連歌の花道『新月ノ歌会』

葉月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成31年度 葉月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×5票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠ひとりの夜に香る<kana>灯火<:>ともしび</kana>

出詠名 芍薬
首席 / 25点 ×4 ×15 ×6 ×1

互選名 ゆりこ万間みいやキールほのふわり遠野 かなみさちさかなかな甘酢あんかけNATURA詩のぶ藤 かづえ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー黛カイリ袴田朱夏きい古志野光天田銀河榊 康西鎮知己凛静ジャック文月芍薬

選評名 「香る灯火」に、やられた!と、つくづく思いました。八朔の曇りなきオレンジ色が、柑橘系に共通するあの涼やかな香りを伴って火のように薄ぼんやりと夜闇に浮かぶ様子が浮かびます。それにつけても、その八朔はひとりの夜に見られるもので、ノスタルジックな気分を静かに味わえます。ありがとうございました。
万間みいや
★0
上の句に太陽が使われているのでなんとなく昼のイメージでしたが、下の句でがらりと雰囲気の変わる一首となりました。八朔の香りをほのかに感じるひとりの時間。八朔は「太陽を閉じ込めたまま」ともしびとなり、主体にそっと寄り添っている。言葉の選び方が丁寧で浮かび上がる情景がとても美しいです。
きい
★0
太陽の香り、でしょうか。夜にただようその香りをかがせてくれるような一首になっていると思いました。
袴田朱夏
★0
太陽を閉じ込めた八朔そのものだけでなく、その香りごと灯火となって夜を照らしているように感じられます。その灯火は人を癒すと同時に元気づけてもいると思いました。

★0

置かれていたり無人の駅に

出詠名 きい
2 / 20 ×5 ×8 ×5 ×1

互選名 キールりん2遠野 かなみ甘酢あんかけ藤 かづえ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー芍薬黛カイリ袴田朱夏古志野光天田銀河榊 康西鎮静ジャック文月きい

選評名 八朔の存在を際立たせる下の句に仕上がっており、一番印象に残りました。違和感のない繋がりが好きです。

無人の駅に置かれているだけなのに、(あえて、『だけ』と使いますが)構図として、とても絵になります。
私がイメージしたのは、待合室の木のベンチに置かれている八朔です。何かの目的があって、置かれたのだろうか…それとも、忘れ物なのか…その八朔を目撃した人たちは、きっと気にかけるでしょう。
切ない時間の流れも見えてきて、一首としてステキな仕上がりだと思います。
遠野 かなみ
★0
八月の八朔は、まだ大きくなっていないので、戯れなのか、純粋に実のなっていたそれが欲しかったのか、誰かが取ってしまったのでしょう。無人の駅に置かれている、というシチュエーションが、手折った相手がどういう者だったのだろうと想像させる、そんな余韻も感じまして、絵になる情景だなぁと思いました。そして「太陽を閉じ込めたまま」が、まだ熟れていない状態、と言っている様にも感じられました。
ロサ・ブラックティー
★0
追。枝から外された八朔の実は、もう成長する事がないというのと、「無人の駅」にひしひしと寂寥を感じます。
ロサ・ブラックティー
★0
歌を見た瞬間想起される風景としてはずば抜けているように感じました。実際に柑橘がそこここに転がっているような地域に住んでいますが、無人駅と「八朔」という取り合わせという点に(実際には見たことはありませんが)不思議な懐かしさを覚えました。
この八朔は誰かが置いていったか、あるいは置き忘れたのだろうと思いましたが、その「誰か」にまで想像が膨らむ秀歌であるように思います。
黛カイリ
★0
太陽、と、無人駅、がよく対照されていると思いました。自身は満たされているはずの八朔も、無人駅という空虚な空間を満たすことはできません。
袴田朱夏
★0
「太陽を閉じ込める」という少しキザっぽい上の句を、素朴で無機質な「日本の夏」に着地させているようで、とても好きです。とかく、オチを求めがちな最近の短歌に比べ、日本語の響きの美しさと郷愁を素材のまま味わうことのできる、素敵な歌だと思います。
古志野光
★0
太陽をいっぱい浴びた八朔がポツリと置かれた駅…美味しそうでも置いてあるもの食べられない…ですが、風景として凄く八朔の力強さが感じられて好きです。
文月
★0
こんなにたくさん評を頂いて感激です!皆さんに丁寧に読んで頂いたことをとても嬉しく思います。このきらきらした八朔の上の句を作られたほのふわりさんにも感謝します。
本当にありがとうございました!
きい
★0

