連歌の花道『新月ノ歌会』

神無月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成28年度 神無月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×3票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠君は満ちたり欠けたりしない

出詠名 みちくさ
首席 / 16点 ×5 ×4 ×2 ×1

互選名 404notF0816きいつん坊斎蟻男いずみ 美帆もも古志野光静ジャック宮嶋いつくみちくさ

選評名 ロケットの中に取り込んだ月はもう満ちたり欠けたりしない。変化がなくなったことを惜しんでいるのか、とも思ったけど、何故かほっとしているような気がします。
静ジャック
★0
言い切ってらっしゃる感じに深い愛を感じます。素敵です
いずみ 美帆
★0
愛する“君”を月に例えながらも より完璧だと褒めているのか、
月の如く美しい“君”とはもう写真でしか会えないため
変わらぬ表情を悲しんでいるのか、
出てくるアイテムは ひとつなのに大変ドラマティックです。
蟻男
★0
上の句の“幼さ”のようなものに、“切なさ”を持ち込んでいるようで
なかなか危うい歌になっていると感じました。
しかし、完成されているものが良いものである
必ずしもそうではないのかもしれない
と思わせてくれる歌でもありました。
古志野光
★0
冬の月は愛する人を表すという読みをしました。ロケットにしまわれた写真には、月の満ち欠けのような変化はないわけで、逆に言えば、当人は変わってしまったのかもしれません。美しくも哀しい歌に思えます。
宮嶋いつく
★0
こっそりしまった月は、自分だけのもの。
満ちたり欠けたりさせはしないとも、もしくはもう生命が止まったものとも読めて、どちらにしても強い想いが伝わってきました。
どう読んでも、とてもロマンチックです。
もも
★0

ウサギの耳も折りたたまれて

出詠名 もも
2 / 16 ×4 ×6 ×5 ×1

互選名 のぅてんき村田一広404notF0816きいロサ・ブラックティー藤 かづえ木蓮みちくさつんいずみ 美帆nonたん古志野光きつね静ジャックもも

選評名 冬の月をロケットに運んだ時に月のウサギも一緒だったのですね。長い耳は邪魔なので折りたたんだという発想が楽しいです。じゃぁ月本体はどうしたんだろうといろいろ想像したくなります。
きい
★0
小さなロケットの中では、うさぎも小さくなって、耳をたたんで入っているのかな、と思ったら、なんとも可愛らしかったので選びました。
ロサ・ブラックティー
★0
その目線なかったです。可愛い。
みちくさ
★0
長いお耳をペタンと折りたたんだうさぎが浮かび思わず微笑んでしまいました。可愛らしくてSFっぽくて好きです
いずみ 美帆
★0

 ふたつ集めてともだちにする

出詠名 静ジャック
3 / 13 ×3 ×5 ×5 ×1

互選名 知己凛村田一広雀來豆いちかわあさひロサ・ブラックティーあかり木蓮蟻男nonたん蝶番もも宮嶋いつく静ジャック

選評名 月をふたつという表現がなんともファンタジックで、上の句の不思議感に合っていると思います。
知己凛
★0
ふたつ、ともだちというひらがなのよさがでているなって思った。
いちかわあさひ
★0
月が二つ並ぶ情景を想像するととても幻想的です。
木蓮
★0
なぜかドラゴンボールを少し連想。
ちょっとわくわくした歌です。
蝶番
★0

 逃走犯は星から星へ

出詠名 吉川みほ
4 / 13 ×2 ×7 ×2 ×1

互選名 のぅてんき雀來豆404notF0816きいロサ・ブラックティーあかり蟻男ももきつね静ジャック宮嶋いつく吉川みほ

選評名 逃走犯という言葉遣いに惹かれました。
月から次はどこへ逃げるのでしょう。楽しい下の句です。
404notF0816
★0
月を盗むたぁ太ぇ奴だッ(笑)
コミカルで絵本のような雰囲気が好きです。
蟻男
★0
どんな目的があって、どこへ行くのか。この世界観が好きで、連作で読んでみたくなりました。この逃走犯は悪い人じゃないですよね、きっと。
きつね
★0
私はなんだかルパン三世が思い浮かんで、楽しくなりましたよ。
もも
★0

