連歌の花道『新月ノ歌会』

水無月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成29年度 水無月の歌会『上弦の部』

今月は7月の季語を詠んだ上の句を提出ください


 季語リストに未掲載でも7月に関連する語であれば構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×3票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

夕立に降られて答えをひとつ出す

出詠名 柳原カシス
欠席 / 15点 ×3 ×7 ×4 ×1

互選名 知己凛えんどうけいこ木蓮天田銀河小泉夜雨きつねロサ・ブラックティーきいもーたろ蟻男藤 かづえ宮嶋いつく柳原カシス

選評名 どんな答えを出したのでしょう。些細なきっかけによって、何か決断したりすることはありますよね。夕立のイメージで、あまり幸せな答えではないように感じられました。
えんどうけいこ
★0
「雨降って地固まる」のように、めでたしめでたしで終わるか、逆にちょっと悲しいものにするか、下の句次第でドラマが変わりますね。面白いと思います。
知己凛
★0
これだけできれいにまとまっているのに、下の句がつくとより広がりがあるような気がして素敵だと思いました。
天田銀河
★0
何かを諦めるようなそんな決断を思いました。
きつね
★0
「-- 私は私で良かったのだと」(ポジティブ方向で)・・杉谷さんおじゃましてスミマセン(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

冠宵を待つ 藍の浴衣の差し色に

出詠名 もーたろ
首席 / 12点 ×3 ×4 ×2 ×1

互選名 幸香木蓮衣未(みみ)天田銀河小泉夜雨ロサ・ブラックティーきいもーたろ

選評名 黄色かな…朱色かな…想像が膨らみます。宵を待つに妖艶な雰囲気もプラスされたように感じました。
幸香
★0
お祭りの夜でしょうか。「差し色」を持ってきたところがいいなあと思いました。下の句を考えるのが楽しみです。
きい
★0

自動ドアの開けばよぎる夏つばめ

出詠名 きい
3 / 12 ×2 ×6 ×5 ×1

互選名 えんどうけいこ衣未(みみ)柳原カシス天田銀河うた猫きつねロサ・ブラックティーみちくさもーたろ坊斎藤 かづえ宮嶋いつくきい

選評名 情景を想像して、いいなと思いました。下の句を付けてみたいです。
衣未(みみ)
★0
ツバメが低く飛ぶと雨が降る、なんて言われますよね。この後の情景が見てみたくなる歌だなぁと思いました。
うた猫
★0
つばめがひゅんと飛んでいくのが見えるようです。自動ドアと夏つばめ、二つの動きによって新鮮な句になっていると感じました。
藤 かづえ
★0

水鉄砲うだる暑さを撃ち抜いて

出詠名
4 / 11 ×2 ×5 ×5 ×1

互選名 知己凛えんどうけいこ幸香柳原カシス天田銀河きつねロサ・ブラックティーきい404notF0816もーたろ藤 かづえ

選評名 暑いさなか、水鉄砲をとばして遊ぶ生き生きとした様子が伝わってきます。
えんどうけいこ
★0
水鉄砲の飛沫が夏の強い光を受けてキラキラしている絵が浮かびました。すてきですね。
きい
★0
暑いのが大の苦手なので水鉄砲の爽快感に惹かれました。「撃ち抜いて」の激しさ、強さが爽快感をよく演出していると思います。
藤 かづえ
★0

白百合の毒に溺れてゆけたなら

出詠名 うた猫
5 / 11 ×2 ×5 ×2 ×1

互選名 えんどうけいこ木蓮天田銀河小泉夜雨ロサ・ブラックティーきい404notF0816もーたろ宮嶋いつくうた猫

選評名 白百合は清楚なのですがどことなく艶っぽい花のように思います。その毒に溺れたい。
この後の下の句の展開を見たいと思いました。
木蓮
★0
百合の香りは本当に毒らしいですが、あの匂いの好きな人なら、・・とこういう歌も時には、下の句をつけてみたいと思いました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
「-- 翅に紅さし落ちてもみよう」・・などと(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

めくるたび<kana>潮騒<:>しおさい</kana>聞こゆ海の日に

出詠名 小泉夜雨
6 / 10 ×2 ×4 ×6 ×1

互選名 えんどうけいこ幸香木蓮うた猫きつねロサ・ブラックティーきい404notF0816もーたろ坊斎藤 かづえ小泉夜雨

選評名 「めくる」と表現されているということは、三島由紀夫の小説でしょうか。海の日に読書をしている作者の姿を思い浮かべました。
えんどうけいこ
★0
ページの終わりに来て、集中が途切れると波の音が聞こえる。と、海の日に海に来て読書をしている様子がありありと浮かびました。短い言葉の中で、鮮やかな情景描写が素敵でした。
ロサ・ブラックティー
★0
日めくりカレンダーを連想しました。毎年買っていて、めくって「海の日」の文字を目にすると潮騒の音が浮かぶ、という。上評を見て、読みの可能性の広さにも惹かれました。
坊斎
★0
ああカレンダーという考え方があったんですね(^^)
「-- こっそり貴方を予約してある」・・想像しました(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