下弦の月に分かたれてゆく

出詠名 黛カイリ
3 / 14 ×3 ×6 ×7 ×1

互選名 万間みいやほのふわり遠野 かなみさかなかな藤 かづえロサ・ブラックティー芍薬きい古志野光天田銀河榊 康西鎮知己凛静ジャック文月黛カイリ

選評名 八朔の果実の黄色い輝きは太陽(の恵み)によって持たされたものですが、それを同じように太陽によって輝かされている月に見立てている所が興味深く、月を愛でる九月の歌に相応しいと思いました。また果実の形を下弦の月と形容されている所が美しい。分かたれてゆくとの表現も万華鏡を覗いたように中央から花のように開いてゆく感じです。
榊 康
★0
下弦の月が八朔を切る刃物のように煌めいていると読みました。八朔も月もそれぞれが美しく存在感を出していますね。
きい
★0
太陽から月へ、上の句から下の句への流れがとても詩的で美しいな、と思いました。
静ジャック
★0

ちいさな両手に包まれている

出詠名
4 / 14 ×1 ×10 ×4 ×1

互選名 キールさちNATURA詩のぶ藤 かづえ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー芍薬袴田朱夏きい蟻男榊 康西鎮静ジャック

選評名 八朔が子供のちいさな手に抱えられていると読みました。大きな太陽とちいさな両手が引き立てあうようです。八朔が宝物のように、子供の未来のように輝いているように感じました。
きい
★0
上のかたも書かれているように、宝物のように大事にされている八朔を想像できました。ドラゴンボールみたい。
袴田朱夏
★0

君なき卓に燦々と照る

出詠名 NATURA
5 / 12 ×3 ×4 ×5 ×1

互選名 キールほのふわりさち甘酢あんかけ詩のぶ藤 かづえロサ・ブラックティー天田銀河蟻男榊 康静ジャックNATURA

選評名 「君なき卓」のあとに「燦々と照る」がくることによって、君のいない寂しさがより強く感じられる下の句だと思いました。明るい上の句と対照的な下の句ですが、上の句の「太陽」と下の句の「燦々と」が呼応しているようで、一首全体にまとまりがあると思いました。
キール
★0
君なき卓と燦燦と照る八朔の対比が効いています。とても静かな情景のようで、八朔の中はものすごいエネルギーがたまっているのが感じられ、ただごとじゃない感じが魅力的でした。君の喪失感、君への思いが、太陽を閉じ込めた八朔によって、あぶりだされていくような感じもします。好きな歌でした。
甘酢あんかけ
★0

淋しい指のささやきを聞く

出詠名 キール
6 / 12 ×1 ×8 ×8 ×1

互選名 ゆりこさかなかな甘酢あんかけNATURA詩のぶ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー袴田朱夏きい古志野光天田銀河榊 康西鎮知己凛静ジャック文月キール

選評名 八朔は皮が固いので手だけでは剥くことが困難です。太陽を閉じ込めているような八朔に憧れたまま、ただただ撫でている指を想像しました。何かもっと別のことの象徴のようにも思えます。「指のささやきを聞く」という表現が素敵ですね。八朔は太陽のような情熱を秘めて待っているのかもしれません。
きい
★0
指のささやきが淋しい…夏の終わり、また食べられてしまう生命の終焉、が、さびしくさせるんでしょうか。考えさせられる下の句です。
袴田朱夏
★0
「淋しい」は指とささやきと、どちらにもかかっているように感じました。
八朔と指との距離感というか親密さを、実際に皮を剥いている、触れているという情景だけでなく、ほんの小さな声をも聴き取ってしまえるようなというところにも表現されているのが素敵だなと思います。

評を書き込もうとして時間をオーバーしてしまいました。
結果発表後で申し訳ないのですが・・・
天田銀河
★0

母のサラダで月舟となり

出詠名 榊 康
7 / 12 ×1 ×8 ×7 ×1

互選名 キールさち甘酢あんかけNATURA詩のぶ藤 かづえ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー芍薬袴田朱夏古志野光蟻男知己凛静ジャック文月榊 康

