連歌の花道『新月ノ歌会』

葉月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成30年度 葉月の歌会『上弦の部』

今月は9月の季語を詠んだ上の句を提出ください


 季語リストに未掲載でも9月に関連する語であれば構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×3票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠下の名で不意に呼ばれる夕月夜

出詠名 キール
首席 / 21点 ×4 ×11 ×5 ×1

互選名 NATURAシフォン甘酢あんかけ常盤このはさちもーたろかくとだにきい寿々多実果きつね藤 かづえロサ・ブラックティー衣未(みみ)つる知己凛静ジャック蟻男えさいキール

選評名 暮れてゆく時間の中で、夜に向けてこのお二人はどうなっていくのでしょうか? 楽しみです。夕月夜という艶のある言の葉が、この後の展開を暗示しているようでもありますね。
シフォン
★0
若いふたりなのかな?長く連れ添って普段はおーいとかしか言わないのかな?どんな関係なのかを下の句でみてみたいです。
寿々多実果
★0
甘やかでロマンチックな雰囲気が好きです。下の句で深まる物語を見てみたいと思いました。

★0
緑しか入れていなくて申し訳ないのですが(^^;)・・友達同士のような二人が、いちにち遊んでいて、打ち解けた夕方、ふいに下の名で呼ばれて、ドキッとした瞬間・・・と思わないでも、なかったんですけどね(^^
ロサ・ブラックティー
★0
下の句にどのような展開がつくかがとても楽しみだなと思いました。

一つ上の方にお願いがあるのですが、選評の段階で「緑」をいれた、とかいう表現はふさわしくないのではないかと思います。
次回以降は歌に対する内容のみにしていただきたいです。
この意見が見当違いでしたら申し訳ありません。
知己凛
★0
一つ上の書き込みをした者です。
評を入れている間に他の方が発言されていたので、その前の方になります。申し訳ありません。
知己凛
★0
ハッそうだった!自分でバラしてしまった(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
最初からダントツ1位だった(確か)、追い風の様な評を書いていながら、対して、選に関してはお粗末な事しかしていなかったのでね(^^;)申し訳ない・・その辺の葛藤が、ポロッと出てしまったんですね。
ロサ・ブラックティー
★0
赤と黄を入れた方には、必ず評を書く様にしているものですから(^^)そして、「選評」は選んだ理由を書いているものですから、読み返してみますとメチャクチャ「入れました」「選びました」って書いてますね(^^;)しかも、「赤入れました」って書いてるのも一つ発見!(@△@;)
ロサ・ブラックティー
★0

<kana>蓑虫<:>みのむし</kana>に不器用な奴みつけたり

出詠名 蟻男
2 / 16 ×4 ×6 ×4 ×1

互選名 キールシフォン常盤このはさちきい寿々多実果きつねロサ・ブラックティー衣未(みみ)知己凛静ジャックえさい蟻男

選評名 あたたかい目線にクスッと嬉しくなる句ですね。私も不器用なので、作者に惚れてしまいそうです。
常盤このは
★0
からかいや憐み、不器用なものとしての共感などが混じり合っていると想像しました。
さち
★0
蓑が上手にできないのか、うまくぶら下がれないのか……不器用なところを自分に重ねて見ているようで優しさを感じます。
寿々多実果
★0
主体は不器用な蓑虫に自身を重ねているのでしょう。主体の優しさと不器用さを感じる上の句だと思いました。
きつね
★0
アリで、こいつとろいなあ、と仲間意識を感じながら眺めていたことを思いだしました。不器用な蓑虫ってどんなんだろう?
静ジャック
★0

日暮れまであくびを我慢する案山子

出詠名 きい
3 / 13 ×3 ×5 ×5 ×1

互選名 キール甘酢あんかけ常盤このはさちかくとだに寿々多実果きつねロサ・ブラックティー衣未(みみ)知己凛静ジャック蟻男えさいきい

選評名 誰も見ていない頃やっとあくびをするのですね。お疲れさま。一日中退屈そうな案山子と田畑の長閑な情景が浮かんできます。
常盤このは
★0
可愛い案山子さんですね。この案山子をどのように下の句でドラマにするか、考えるのが楽しみです。
知己凛
★0

茄子紺の帳(とばり)重ねて夜の奥

出詠名 ロサ・ブラックティー
4 / 12 ×4 ×2 ×6 ×1

互選名 シフォン甘酢あんかけさちかくとだにきい寿々多実果衣未(みみ)つる静ジャック蟻男えさいロサ・ブラックティー

選評名 夜の闇の深さがひしひしと伝わってきます。そこには何が・・・?
きい
★0
濃い夜の向こうに何があるのだろう。一日の終わりに、何かが始まる予感。
甘酢あんかけ
★0

