師走の歌会
夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智
平成28年度 師走の歌会『上弦の部』
詠草リスト
特選(2点)×1票 |
並選(1点)×2票 |
次選(0点)×∞票 |
互選(2点)×1票 |
初夢が敷き詰められてきた道に
出詠名
雀來豆
首席 / 14点 特×5 並×2 次×3 自×1
互選名 村田一広木蓮ロサ・ブラックティー404notF0816きい藤 かづえ静ジャックえさいミホ宮嶋いつく自雀來豆
選評名
「道」は人生なのでしょうか?どんな初夢なのか想像ができないのにもかかわらず、美しい彩を感じまして(^^)選びました。
ロサ・ブラックティー
★0
夢を敷き詰めた道を想像すると楽しくなります。初夢も色々あるでしょうが、きっときらきらしてそうですね。
木蓮
★0
多くの人の初夢が敷き詰められているのか、毎年の初夢が積み重なってきたのか、展開が分かれそうですが、道というワードからして、新玉の年にこれから進んでいく感じがして、一月らしさを感じます。
宮嶋いつく
★0
水仙は無人販売風が吹く
出詠名
えさい
2席 / 12点 特×4 並×2 次×5 自×1
互選名 村田一広木蓮きつね坊斎ロサ・ブラックティーみちくさきい藤 かづえいちかわあさひ雀來豆静ジャック自えさい
選評名
清々しい情景が見えるようでした。「風が吹く」で、人気のなさの静けさが強調され、売られている水仙の香りまでが漂って来るように感じました。
ロサ・ブラックティー
★0
水仙の花は半日陰の風通し(?)の良いところに咲いているイメージがあります。無人販売のいかにも寒そうなところが実にそれらしくて共感しました(笑)
きい
★0
無人販売で売られている水仙の凛とした様子、風が吹いても花が咲いている様子がいい。
いちかわあさひ
★0
水仙の体感温度が伝わるようです。あるいは出荷前に水仙の手入れをした人の。
坊斎
★0
「--- 海 茫洋として 一人旅」
ロサ。ブラックティー
★0
手のひらでゆっくり溶けるぼたん雪
出詠名
木蓮
3席 / 12点 特×4 並×2 次×4 自×1
互選名 知己凛坊斎ロサ・ブラックティー悠みちくさきい藤 かづえ蟻男静ジャックえさい自木蓮
選評名
雪ってなぜか手とか頬とかで受けてみたくなるんですよね。冷たさとか溶け方とかを肌で感じそうなリアル感が好きです。
きい
★0
ぼたん雪であることがよいと思いました。ほわ~んと風に乗って君のてのひらにたどり着いたんだね。
みちくさ
★0
情景は美しくて好みですけど、積雪のある地域に住んでいる者としては、牡丹雪のような水分を多く含んだ雪は、もう少し春に近くなってから降る印象なんですよね。
宮嶋いつく
★0
「ーーー 澄んだ空(くう)へと昇華して行き」
ロサ。ブラックティー
★0
初夢の続きを待っているのです
出詠名
きい
4席 / 10点 特×0 並×8 次×5 自×1
互選名 村田一広木蓮きつねロサ・ブラックティー悠404notF0816藤 かづえ蟻男いちかわあさひ雀來豆えさいミホ宮嶋いつく自きい
選評名
シンプルでちょっと物足りない気もしますが、いろいろと展開できるのではないかなと思います。
きつね
★0
いい夢だったら、続きが見れないかなぁとか思いますよね。そしてそれが、現実であったらもっとステキ。
ロサ・ブラックティー
★0
初夢に誰が出てきたのか、心がうきうきしている様子がいいです。
いちかわあさひ
★0
「ーーー ねえ ねえ あなた 今年もよろしく(^^)/」
ロサ・ブラックティー
★0
あかぎれをひとつふたつとなぞっては
出詠名
悠
5席 / 9点 特×2 並×3 次×2 自×1
互選名 村田一広ロサ・ブラックティーみちくさ藤 かづえ静ジャックえさいミホ自悠
選評名
冷たい水に触れる機会が多いのでしょう、ひとつふたつとできた「あかぎれ」、痛々しいです。全部ひらいてあるのは何故かなあ、きっと下の句で明かされるのでしょう。
静ジャック
★0
あかぎれ、何をするにもつらいですよね。様々な下の句が考えられそうです。
藤 かづえ
★0
「--- 嘆いた君の手を包みたい」
ロサ。ブラックティー
★0
元旦にツンと静まる窓の外
出詠名
知己凛
6席 / 6点 特×0 並×4 次×3 自×1
互選名 村田一広木蓮404notF0816きいいちかわあさひ静ジャック宮嶋いつく自知己凛
選評名
「シン」でなく、「ツン」という所が、新年で襟をただした、よそ行きの感じがして、面白いです。
ロサ・ブラックティー
★0
私もツンがいいなと思いました。元旦の気持ちの締まるような空気感ですね。
きい
★0
ツン、としているところに個性があってよいと思います。
いちかわあさひ
★0
「--- 行き交う者もしずしずと過ぎ」
ロサ。ブラックティー
★0
ポケットに突っ込む指に触れたもの