選評名 サラダに柑橘系のものをごろんと使うのは難しく、歌にするのも冒険が必要だったのではと推測します。しかし、母のサラダ、とすることで説得力が生まれました。あえて、月舟、としたのも、月の色とのイメージのつながり、また太陽との対照が目立って面白いと思いました。太陽を閉じ込めた月舟の八朔を食べた自分は、あなたは、どこへ漕ぎ出すのか。母の、のやさしいイメージに包まれつつ、生命力あふれる、おいしそうな一首になっていると思います。
袴田朱夏
★0
袴田朱夏さま
温かな評に特選まで贈って頂きとても嬉しかったです。サラダですがハイカラだった祖母の影響か我が家のサラダは時折何かしらの柑橘系が入っておりました。ネーブルはなかなか入れてもらえず八朔やグレープフルーツが主でした。太陽との対照として月舟を面白いと掬って頂き、それまで評が無かったので感慨に耽っておりました。評は励みになります!
袴田さまのTwitterで新聞花壇への投稿でのご活躍を知り、とても嬉しく思いつつ20首拝読させて頂きました。詠い方が富んでいてとても楽しませて頂きましたが
 初雪がまつ毛にとまる 近すぎて見えないことがあるのだと知る
 おはよ雪う雪ござ雪います雪ベッドか雪ら見えるはつ雪
 花びらを忘れたと言いおさな児が十秒止めた春の嵐電
が特に心に留まりました。暑い日が続きますが体調を崩されませぬよう何卒ご自愛くださいませ。ありがとうございました(^o^)/。
榊 康
★0
皆様へ
歌を鑑賞して頂き、また票を投じて頂き感謝申し上げます。
榊ですが一か月に及ぶ梅雨寒からの連日の猛暑という天候に踊らされ、猛暑と言えど もうしようがないことですが 踊り疲れたカツオ節 状態です。
皆様体調を崩されませぬよう、また台風等自然災害に気を付けて!来月の新月の歌会でお会いしましょう(^o^)/~。
榊 康
★0
榊様、熱い&厚い返信をありがとうございます。八朔のサラダ、榊様のご家庭で出されていたものなんですね。黄色の鮮やかな月舟がいくつも並んでいるところをくっきりと想像できました。新聞歌壇20首をお読みいただいたとのこと、感激しております。挙げてまでいただいて、誠にありがとうございます。うれしいです。榊様もお体に気をつけて、元気でお過ごし願います。
袴田朱夏
★0
袴田朱夏さま
お返事ありがとうございます。「月舟がいくつも並んでいるところをくっきりと想像できました」とのお言葉有難いなぁ~と思いました。あみもの短歌の歌を評と共にTwitterに載せられているコーナーも楽しませて頂いてます。歌いたいだけの方が多い中で、袴田さまは本当に短歌を愛されてる方だと伝わってきます。ありがとうございました。
榊 康
★0
自分も短歌普及のために何ができるか考えないといけないな。まずは新月の歌会に興味を持ってもらえるよう何ができるか、そこから考えてみ~よおっと(^_^)。
榊 康
★0

龍に握られ黄泉へと向かう

出詠名 甘酢あんかけ
8 / 11 ×2 ×5 ×5 ×1

互選名 万間みいや遠野 かなみNATURA衣未(みみ)ロサ・ブラックティー黛カイリきい天田銀河榊 康西鎮知己凛甘酢あんかけ

選評名 他の下の句より、ズバ抜けている発想力でした。
一寸、飛距離として、かなり大胆に飛ばしたな…と思いましたが、太陽を閉じ込めている八朔であることから、それぐらいのほうがバランスとしてちょうど良い…と詠み手は決めたのではないか……という考えにたどり着きました。
幻想的で、どこか中国を思わせる雰囲気も好きです。黄泉へと向かった後のストーリーも知りたくなりました。
遠野 かなみ
★0
龍の握っていた金の玉は、実は八朔だった、という(@@)しかも、「太陽を閉じ込めてある」とは!すごいパワーを感じます(^^)そして、そのエネルギーを持って黄泉へ行って何をしようとしているのか。黄泉の闇を照らそうとしているのか。こういうストーリー的なのも好きです♡
ロサ・ブラックティー
★0
一目惚れの歌でした。上の句を活かした発想もさることながらストーリー性が有りました。太陽を閉じ込めた様な眩いばかりの物で、漆黒に包まれた黄泉を照らそうとしているのですね。龍は青龍でしょうか(^_^)。
榊 康
★0
発想力に脱帽でした。
映像もしっかり浮かびますし、太陽と黄泉の対比もいいと思いました。
知己凛
★0
NHK短歌「旅」第三席おめでとうございます!バンザーイ\(^o^)/再放送録画して視聴します!!
榊 康
★0
ありがとうございました!

龍を祀っている寺社ってあるので、お供え物の八朔を持って、黄泉へ行くこともあるかもなあ~と思い詠みました。

榊さま
おお!NHK短歌に気づいてくださりありがとうございます!運を使ってしまいました…(^^;
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけ様
甘酢さ~ん、見ました!見ました (^_^)> 先生の「旅という非日常にあって着火剤という俗っぽい具体物に注目され、このように詠い上げた所が良かったです!」とのお言葉にうん♪うん♪おお!となってました。この歌は一回で覚えられるほど、言葉のチョイス・組み合わせ・配列がよく、よどみなく読め心にスッと入り込んで来る歌でした。1席の斎藤秀雄さんの歌もシビレタ~!2席の歌も好き!では失礼 あっ!運ですが貯められるそうです。重版出来というドラマで語ってました。失礼しま~す(^_^)/~。
榊 康
★0
榊 康 さま
わ~見てくださって本当にありがとうございます。うれしいです、感想までいただけるなんて、感激です!ちっちゃい範囲の歌なんですが、あの時間ってちょっと自分にとって特別で(^^)。一席、二席、のお歌、私も大好きで、あ~脳が短歌を読んで喜んでいる!と感じました!それ以外の入選の歌も、感動しました!運よく選んでもらったけど、ほんとうにまだ、恥ずかしながら良し悪しがちゃんと自分でわからない段階で、勉強が必要だなと常々思っております。私は、みんなが評価している歌のよさを、自分が理解しきれなかったりします。鑑賞能力が低いのです…。なので、そこを鍛えようとしています!