蟷螂にドン・キホーテと名付ければ

出詠名 常盤このは
5 / 10 ×1 ×6 ×3 ×1

互選名 NATURAキールさちもーたろきいきつねロサ・ブラックティー静ジャックえさい常盤このは

選評名 この異種のものの命名はハマっている。スペインの野にあるカマキリが威嚇する様子はあたかも風車に挑もうとするドン・キホーテそのものに見えてくるからおもしろい。
もーたろ
★0
人間にも向かってくるような、逃げないカマキリは・・・コワイ(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
蟷螂の斧という言葉がありますが、蟷螂を風車に立ち向かうドン・キホーテと重ねたのでしょうか。
下句での展開を考えるのが楽しみです。

★0
蟷螂をドン・キホーテと重ねたからこの上句になったのだと後になって考えが及びました。申し訳ありませんでした。

小説の主人公の名を付けられた蟷螂。より親しみが湧きそうです。

★0
「どいて~!」「踏むよ~!」と言いながら、つまんで退かす勇気がない(><;)
ロサ・ブラックティー
★0

縁側を桃がひと玉散歩する

出詠名 静ジャック
6 / 9 ×1 ×5 ×5 ×1

互選名 甘酢あんかけさちもーたろ寿々多実果藤 かづえロサ・ブラックティーつる知己凛えさい静ジャック

選評名 幼子が顔ほどもある桃を抱えて、うれしそうに縁側を行ったり来たり。微笑ましくもあり、またどこか懐かしさを感じさせる。
もーたろ
★0
景がぱっとうかぶ句ですね。散歩するというのがいいと思いました。
知己凛
★0

君とゆく月夜の道の影は濃く

出詠名 甘酢あんかけ
7 / 9 ×1 ×5 ×4 ×1

互選名 NATURAキールさちきい藤 かづえロサ・ブラックティー知己凛静ジャック蟻男甘酢あんかけ

選評名 月夜の道を、このお二人は何を思いながら歩いているのでしょうか?影が濃い分、二人それぞれの思いも濃くなっていくようで、下句への展開が楽しみです。
NATURA
★0
秋の美しい満月が作り出す影はとても濃いのでしょう。
どうつなげるか、楽しみな句です。
知己凛
★0
皆様、読んでくださってありがとうございました。お花、そして、評をいただけうれしいです、今後の参考にさせていただきます!
甘酢あんかけ
★0

ひと口で肘までしたたる梨の汁

出詠名 寿々多実果
8 / 8 ×1 ×4 ×5 ×1

互選名 甘酢あんかけ常盤このはきいきつね藤 かづえロサ・ブラックティー衣未(みみ)静ジャックえさい寿々多実果

選評名 ジューシーさをうまく表現しておられ、大変シズル感がありますね!食べたくなってしまいました!
甘酢あんかけ
★0
秋を食べているような気持ちになりますね。
衣未(みみ)
★0
梨のみずみずしい様子、思わず食べたくなりました。
藤 かづえ
★0

慎ましく光る涙は竜胆に

出詠名
9 / 6 ×0 ×4 ×7 ×1

互選名 キールシフォン甘酢あんかけさち寿々多実果ロサ・ブラックティー衣未(みみ)つる静ジャックえさい

選評名 光る涙は、竜胆にかかっている露か、はたまた、竜胆を手にした人の現実の涙か。古風な感じもして、詩情があると思いました。
ロサ・ブラックティー
★0

えんえんと続くかのよな秋旱

出詠名 つる
10 / 5 ×1 ×1 ×4 ×1

互選名 もーたろ寿々多実果藤 かづえロサ・ブラックティー静ジャック蟻男つる

選評名 まさに今年の秋にぴったりのような秋日照り。
もーたろ
★0
タイムリーな下の句を見てみたいです(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

虫の音の重なってゆく深夜には

出詠名 藤 かづえ
11 / 5 ×0 ×3 ×8 ×1

互選名 キールシフォン甘酢あんかけさちきいロサ・ブラックティーつる知己凛静ジャックえさい藤 かづえ

選評名 聴覚から秋を感じる素直な詠み方がいいなと思いました。下の句への広がりも期待できそうです。
きい
★0
鳴いている虫の数が段々と増えていくのでしょうか。闇の中で、虫の音だけなのが、時間の経過と、何か清澄さも感じられて美しく思いました。
ロサ・ブラックティー
★0