七月のクリームソーダは生き物で

出詠名 404notF0816
7 / 9 ×3 ×1 ×2 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーきいみちくさ蟻男宮嶋いつく404notF0816

選評名 ぱちぱち弾ける泡の上にあるクリームは、確かに少し生き物めいているかもしれないなと感じました
かわいらしい上句だなと思います!
小泉夜雨
★0
なんだかそんな気がしてきました。
みちくさ
★0
クリームソーダは主体に どんな表情をみせたのか。
主体はクリームソーダを どんな顔して見てるのか。
日常にしてもフィクションにしても
シチュエーションを考えるのが楽しいと思いますッ
蟻男
★0

ソーダ水溢したような夜の空

出詠名 きつね
8 / 8 ×1 ×4 ×5 ×1

互選名 知己凛木蓮柳原カシス小泉夜雨ロサ・ブラックティーきい404notF0816もーたろ宮嶋いつくきつね

選評名 泡のひとつひとつが瞬く星を表しているのでしょうか
静かで、少しすずしい夏の夜を感じることができる、素敵な上句だと思いました
小泉夜雨
★0
夏の夜は湿度が高いせいか水の中にいるような感覚になることがあります。ソーダ水に喩えることで爽やかさも加わって好きな上の句です。

★0
濃い水色の空でしょうか。さわやかな夏の夜空を想起させます。
404notF0816
★0
「-- 切なくあまい泡沫(うたかた)の星」・・美味しそう(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

雷がふいにやさしい夜だから

出詠名 天田銀河
9 / 8 ×0 ×6 ×6 ×1

互選名 えんどうけいこ幸香木蓮うた猫小泉夜雨ロサ・ブラックティーきい蟻男藤 かづえ宮嶋いつく天田銀河

選評名 雷をやさしいと感じることはあまりないと思うので目をひきました。作者はどんな心境なのでしょう。
えんどうけいこ
★0
雷がやさしいというのもギャップがあり、おもしろいですし、「ふいに」というのがひとつ鍵になっているように思います。普段はこわい存在が見せる優しさのような、例えるなら、大長編ドラえもんの時のジャイアンみたいな。
宮嶋いつく
★0
「-- 自分の影から立ち上がろうか」・・雷のゴロゴロがデスメタルのドラムのように癒しに感じるんです。異常かなぁ
ロサ・ブラックティー
★0

夕立を連れて故郷を発つ貴方

出詠名 蟻男
10 / 7 ×1 ×3 ×4 ×1

互選名 えんどうけいこ幸香木蓮衣未(みみ)柳原カシスロサ・ブラックティーきいみちくさ蟻男

選評名 これも、すごく好きなのですが、7月に故郷を発つというのは、どういう状況なのだろうと、思いをはせました
ロサ・ブラックティー
★0
「-- 涙は今度に取って置くの」・・杉谷さんのを見ていたら浮かびました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

朝5時の光に濡れる青林檎

出詠名
11 / 6 ×1 ×2 ×4 ×1

互選名 えんどうけいこ木蓮衣未(みみ)小泉夜雨ロサ・ブラックティー坊斎宮嶋いつく

選評名 林檎の生育についてはよく知らないのですが、この青林檎はまだ熟していない初々しいものと捉えました。夏の勢いのある日の出とともに浮かび上がる果樹園。朝露に光る青林檎の様は想像するだに美しい。
もーたろ
★0

想い出は遠雷に似た不思議さで

出詠名 藤 かづえ
12 / 6 ×0 ×4 ×4 ×1

互選名 知己凛えんどうけいこ幸香天田銀河うた猫ロサ・ブラックティーきい404notF0816藤 かづえ

選評名 雷のゴロゴロという音に癒しを感じる自分なので(^^;)。今回選ぶのが難しかったのですが、どうもいつも、同じ人に入れている気がします。
ロサ・ブラックティー
★0
「-- 記憶の端を撫でて過ぎ行く」・・雷すきです(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

サイダーの泡よしばらく消えないで

出詠名 えんどうけいこ
13 / 5 ×1 ×1 ×2 ×1

互選名 知己凛ロサ・ブラックティー蟻男藤 かづええんどうけいこ

選評名 時を止めたいのでしょうか。消えてしまうものを消えないでという願望をどのように成就させるか、下の句をつけてみたくなりました。
知己凛
★0

湯上りにパイナップルを味わって

出詠名 衣未(みみ)
14 / 5 ×0 ×3 ×1 ×1

互選名 幸香ロサ・ブラックティーきい藤 かづえ衣未(みみ)