榊さんはドラマがお好きなんですね!最近はバタバタして朝ドラくらいしか見れていないので残念!笑
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけ様
お返事ありがとうございます。「脳が短歌を読んで喜んでいる!」共感します!いい歌に出逢うと短歌を作る元気頂けますよね!
下の句首席歌を僕なりに分析(^_^)。今回は<さみしさ✖ぬくもり型>に香りを添えた下の句であり、秋のテイストにあっていたように思いました。今回の榊の歌も芍薬さんの前回首席歌を参考にさせて頂きました。未草・八朔と植物が第三句に置かれ似ていた為、今回は繋がずほどく発想で詠ってみました。今回のもちゃっかり拝借予定(^_^)v。日曜劇場が好きで今は「ノーサイド・ゲーム」を録画で視聴。心に沁みるセリフでやる気を充填(^_^) まだまだ暑い日が続きますが体調を崩されませぬよう何卒ご自愛くださいませ。失礼します<(_ _)>。
榊 康
★0
涼しくなってきましたが、まだ夏はそこらへんに居そうですね!

今回の主席のお歌は、静けさと香り、そして、光という視覚的な刺激が加わり、読み手に美しい景色をみせてくれましたね!季節感もたっぷり!

私は、この歌会あたりだったら良さがなんとなくは掴めるのですが、難しい短歌の専門誌などの冒頭にあるような「いわゆるすばらしい歌」を、鑑賞しきれなくてもどかしい思いですごしています・・・(^^;もう、みんな頭よすぎて私にはついていけないんだと、ちょっと落ち込み気味です。苦笑

榊さんは、本当にロジカルで、ほかの方のいいところしっかりつかみ、自分のうたに取り入れて実践して、PDCAをしっかり回しているようにお見受けします!すごい!私は、何となくになっていたと反省・・・。

榊さんの今回のお歌の感想、ちょっと言わせてください。私は緑のお花を入れました。太陽と月という、陰陽という世の摂理を思わせるような大きな概念がさりげなく盛り込まれていていいなと思いました!サラダというさわやかな具体も、彩り豊かな鮮やかなイメージがわいて楽しめました。母というのも温かみがありますね!もう少し上位にいかなかったのは、私の中でたまたまイメージがしやすくて、発見というか、脳が驚く感触が弱めだったことが原因でした。でも、いいお歌だな~と思っていました!(^^)ご感想いただけるのが、私はうれしいので、ご参考にはならないかもしれませんが、書かせていただきました!

ドラマ、いいせりふとか、ありますよね~~!心に残って、元気の種にできる感じの!(^^)
甘酢あんかけ
★0
子供が外で遊ぶには危険な気温の夏が悲しい。夏こそ多くの生き物に出逢って欲しい。カマキリ先生もそう願ってると思います。線路端でコオロギが鳴いてました。秋の足音がし始めましたよ(^_^)。

新月の歌会でご一緒させて頂いてからの短歌及びTwitterで芍薬さんを知る機会が増えました。今回は灯火という温もりで余韻を残し、締めくくった所に芍薬さんをまた少し知ることができたように思います。榊もう20歳若ければ、ラグビーみたいですが芍薬さんの独走に立ちはだかり、私にしか詠えない発想・表現で大いにぶつかってみたかったのですが、今は皆さんの歌をヒントに、なんとか詠えてる状況です(^_^;)。
  
詠まれている感情がこみ上げてくる具体的日常場面に、落とし込んで説明されると分かり易いのですが、学者みたいな評ありますよね。私も難しい用語を並べ立て大した情報を発してない経済レポートに困惑してます。頭のいい人の話は多くの人に伝わるよう先ず結論を先に述べ、そこから具体例を交えながらよく言葉を選び筋道も明瞭、聞いていて心地良いものです。鑑賞は純粋な好奇心で単純に楽しんでいて欲しいです。なんとか理解しようと苦痛が伴うようでは短歌そのものがしんどくならないか心配です!

読ませて頂いて今気付きました!他の方の歌を分析しアレンジする過程を楽しんでいたのだと。甘酢様が何となくなんてとんでもないです!一言では語り尽くせず次回秋の夜長に甘酢夜話で(^_^)。

とても丁寧な歌の評を頂き感激!袴田様もですが歌いたかったことを全部拾って頂き感謝の極みです!!常緑樹に鈴なりの黄色い果実、目を見張ります。サラダにしたのは常緑樹の緑をサラダに映し月舟となった果実を際立たせる試みでした。また果実を月舟と表現した所を9月の歌として楽しんで頂けたらと思いました。陰陽と彩り鮮やかなイメージを楽しんで頂けたことが嬉しかったです。少し緩くなっていた自分もズバリ見抜かれてますね(^_^)正直告白します。作った感触が<真ん中より上に行けそう>ぐらいで(それでも私には大変なことですが)最近投稿してました。甘酢さまの期待に応え、新たな発見で脳も刺激し、首席も見えてきそうな歌を詠いたいのですが全力が出ません。言葉も風と共に去ったみたいで。何より創作エネルギーの源である好奇心がエンスト気味です。歌詞を読んで気分的にでも盛り上がろうとしてはみたのですが・・・。第一次引き際かもしれません(^_^;)。