密やかな恋を邪魔するくつわむし

出詠名 きつね
12 / 5 ×0 ×3 ×5 ×1

互選名 NATURAキール常盤このはさちもーたろ藤 かづえロサ・ブラックティー蟻男きつね

選評名 うちの近辺では聞いた事がなかったので、ネットで調べて
動画で初めてその聲を聞きました。
こいつぁー野暮な鳴き方(笑) でも、
雄が鳴いてるって事は、これも愛の言葉なんでしょうね。
蟻男
★0

<kana>男郎花<:>オトコエシ</kana> <kana>女郎花<:>オミナエシ</kana>ほど知られねど

出詠名 NATURA
13 / 4 ×1 ×0 ×5 ×1

互選名 キール常盤このはさちロサ・ブラックティー静ジャック蟻男NATURA

選評名 私も女郎花は知っていますが、男郎花は知りませんでした。このお歌を見て、早速調べたのですが男郎花もかわいらしいお花ですね。女郎花の方が華やかですが…男郎花、女郎花という名前のおもしろさとこのお花のもつ秋らしさがいいなと思いましたし、「知られねど」から下句へ繋げていく楽しさがこのお歌にはあるなと思いました。
キール
★0

台風の進路でつながる君と僕

出詠名 シフォン
14 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 キール常盤このはもーたろきいロサ・ブラックティー静ジャックシフォン

選評名 君と僕は、遠距離恋愛中なのかな?それとも今は別れてしまった幼馴染みとかなのかな? 台風が二人の住んでいるところを通る予報が出ているのでしょう。そんなことにも縁を感じている主体の純粋な気持ちが伝わります。
藤 かづえ
★0
「ここ台風スゴイ事なってる!!!」「ホント?だいじょうぶ~」「いや、今度そっち行くんじゃない?」「え~~~」・・・などと
ロサ・ブラックティー
★0

三時なら酸っぱい葡萄でも食べる

出詠名 さち
15 / 4 ×0 ×2 ×3 ×1

互選名 寿々多実果ロサ・ブラックティー静ジャック蟻男さち

選評名 酸っぱいものはそもそも苦手なので三時でも何時でも食べたくないですが、何故三時なら食べられるのだろう?その不思議さがいいですね。
静ジャック
★0

手にはバトン 走れ走れ君を抜く

出詠名 かくとだに
16 / 4 ×0 ×2 ×1 ×1

互選名 藤 かづえロサ・ブラックティーつるかくとだに

選評名 これもちょっと気になりました。単純に運動会の様子としてもいいけれど、抜きたいと思っている「君」は誰だろう?とか、手にしたバトンは、じゃあ誰に渡すのかな?とか考えてしまう。
ロサ・ブラックティー
★0
「-- 高鳴りを今 分かち合う瞬間(とき)」・・かなぁ(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

百まではまだまだかなと云う祖母に

出詠名 CIPHER
17 / 2 ×0 ×2 ×4 ×0

互選名 NATURAキールかくとだに衣未(みみ)知己凛静ジャック

選評名 下の句への展開が面白そうだと思いました。
知己凛
★0

剥いた梨じょうずに掴み子が食べて

出詠名 衣未(みみ)
18 / 2 ×0 ×0 ×4 ×1

互選名 甘酢あんかけさち寿々多実果ロサ・ブラックティー衣未(みみ)

選評名 やっと自分で食べ物を持つことが出来るようになった幼子が美味しそうに梨を食べる様子、梨のみずみずしさと小さな子の生命感がよく合っていると思いました。
藤 かづえ
★0
選のときには書かなかったのですが、「じょうずに掴み」が、拙いながら素手で梨を握っている幼子の様子がよく表されていると思いました。
ロサ・ブラックティー
★0

頬つたう風の涼しき秋日和

出詠名 知己凛
18 / 2 ×0 ×0 ×4 ×1

互選名 キール藤 かづえ静ジャック知己凛

選評名 秋の清々しい風を感じました。今年は夏が暑すぎたのでこんな秋日和が待たれます。
藤 かづえ
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data葉月の歌会上弦の部H30.08.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

連続+2キール

最優+3キール

最黄+2キール

最緑+2藤 かづえ

初回+1シフォン

欠票-1CIPHER

欠評-1つるかくとだにCIPHER

六連+3さちえさい

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


キールさんが先月の下弦から連続首席でした

連続10回出席: キール きい ロサ・ブラックティー 静ジャック 甘酢あんかけ 寿々多実果  藤 かづえ きつね NATURA 衣未(みみ) 知己凛 


ありがとうございました 花

葉月の歌会上弦の部