出詠名
みちくさ
7席 / 5点 特×1 並×1 次×3 自×1
互選名 知己凛ロサ・ブラックティー藤 かづえ雀來豆静ジャック自みちくさ
選評名
自由度があって、いちばん下の句のイメージがふくらみそうです。
ロサ・ブラックティー
★0
ポケットというアイテムを選択されたところがいいと思いました。
下の句で何が飛び出すのかワクワクします。
知己凛
★0
なにが触れたのかを想像すると楽しい下の句が付きそうです。
藤 かづえ
★0
「--- 畳んだ紙は 君のアドレス」
ロサ・ブラックティー
★0
悴んだままの両手で打つLINE
出詠名
きつね
7席 / 5点 特×1 並×1 次×3 自×1
互選名 村田一広ロサ・ブラックティー蟻男雀來豆静ジャック自きつね
選評名
冬らしい歌、余韻が残ってうまく下句に繫がっていくと思いました。
雀來豆
★0
「LINE」という今風のものを持ち出したことで面白い上の句になったと思います。「悴んだ」との取り合わせが絶妙。
静ジャック
★0
正月に蛸を揚げてるサザエさん
出詠名
静ジャック
8席 / 5点 特×1 並×1 次×2 自×1
互選名 村田一広きつねロサ・ブラックティー悠自静ジャック
選評名
「たこあげ」を勘違いしてしまったのですね。クスッとしました。皆がどんな下の句をつけるのか気になる上の句です。
きつね
★0
もしかしたらワザとかも知れませんね。何か臨場感があります(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
凧の要領で空に揚げているのを想像して、あのOPのようなユーモラスさを感じました。
でも実は空に揚げているのではなく、台所で蛸の天ぷらか唐揚げかを調理しているのでは……と考えがよぎりました。
悠
★0
月かげも丸く落ち着く小正月
出詠名
ロサ・ブラックティー
9席 / 5点 特×0 並×3 次×5 自×1
互選名 村田一広木蓮坊斎404notF0816きい雀來豆静ジャックミホ自ロサ・ブラックティー
選評名
まさに「丸く落ち着く」雰囲気が出ていると思います。
雀來豆
★0
脳髄が凍死しかけて午前五時
出詠名
宮嶋いつく
10席 / 5点 特×0 並×3 次×4 自×1
互選名 村田一広知己凛坊斎ロサ・ブラックティー悠404notF0816ミホ自宮嶋いつく
選評名
外で警備とかしているのでしょうか。すごくリアルでインパクトがありました。
ロサ・ブラックティー
★0
たこ焼きとついでに日記買う君を
出詠名
いちかわあさひ
11席 / 4点 特×0 並×2 次×4 自×1
互選名 村田一広木蓮ロサ・ブラックティー雀來豆静ジャックミホ自いちかわあさひ
選評名
新年を迎えて日記を書き始めようとしているのかな?でもメインで買うのはたこ焼き!というところがいいですね。その「君を」・・・さて下の句はどうなるのでしょうか。
静ジャック
★0
嫁が君未だ師走と梁を駆け
出詠名
坊斎
12席 / 4点 特×0 並×2 次×3 自×1
互選名 きつねロサ・ブラックティー404notF0816雀來豆えさい自坊斎
選評名
人間が新年で落ち着いてしまったのに、ネズミだけが、年が明けたことに気づかず忙しそう(^^)という所が、ほのぼのとして可愛らしく、微笑ましく感じました。
ロサ・ブラックティー
★0
「--- 人世(ひとよ)の居間は茶の香り」
ロサ。ブラックティー
★0
字足らず(^^;)だった・・「--- 人世の居間は茶の香り立ち」カナ
ロサ・ブラックティー
★0
初夢をゆっくり語る人の目に
出詠名
藤 かづえ
13席 / 3点 特×0 並×1 次×6 自×1
互選名 木蓮ロサ・ブラックティー悠きい蟻男静ジャック宮嶋いつく自藤 かづえ
選評名
その人は恋人ですか?恋人なら君がよかったな。
みちくさ
★0
見た夢の話を聞くのが好きです。
そもそも 取り留めもないものなので、ゆっくり ゆっくり、
零した夢を拾いあげながら話しているように感じました。
蟻男
★0
お年玉 使うは自由なんだけど
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/the69/sing-for.month.jp/public_html/open.php on line 597
月POINT
順位 | 筆名 | 首席 | 投句 | 選句 | 特選 | 偏差 | EX | 合計 |
---|
EX内訳
最優+3:雀來豆
最黄+2:きい
最緑+2:藤 かづえ
欠評-1:えさい
六連+3:木蓮蟻男
のの+1:全員(管理人欠席のため)
開催後記
雀來豆さんが通算3回目の上弦首席でした
通算80回出席: 悠
通算50回出席: きい
通算回出席: ロサ。ブラックティー
連続80回出席: 悠
連続50回出席: きい
ありがとうございました