選評名 暑い日の湯上りに冷えたパイナップルはすっごく美味しそうですね!
きい
★0
「-- 肌もお腹も異国に潤う」水分大事(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

ソーダ水の海に沈めた思い出を

出詠名 みちくさ
15 / 4 ×0 ×2 ×5 ×1

互選名 えんどうけいこ天田銀河小泉夜雨ロサ・ブラックティーきい404notF0816藤 かづえみちくさ

選評名 ソーダ水に何か思い出があるのでしょうね。あの美しい色を見るといろいろ詩ごころが湧いてきそうです。下の句で飛躍させたいと思いました。
きい
★0

水面には海月のような満月と

出詠名 知己凛
16 / 4 ×0 ×2 ×0 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー知己凛

選評名 なんと申しますか。満月をクラゲにたとえた、このフワフワ感がたまらなかったんです(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
「-- 夜にたゆたふ私のこころ」なんか・・ゆるふわですなぁ(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

雨あがり虹のたもとに駆けていく

出詠名 木蓮
17 / 3 ×0 ×1 ×5 ×1

互選名 知己凛えんどうけいこ小泉夜雨ロサ・ブラックティーきい藤 かづえ木蓮

選評名 やさしい色合いの色鉛筆で描かれたような景色が目に浮かびました。
きい
★0
「-- 会いたい人に間に合うかしら」・・間に合え~!!(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

見はるかすラベンダーの端(は)暮れなずみ

出詠名 ロサ・ブラックティー
18 / 3 ×0 ×1 ×4 ×1

互選名 えんどうけいこ天田銀河きいみちくさロサ・ブラックティー

選評名 遠くまで伸びたラベンダー畑の端はもう暮れている、とても美しい風景だと思いました。
きい
★0
一面のラベンダー畑。その背景は、暮れそうでなかなか暮れないでいる空。
青く淡く、明るくはない空。美しくもどこか寂しさを誘う、ノスタルジックな光景だと思いました。

★0

雷神が二階の窓を叩く音

出詠名 宮嶋いつく
19 / 2 ×0 ×0 ×4 ×1

互選名 えんどうけいこロサ・ブラックティーきいもーたろ宮嶋いつく

選評名 雷さまが大暴れしているのでしょうか、風も雨も激しいのだとおもいます。上の句で音から入る面白さ、下の句が楽しみです。
きい
★0
「-- 夜這いするならこっそり来てよ」ahahaha
ロサ・ブラックティー
★0

梅雨晴れの日差し刺さって日傘越し

出詠名 幸香
20 / 2 ×0 ×0 ×2 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーもーたろ幸香

選評名 「さ」の音を多用することで強い夏の日差しをうまく表現していると思います。今年の夏は酷暑らしいし・・・
静ジャック
★0
「ーー 呟く『美白は手放したくない』」雨の間の雲が引いた時の日差しって痛い!ホント(^^)b
ロサ・ブラックティー
★0

陽光が海を水母を透過して

出詠名 坊斎
21 / 2 ×0 ×0 ×1 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー坊斎

選評名 「海」や「水母」が透き通っている様を、「陽光が」「透過して」という角度から捉えたところが秀逸だと思います。「陽光」「透過」など漢語を敢えて用いているところもチャレンジングですね。
静ジャック
★0
水底から水面を見ている様な気がしたのは、私だけだろうか(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

惜しみなくプールサイドに降りそそぐ

出詠名 静ジャック
22 / 1 ×0 ×1 ×4 ×0

互選名 えんどうけいこ幸香きつねロサ・ブラックティー坊斎

選評名 惜しみなく降り注ぐのは夏の陽光、そして眼差し。そのさきにどんな美しい女性がいらっしゃるのか・・・。私のこの想像が膨らむと、少々エロティックな下の句になってしまいそうです。
もーたろ
★0

七月の試験の前の頭痛かな

出詠名 えさい
23 / 1 ×0 ×1 ×1 ×0

互選名 知己凛ロサ・ブラックティー

選評名 高校の期末考査かな?試験を前に頭痛になってしまったとも、試験の存在そのものが頭痛の種なのだとも取れます。下の句次第ですね。僕の場合試験はいつも頭痛の種でした。
静ジャック
★0
「-- 明けの休みを目指して耐えよ」(^^;)ガンバレ~
ロサ・ブラックティー
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data水無月の歌会上弦の部H29.06.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3もーたろ

最黄+2柳原カシス

最緑+2小泉夜雨天田銀河

初回+1天田銀河

欠票-1静ジャックえさい

欠評-1柳原カシスえさい

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


もーたろさんが初の上弦首席でした

柳原カシスさんは選句欠席で残念賞でした... (ノ_・。)

通算80回出席: 知己凛

通算10回出席: 小泉夜雨

連続70回出席: 知己凛

連続10回出席: 小泉夜雨


ありがとうございました 花

水無月の歌会上弦の部