ドラマ「石ノ森章太郎物語」より姉が章太郎にあてた手紙の一節
愛され続ける人はちゃんと愛を返してる人ですよ。
遠い昔ですが日曜劇場「JIN-仁」より花魁のセリフ
泣いても一生、笑っても一生。ならば今生、泣くまいぞ。
「僕らは奇跡でできている」よりウサギとカメの競争で何故カメはウサギを起こしていかなかったのかも興味深かったです。

会話のキャッチボールがしやすいようお返事書いて頂き有難うございました(^o^)/。
榊 康
★0
逆に読みにくくなってしまっていた気も致します(^^;・・・
おしゃべりも短歌の楽しみですね!またまたいろいろ教えてください!
勉強になるし楽しいです!
甘酢あんかけ
★0

切られあの日の夏ほとばしる

出詠名 さち
9 / 10 ×1 ×6 ×7 ×1

互選名 りん2ほのふわり甘酢あんかけNATURA衣未(みみ)芍薬袴田朱夏きい天田銀河榊 康静ジャック文月さち

選評名 「ほとばしる」でとりました。上の句「太陽を閉じ込める」に呼応し、実を剥いたときの溢れんばかりの香りや果汁の豊かさを非常に的確に伝えている一語であると思います。正直このような下の句が詠みたかったのに単語が思い浮かばず諦めたので、変な話ですがありがとうございます🍊
りん2
★0

誰も死なない夢を見ている

出詠名 ほのふわり
10 / 10 ×0 ×8 ×8 ×1

互選名 万間みいやりん2さかなかな甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティー芍薬黛カイリ袴田朱夏天田銀河蟻男榊 康西鎮静ジャック文月ほのふわり

選評名 八朔は広島生まれの柑橘だそうですね。この八朔の木はあの夏を知っている・見てきたかのようで、<できれば起きて欲しくなかった>・<夢でみんなの笑顔を見ていたい>との思いが伝わってきます。
榊 康
★0
上評の者です。すみません上の句との呼応について書いていませんでした。
自分を育んでいる太陽のような温かさを内に秘め、見ている環境を同じような温かさで見守りたい八朔の気持ちが伝わるようです。失礼しましたm(_ _)m。
榊 康
★0
榊 康さん、素敵な評をありがとうございます!
この評を読んだとき、鳥肌が立ってしまいまして。といいますのも、この下の句は本当に、降ってきた、としか言いようがないのです。考え始めて10秒くらいでパッと浮かんで、何故だか「もうこれしかない」という感覚になって出した下の句でした。評を読んで、八朔が広島生まれの果実だということを知り、榊 康さんの解釈を読んで、このうたの正体を教えていただいたように思えました。不思議な経験でした。
素敵な下の句をたくさんありがとうございました。読んでいてとても楽しかったです。
ほのふわり
★0
ほのふわり様
こちらは ほのふわり様が八朔は広島生まれであることをご存じで、それに合わせて創作されたものだと思っておりましたが、お返事を読ませて頂き下の句そのまま降って来たとのことに鳥肌が立ちました。こんな事あるんですね。お返事ありがとうございました(^_^)。
榊 康
★0

色なき風に口づけをする

出詠名 ゆりこ
11 / 9 ×2 ×3 ×7 ×1

互選名 キールほのふわり遠野 かなみさち甘酢あんかけ詩のぶ藤 かづえ芍薬袴田朱夏天田銀河榊 康静ジャックゆりこ

選評名 「色なき風」に惹かれました。太陽の色と色のない風との口づけ、想像の世界にしかありえないのですが、詩情を感じました。
藤 かづえ
★0
色なき風、素敵な響きですね。太陽を宿した八朔の口づけで、どんな色に変わるのか。文字を読んでいるだけなのに、不思議と柑橘の香りがしてくる気がして、爽やかな歌だなぁと感じました。
詩のぶ
★0

風邪を引く子のため買われけり

出詠名
12 / 9 ×1 ×5 ×6 ×1

互選名 キールさちさかなかなNATURA衣未(みみ)ロサ・ブラックティー蟻男榊 康西鎮静ジャック文月

選評名 風邪を引いた子を癒す、優しい八朔の黄色を感じました。
衣未(みみ)
★0
その子のため用意をした方の思い、
そして ひいては丹精込めて八朔を作られた
農家さんの思い、それら温かな感情こそが
“太陽”なのかな と、農家の孫は考える次第です。
蟻男
★0