とじこめたのは生き物係

出詠名 雀來豆
5 / 12 ×2 ×6 ×5 ×1

互選名 のぅてんき知己凛村田一広404notF0816きいロサ・ブラックティー藤 かづえあかりみちくさきつね静ジャック宮嶋いつく雀來豆

選評名 月は生き物だったんですね。発想が面白いなあと思いました。
404notF0816
★0
「生き物係」に温かな独創性を感じました。
藤 かづえ
★0

 朝には消える翼を僕に

出詠名 いちかわあさひ
6 / 8 ×1 ×4 ×5 ×1

互選名 吉川みほ知己凛村田一広ロサ・ブラックティー藤 かづえみちくさ坊斎もも古志野光静ジャックいちかわあさひ

選評名 夢の中で君に逢いに行くから 
夜の間だけ 
月まで駆ける翼をください
みちくさ
★0
「朝には消える翼」、ロマンチックです。
藤 かづえ
★0

ママに内緒のうさぎの飼い方

出詠名 蟻男
7 / 8 ×1 ×4 ×5 ×1

互選名 吉川みほ村田一広404notF0816いちかわあさひロサ・ブラックティーみちくさ坊斎いずみ 美帆静ジャック蟻男

選評名 ちいさなロケットペンダントのなかに秘密のうさぎを飼っている。と読みました。ミニマムな中にファンタジックな光景が閉じ込めてあることにとても惹かれた。
吉川みほ
★0
こっそり、と内緒が近いなぁと思ったが、景がいいので並。
いちかわあさひ
★0

月見うどんのようなまんまる

出詠名 つん
7 / 8 ×1 ×4 ×5 ×1

互選名 村田一広雀來豆いちかわあさひロサ・ブラックティー藤 かづえあかり蟻男nonたん静ジャック宮嶋いつくつん

選評名 卵が「月」みたいな形だから月見うどん。それを「月見うどんのようなまんまる」な月と詠んだところがとても楽しい。
静ジャック
★0
単純なのになぜかとても楽しい。
雀來豆
★0
月を月見うどんととらえるところに面白みがあっていいなぁと思った。
いちかわあさひ
★0
卵が先か、鶏が先か、のような比喩(そもそも月見うどんは月みたいだから月見うどんなのでしょうから)なのですが、なぜか楽しいです。
藤 かづえ
★0

ひとりで待ってる君を見つけた

出詠名 木蓮
8 / 8 ×1 ×4 ×3 ×1

互選名 村田一広404notF0816ロサ・ブラックティー藤 かづえ坊斎もも古志野光静ジャック木蓮

選評名 「君」を「冬の月」として読んでみました。月がこっそりとロケットの中に忍び込んでいるのを見つけた。月は貴方に見つけてもらうのを待っていた。ラブストーリー。ひょっとして貴方は地球?
静ジャック
★0
「ひとりで待ってる君」の姿を見つけたときのときめきが感じられました。
藤 かづえ
★0

進路そのまま、しばし憩えよ

出詠名 坊斎
9 / 8 ×0 ×6 ×4 ×1

互選名 吉川みほ雀來豆404notF0816きいロサ・ブラックティー木蓮つん蝶番静ジャック坊斎

選評名 ロケットの遊覧飛行。憩うという言葉にノスタルジックな宇宙といった感じ伝わる。「進路そのまま」というのが自動運転ではないかな、と想像され、楽しくも地上から遠く離れた微かな孤独も感じられました。月と進路がくっついてるのが、見た目のバランスでそこだけ漢字三つがかたまって見えるのが、気になる気がしました。
吉川みほ
★0
上の句のメルヘンチックなロケットから急に厳めしい海賊が現れた!みたいで面白いなぁと思いました。
きい
★0

誕生日まで秘密にしよう

出詠名 藤 かづえ
10 / 8 ×0 ×6 ×3 ×1

互選名 村田一広ロサ・ブラックティー蟻男いずみ 美帆nonたんもも静ジャック宮嶋いつく藤 かづえ

選評名 大切の人の誕生日にロケットの中に隠した冬の月を見せてあげる。ロマンチックに仕上がってますね。ばれないように気をつけて!
静ジャック
★0
素敵なプレゼントです!お相手の方にバレない様にこっそりですね♥何回目の二人でお祝いするお誕生日なのかしら、もしかして、お子様へのだったり?と空想が広がりました
いずみ 美帆
★0

さよなら相棒来世で会おう

出詠名
11 / 6 ×2 ×0 ×1 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー坊斎静ジャック

選評名 極めて主観的な言葉に、評をするのもおこがましくて書けませんでしたが、ちょっとジンときました。今回、上の句のお題も難しく、下の句に至っては多様だったので、悩みました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
今生の別れと分かっていながら何も告げずに発った、けれどそうすることは見抜かれていたようです。最後の縁は冬の月。少しマクガフィンな感じもしますが、綺麗な贈り物です。
坊斎
★0

