★0
「ライオン」という最強の猛獣と「無垢」という言葉の取り合わせが見事でした。動物というのは元来無垢なものなのかもしれません。
静ジャック
★0
動物園やサファリパークではなく何故サーカス小屋なんだろう?そこから読み解いていきました。サーカスが一線を画すのはパフォーマンスまで望まれている点。肉体的な潜在的パワーにおいてはライオンは人間よりも優位にもかかわらず、仕込まれた通りにやらされている。従順なさまに清らかさや野生で生きることを知らない姿等見て感じたものがあったように思いました。サーカス小屋やライオンを人間社会の何かに見ておられるのかも とも思いました。豊かな発想には豊かな感性を感じさせられます。そんな下の句のように思いました。1/21。
ビリでえぇよ(^_^)
★0

雪がふたりの会話を奪う

出詠名 芍薬
13 / 4 ×0 ×2 ×7 ×1

互選名 NATURAロサ・ブラックティーミウラ袴田朱夏ほのふわり甘酢あんかけ沙羅粗伊キール静ジャック芍薬

選評名 しんとした空気が伝わってきます。
甘酢あんかけ
★0

白いページに何を記すか

出詠名
14 / 4 ×0 ×2 ×7 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさちほのふわり藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)キール静ジャック

選評名 新しい日記帳、手帳、などを想起しました。1月らしさを感じました。
甘酢あんかけ
★0

あなたを隠すように降る雪

出詠名 ほのふわり
15 / 4 ×0 ×2 ×5 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーミウラ芍薬袴田朱夏蟻男甘酢あんかけ沙羅粗伊ほのふわり

選評名 あなたを隠すと言うのは、あなたに何らかの事情があるのだろうかと思わせてくれる、奥行きが感じられました。
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけさん、素敵な評をありがとうございます!
どんな事情があったんでしょうね…?
評価はあまり伴いませんでしたが、やりたいことができて満足でした。
ほのふわり
★0

雪玉あたれ秘めごと咲けよ

出詠名 ビリでえぇよ(^_^)
16 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 NATURAロサ・ブラックティー甘酢あんかけ沙羅粗伊キール静ジャックビリでえぇよ(^_^)

選評名 雪玉の砕ける瞬間、花のように飛び散る雪に動きがあっていいですね。
甘酢あんかけ
★0
こちらに気づけとばかりに投げる雪。その「秘めごと」はまるで拙い恋のようで可愛いと思いました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
甘酢あんかけ様

頂いた評にこちらも光景を思い描け楽しませてもらいました(^_^) アスタリスクに弾けた雪玉見てくれた?評ありがとうございました(^_^)/~。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
ロサ様

評ありがとーー!雪玉に好きだという密かな想いを籠め、意中の子に投げたりしましたよね(^_^) 乙女みたいに戯れるスケバンの手には、ヨーヨーのように握られた雪玉。握力がお強いのかはたまた想いが・・・しっかり堅めの雪玉受け止めました ハイ(^_^)v。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
票を贈って下さった皆様へ
わーぃ キール様から並選!!いい夢見れそう(^_^) 次も頑張ろう!票ありがとうございました(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0

苦笑いしてつよく抱く猫

出詠名 衣未(みみ)
17 / 3 ×0 ×1 ×9 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーさち袴田朱夏ほのふわり舟来里己藤 かづえ甘酢あんかけ沙羅粗伊寿々多実果静ジャック衣未(みみ)

選評名 苦笑いの理由に思いをはせるのが楽しいですね。
甘酢あんかけ
★0
苦笑いは、照れ隠しなのか、あきらめか、どうしようもない程深刻ではない、小さな傷心を、癒してくれるのは猫ちゃんなんですね(^^)ほのぼのとした情景を思い浮かべました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

雪の精からため息とどく

出詠名 ロサ・ブラックティー
18 / 3 ×0 ×1 ×3 ×1

互選名 衣未(みみ)甘酢あんかけ沙羅粗伊ビリでえぇよ(^_^)ロサ・ブラックティー

選評名 雪をため息と見立てたのでしょうか、主体はどのような思いが胸にあったのでしょう。
甘酢あんかけ
★0
雪の精 ダイヤモンドダストに浮かぶサンピローに降りてきそう(^_^) 私もこの歌に甘酢さん同様 雪のため息を見ましたよ。たゆたうように上空から舞い降りて来る雪がなんともため息と合います。雪の精のだからため息もひときわ美しい(^_^) 1/21。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
衣未様、黄花ありがとうございますm(__)m 
暑いのが苦手な自分は、11月ぐらいになるとやっとホッとするので、冬の風は天使の吐息のよう(^^)ところが最初に作ったときから日がたつにつれて、歌意と気持ちがだんだん変わってきてしまいまして(--)この暖冬に雪を降らせられない雪の精の、まさしくため息になってしまいました。
トホホ・・・
ロサ・ブラックティー
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data睦月の歌会下弦の部H32.01.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3さち

最黄+2さち

最緑+2衣未(みみ)

欠評-1

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


さちさんが通算2回目の下弦首席でした

ロサ・ブラックティーさんから(多分)全句評をいただきました

通算100回出席: ロサ・ブラックティー

通算50回出席: キール


ありがとうございました 花

睦月の歌会下弦の部