児の初めてのしかめ面になる

出詠名 袴田朱夏
13 / 9 ×1 ×5 ×5 ×1

互選名 キールほのふわりさち甘酢あんかけNATURA藤 かづえ衣未(みみ)ロサ・ブラックティー芍薬榊 康袴田朱夏

選評名 とてもかわいい一首ですね。上の句の「太陽」とも相まって、明るくてあたたかな印象を受けます。酸っぱくてしかめ面をする、というのは一種の防衛反応でもあります。きっとこの児は、これからの人生、酸いも甘いも知っていくのだろうなぁと、ちょっと飛躍して思いを巡らせてしまいました。
ほのふわり
★0
しかめ面には八朔の酸っぱい匂いでなったのでしょうが、上の句の比喩でいけば閉じ込められた太陽が開放される瞬間であり、眩しいものを見た時もこういう表情をするんだろうなという事が推察されます。上の句のファンタジー成分を生かしつつ実感寄りの着地にしたバランス良い一首だと思いました。
さち
★0
各種票、お読みくださりありがとうございました。ほのふわり様、さち様、丁寧に評をくださりありがとうございました。ちなみにこの児、は、私自身です。母親に昔聞いた話をもとに詠みました。
袴田朱夏
★0

夏に生まれた吾子を見守る

出詠名 衣未(みみ)
13 / 9 ×1 ×5 ×5 ×1

互選名 ゆりこ遠野 かなみさちさかなかな藤 かづえロサ・ブラックティー芍薬きい榊 康西鎮静ジャック衣未(みみ)

選評名 春に咲く柑橘の花、太陽を閉じ込めて次第に丸くなる実は、成長していくお子さんを窓の外から暖かく温かく見守ってくれているかも知れないですね。
さかなかな
★0
買ってきた八朔がリビングに置かれていても良いし、古き良き家屋の庭に八朔の木があっても良いし、赤ちゃんを見守る明るい光としてとても良いアイテムだなと思いました。
芍薬
★0

冬の朝まで静かに眠る

出詠名 りん2
14 / 7 ×1 ×3 ×3 ×1

互選名 万間みいやさちさかなかなロサ・ブラックティー榊 康静ジャックりん2

選評名 待つことは信じること、眠りから覚めてあなたがまだいることを信じたいとわたしは思う。
ゆりこ
★0
八朔が実際市場に出回るのは、冬ぐらいからだと思っているのですが、その熟成されていく過程が、美しく詠まれていると思いましたし、単に八朔だけでなく、人間性について詠われている様にも感じられました。
ロサ・ブラックティー
★0
上の句のエネルギー溢れる太陽から、それを落ち着けるような静かな下の句が読んでいてすっと心に入ってくるようでした。整合性の取れているところも好きです。

★0

埋め立てられる海を眺めて

出詠名 古志野光
15 / 7 ×0 ×5 ×6 ×1

互選名 万間みいや遠野 かなみ藤 かづえロサ・ブラックティー芍薬袴田朱夏きい天田銀河榊 康西鎮知己凛古志野光

選評名 「太陽を秘めた八朔」を詠んでいる歌が多い中、これは、「いまだ閉じ込めたまま」と詠われているようで、埋めたてられる海も、失っていくものとして見られているようで、夏の終わりの物寂しさを感じました。また違った心情と視点だったのが、目をひきました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
八朔から埋め立てられる海への発想に驚きました。太陽や海という大きなものが閉じ込められるという繋がりかもしれませんが、何かもっとありそうな。。。。ずっと気になる一首でした。
きい
★0
海のそばにあるので、他のほとんどの歌とは違って、木に生ったままのように読みました。海という、生命の起源、象徴、舞台すら埋め立てる人間の業を、八朔はどのような気持ちで見ているのか。
袴田朱夏
★0

祈る、さえない私の朝を

出詠名 遠野 かなみ
15 / 7 ×0 ×5 ×6 ×1

互選名 ゆりこキールりん2藤 かづえロサ・ブラックティーきい榊 康静ジャック文月遠野 かなみ

選評名 どうか祈ってくれよ、そしていつかその太陽のひかりを感じたいと言う主体のこころを思いました。今はさえない私の朝だけれど、太陽を閉じ込めている八朔と同じように、自分も輝かしい何かを閉じ込めているのではないかと。
きい
★0
朝、さわやかに迎えたいものですが、なかなかそうはいかないという人は多いのではないでしょうか。これから始まる一日、憂鬱な一日を俯瞰して明るい八朔に思いを託しているところがいいな、と思います。
藤 かづえ
★0

ひとつまたひとつ ひかり ほどかれ

出詠名 藤 かづえ
16 / 7 ×0 ×5 ×1 ×1

互選名 ほのふわりさちロサ・ブラックティー榊 康文月藤 かづえ

選評名 剥かれていく八朔が、美しく軽快に詠まれているのだと思いました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

冷たい檻で明日を夢見る

出詠名 静ジャック
17 / 6 ×1 ×2 ×4 ×1

互選名 ゆりこキールほのふわりさちNATURAロサ・ブラックティー榊 康静ジャック

選評名 冷蔵庫に入れられたみずみずしい八朔が、再び外に出されることを心待ちにしている、と読みました。そしてその先には、食べられてしまうという結末が待っていますが、人に食べられることを夢見ているのであればいいのですが。
NATURA
★0