叶わなかった恋の思い出

出詠名 宮嶋いつく
12 / 6 ×0 ×4 ×6 ×1

互選名 村田一広きいロサ・ブラックティー藤 かづえみちくさ蟻男もも古志野光きつね静ジャック宮嶋いつく

選評名 これはネックレスのロケットの方でしょうか。悲しい恋の相手を冬の月に喩えているのかもしれません。ロケットを開けるたび月は美しくしかし冷たく光を放つことでしょう。せつないですね。
きい
★0
叶わなかった恋と月との取り合わせにきゅんとしました。
藤 かづえ
★0

ハレーに会えるドキドキしてる

出詠名 知己凛
13 / 6 ×0 ×4 ×4 ×1

互選名 のぅてんき村田一広404notF0816ロサ・ブラックティー木蓮蝶番もも静ジャック知己凛

選評名 月がロケットに乗って、彗星に会いにいくんですか!!追いつけるでしょうか(^^)ワクワクですね。
ロサ・ブラックティー
★0
「冬の」月にもう少しこだわりが欲しかったけれど、月が自ら会いたいから出向いていくという発想はとても楽しいと思いました。
もも
★0

さらって今夜会いに行きます

出詠名 きつね
14 / 5 ×1 ×1 ×6 ×1

互選名 いちかわあさひきいロサ・ブラックティー藤 かづえ木蓮nonたん静ジャックきつね

選評名 誰に逢いに行くのだろうってわくわくした。 さらうがすこしこっそりと合わないかもしれないが、今回は展開的によいと思う。
いちかわあさひ
★0
冬の月を浚うように攫うのでしょうか。見事な技で、しかし派手さも音もなく目的を果たす怪盗のように思いました。上句の静かな雰囲気を壊さずに動きを与えています。

★0

地球に置いてきぼりのまま

出詠名 蝶番
15 / 5 ×1 ×1 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーあかりつん坊斎静ジャック蝶番

選評名 字足らずなのがもったいないのですが、イメージがとても好きです。好きな漫画を思い出してぐっときます。
つん
★0

いて座に射られて柄杓がすくう

出詠名 のぅてんき
16 / 5 ×0 ×3 ×4 ×1

互選名 吉川みほロサ・ブラックティーあかりもも古志野光静ジャック宮嶋いつくのぅてんき

選評名 ダイナミックなスケール感が楽しいです。
吉川みほ
★0
冬の星空の景を見て描いたと思われる、壮大なスケールがいいですね。
宮嶋いつく
★0

孤独な<kana>時間<:>とき</kana>が光を放つ 

出詠名 きい
17 / 4 ×1 ×0 ×5 ×1

互選名 404notF0816ロサ・ブラックティー木蓮蝶番古志野光静ジャックきい

選評名

ハネムーンへと旅立つうさぎ

出詠名 いずみ 美帆
18 / 4 ×0 ×2 ×6 ×1

互選名 のぅてんき村田一広きいロサ・ブラックティーつん蝶番もも静ジャックいずみ 美帆

選評名 月と言うとうさぎを連想する人が多くて楽しいです(^^)さらに、月とうさぎとセットで蜜月旅行ってHappyすぎ。
ロサ・ブラックティー
★0

<kana>宇宙<:>そら</kana>高く飛べどこまでも行け

出詠名 404notF0816
19 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 知己凛きいロサ・ブラックティー木蓮つん静ジャック404notF0816

選評名

秘めごとはまだ宵闇のもと

出詠名 ロサ・ブラックティー
20 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 村田一広みちくさ坊斎静ジャックロサ・ブラックティー

選評名


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data神無月の歌会下弦の部H28.10.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3みちくさ

最黄+2吉川みほ

最緑+2宮嶋いつくきつねいずみ 美帆

上下+1木蓮きつねきい藤 かづえ宮嶋いつくいちかわあさひ知己凛吉川みほみちくさ雀來豆404notF0816つん静ジャック蝶番蟻男坊斎古志野光ロサ・ブラックティー村田一広

初回+1いずみ 美帆

欠評-1のぅてんき

六連+3静ジャックいちかわあさひ藤 かづえ宮嶋いつく404notF0816

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


みちくささんが初の下弦首席でした

通算50回出席: 村田一広

通算30回出席: 静ジャック

通算10回出席: 坊斎

連続50回出席: 村田一広

連続30回出席: 静ジャック

連続10回出席: 坊斎


ありがとうございました 花

神無月の歌会下弦の部