つくづく燃えて夏の残り香

出詠名 天田銀河
18 / 6 ×0 ×4 ×4 ×1

互選名 りん2さち芍薬黛カイリ古志野光榊 康西鎮天田銀河

選評名 だんだん熟していくことを「つくづく燃えて」と言い換えておられるのかなと思います。つくづくが良いです!
芍薬
★0
何と申しますか、「つくづく」に、相も変わらず・・とか・・苦笑のような、皮肉の様なものを感じるのですが・・気のせいでしょうか(^^;)
ロサ。ブラックティー
★0
上に同じく、「つくづく燃える」という表現が好きです。じんわりと確実に熟れていくような、下手すれば熟れすぎてしまうような濃さを感じました。
黛カイリ
★0

月を喰いつつ落葉を待つ

出詠名 万間みいや
19 / 6 ×0 ×4 ×2 ×1

互選名 りん2遠野 かなみさちロサ・ブラックティー榊 康西鎮万間みいや

選評名 八朔は常緑樹なので<落葉を待つ>との表現から、八朔に詠み人自身を重ねての擬人化ではと鑑賞させて頂きました。太陽の様な情熱を内に秘めなら、八朔のように酸いも甘いも知りつつ、<月を喰い>が文学的で好きなんですが、生きていくために喰らいつつも時の過ぎ行くままに月日を過ごし、情熱もいつからか充実感に変わり人生が終わるその時を静かに待つ。そのように歌から響いて来ました。
榊 康
★0

世界に溶けるひかりかきみも

出詠名 西鎮
20 / 5 ×0 ×3 ×6 ×1

互選名 キールほのふわり甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティー黛カイリ榊 康静ジャック西鎮

選評名 大きなものにはならないけれど、たくさんの中の、ささやかなぬくもりのひとつ、というのでしょうか。健気なやさしさを感じました。
ロサ。ブラックティー
★0

まろく熟れゆく未来を懐(いだ)く

出詠名 ロサ・ブラックティー
21 / 5 ×0 ×3 ×4 ×1

互選名 遠野 かなみさちさかなかな甘酢あんかけNATURA榊 康静ジャックロサ・ブラックティー

選評名 下の句を音読したときの語感が良いと感じました。
しかし、七七にぷつっと一寸の切れが入るようにも感じます。倒置法(だと思うのですが)を使わず、すんなり【未来を懐きまろく熟れゆく】としたほうが、七七の繋がりもより意識され、八朔の成長度(熟す)を伝えられる句…そして、美しい一首となるのではないでしょうか。
遠野 かなみ
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黄花下さった方々、ありがとうございますm(__)m 七・七で切れたのは必然だったみたいなのですが、これ無意識でした。評をいただいて自分の気持ちに気づきました(^^;)結構悩んだのですよ。八朔の内包する未来だけだったら「抱く(いだく)」だったのですが、太陽を秘めている事への期待が大きくなりすぎて、その未来のビジョンを心中に抱きしめる自分がしゃしゃり出てきてしまって「懐く(いだく)」になってしまったのでした(^^;)
ロサ・ブラックティー
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君に似ようや膨らみてゆく

出詠名 さかなかな
22 / 5 ×0 ×3 ×0 ×1

互選名 さちロサ・ブラックティー榊 康さかなかな

選評名 太陽の様な可能性を秘めて、日毎に成長していく八朔のように、と、『君』への愛情が、温かく、眩しく思いました。
ロサ・ブラックティー
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<妖や膨らみてゆく>に私事ですが、沖縄旅行で宿を抜け出し、一人満天の星空を眺めていた時に出逢ったコノハズクを思い出しました。こちらが驚くほど近くにやって来たので、「ホォ~オ言ってみっ」と2,3回語りかけた所、「ホォホ」と何回か返してくれました(*o*)その時妙に分かり合えた気がしました(^_^)その時の喉元の膨らみを思い出します。
榊 康
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八朔のまま夜を迎える

出詠名 蟻男
23 / 3 ×0 ×1 ×7 ×1

互選名 万間みいやほのふわりNATURAロサ・ブラックティー袴田朱夏きい榊 康蟻男

選評名 選評後失礼します<(_ _)> 一読した時思わずニヤリとしてしまいました。たとえ八朔が太陽を閉じ込めたようであっても、急に何かもっと特別な別の物に変身するわけではなく、八朔は八朔のままだと。ですが一方でそのままでもその存在には意味があり、ゆっくりでも八朔らしく成長してゆけばよいとも 歌から響いてくるのです。評が遅れ大変失礼しましたm(_ _)m。
榊 康
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あどなき女神の指に弾ける

出詠名 詩のぶ
24 / 3 ×0 ×1 ×5 ×1

互選名 ほのふわり甘酢あんかけロサ・ブラックティー榊 康文月詩のぶ

選評名 女神とあるので、ちょっとおめかしした服を着せてもらっているのでは?と思いました。母親が八朔の袋を剥いて手渡したものを、あどけない我が子が不器用に持ってしまった為、その小さな指から果汁が弾けた光景が目に浮かびます。太陽のようにまぶしい笑顔の、お母さんにとって女神の様なお子さんなんでしょうね(^_^)。
榊 康
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きみの帰りを待っているよう

出詠名 知己凛
24 / 3 ×0 ×1 ×5 ×1

互選名 ゆりこキールロサ・ブラックティー蟻男榊 康静ジャック知己凛

選評名 これもまた、八朔に、「ささやかな温もり」を見ながら、共に『君を待つ』という、主体の「小さな幸せ」が見える様な気がしました(^^)
ロサ。ブラックティー
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 君が心の欠片を満たす

出詠名 文月
25 / 3 ×0 ×1 ×2 ×1

互選名 ゆりこロサ・ブラックティー榊 康文月

選評名 解釈に自信がないのですが私なりの鑑賞を書かせて頂きました。お付き合い頂ければ嬉しいです。心の欠片ということはその前に心が砕けることがあったのだと思います。私もそうなんですがそんな時、何かに満たされ心の回復が図られたりします。心の満たされ方は色々あるのですが何か美味しい物を飲食して満たされたことも勿論ありました。それが君にとっては生命力あふれた八朔だったのかなぁと思いました。間違っていましたらお許し下さいm(_ _)m。
榊 康
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甥っ子姪っ子雨を喜ぶ

出詠名 えさい
26 / 2 ×0 ×2 ×2 ×0

互選名 ロサ・ブラックティーきい榊 康静ジャック

選評名 第三句が<八朔は>と来ているので下の句との繋がり方も気になりましたが、下の句の甥っ子姪っ子の優しさに共感します。小さいお子さんが柑橘系は乾燥に強いことを知るのはしばらく先のことで、残暑で他の植物のように弱っていると水を与えたくなったのでしょうね。ですがバケツ等で直接あげられない状況下(例えば知らない民家とか)の八朔で、気になっていた所の雨で喜んだのですね。喜ぶ様子が目に浮かび心が和みます。
榊 康
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三句切れとして読みました。つまり太陽を閉じ込めた八朔はテーブルの上にあるけれど、甥っ子や姪っ子は雨を喜んでいるよという読みをしました。「ほらここに太陽があるよ」とか「どうやって太陽を閉じ込めたの?」とかみんなでわいわいする様子が目に浮かびます。
きい
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情報量が少ない気がするので、ほとんど推量で鑑賞するしかないのですが(^^;)これは・・・八朔が太陽を閉じ込めたままだから雨?甥っ子や姪っ子が喜んでいるのは、雨が降ったら何かをしなくてすむ?・・でしょうか。
ロサ・ブラックティー
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投票終了後に失礼いたします。読み違いでしたら大変申し訳ないのですが……こちらのお歌は八月朔日の八朔として詠まれているのかなと思いました。改めて歳時記で八朔を調べたのですが、秋の季語八朔は果物のハッサクではなく、八月朔日のこととして載っていました。豊作祈願の日でもあったそうで、太陽を閉じこめたまま=雨の日の八月朔日だけれど、穀物の実りには雨も必要不可欠。知ってか知らずか、甥御さん姪御さんは無邪気に雨を喜んでいる。そんな姿に雨を喜ぶ穀物を投影させているようにも思えました。

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鮎さまの評に目から鱗が落ちました!八月朔日の八朔なら、私も上の句との繋がりに合点がいきました。あ~いい歌だったのに悔し~い。選評中に気付きたかった~。えさい様の歌に今回アハ体験させて頂きました!鮎さまありがとう!
榊 康
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搾られジュースに加工をされる

出詠名 一音乃 遥
27 / 1 ×0 ×1 ×3 ×0

互選名 ロサ・ブラックティー蟻男榊 康静ジャック

選評名 いち鑑賞者としてジュースになったその先、例えばどんなジュースになったのか、どこか旅をしたのか等 歌を読んでいて気になりだしました。
榊 康
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Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data葉月の歌会下弦の部H31.08.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3芍薬

最黄+2芍薬

最緑+2キールほのふわり

上下+1ほのふわり遠野 かなみ藤 かづえ芍薬きい知己凛キールNATURA榊 康甘酢あんかけ文月黛カイリ天田銀河西鎮万間みいや蟻男さち袴田朱夏りん2ゆりこさかなかなロサ・ブラックティー衣未(みみ)静ジャック一音乃 遥

欠票-1えさい一音乃 遥

欠評-1西鎮えさい一音乃 遥

六連+3芍薬きいNATURAキール榊 康甘酢あんかけさちゆりこ袴田朱夏衣未(みみ)りん2遠野 かなみ藤 かづえ静ジャック天田銀河万間みいや西鎮ロサ・ブラックティーさかなかな蟻男知己凛

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


芍薬さんが通算2回目の下弦首席でした

通算140回出席: 

通算100回出席: 藤 かづえ

通算10回出席: 袴田朱夏 りん2 西鎮


ありがとうございました 花

葉月の歌会下弦の部