連歌の花道『新月ノ歌会』

霜月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成31年度 霜月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×5票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠いまだけきみを旧姓で呼ぶ

出詠名 芍薬
首席 / 20点 ×3 ×12 ×7 ×1

互選名 ミウラキールロサ・ブラックティー御田すみれ藤 かづえ青山祐己蝶番さかなかな緋狐猫上ねここNATURAきい衣未(みみ)ゆりこ甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河静ジャック遠野 かなみさちえさい芍薬

選評名 学校を卒業してからだいぶ時を経て会った二人が当時の距離感のまま話をしている場面がありありと浮かびました。上の句の「鉄棒に寄りかか」っている風景をとても上手に生かした下の句だと感じました。こんな風に話をできる二人の関係、素敵ですよね。
藤 かづえ
★0
苗字で呼んでいた旧友は、年月が経っても、結婚して姓が変わっても、素ではその苗字で呼び続けてしまうものですね。年月の流れ、そして、いくら年月が経っても変わらないものが二人の間にあることが、婉曲的に表現されていて趣があります。
甘酢あんかけ
★0
学生時代に呼び慣れた旧姓で君を呼ぶことができる冬の月の下の公園か母校の校庭での二人だけのひととき。秘めた恋の行方が気になります。
NATURA
★0
同窓会の帰り、二人で寄った夜の公園、でしょうか。冷たい鉄棒と冷たい月にそそのかされて、昔の思い人のことを、昔呼んでいた名字で呼ぶ。そそのかされて、と書きましたが、鉄棒と月はこの呼びかけを許してくれているのでしょう。少しの間だけ昔に戻ってしまう代償としての冷たさ、も、主体、あるいは二人にとっては温かさなのかもしれません。上の句からここまでイメージを引き出す技量に敬意を表します。
袴田朱夏
★0

ひと息ごとに磨かれてゆく

出詠名 きい
2 / 19 ×5 ×7 ×6 ×1

互選名 万間みいやロサ・ブラックティー芍薬御田すみれ藤 かづえ青山祐己りん2蝶番さかなかな猫上ねここほのふわりゆりこ甘酢あんかけ袴田朱夏静ジャックビリでえぇよ(^_^)さちきい

選評名 吐くと天に登っていく白い息で、月が磨かれていると詠んだのはとても面白い視点だと思いました。磨かれる度に益々冴え冴えと光ってゆくのでしょう。
万間みいや
★0
ただでさえ冬の空は澄んでいますが、そこに主体の息をかけることでさらに透明になっていく。窓ガラスを拭くときもはあーって息をかけたりしますよね。そういう祈りにも似た真剣さを感じました。
芍薬
★0
真っ暗な夜空を背景にした、真っ白な雲のような息が見えてきます。ますます月の輪郭がはっきりしていくような、冬の澄んだ空気を感じました。
甘酢あんかけ
★0
鏡面のような月を想像しました。その人が今後どんな風に変わっていくのか会いたい気持ちになりました。
ゆりこ
★0
たくさんの評やお花をありがとうございました!
冴え冴えとした冬の月はほんとうに美しいですね。
きい
★0

白いひかりを順手で握る

出詠名 藤 かづえ
3 / 19 ×4 ×9 ×5 ×1

互選名 ミウラ万間みいやロサ・ブラックティー芍薬御田すみれ青山祐己りん2蝶番猫上ねここきいほのふわり甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河遠野 かなみさちえさい藤 かづえ

選評名 ありありと景が浮かびました。順手で、が上の句の鉄棒と呼応していていいなと思いました。月を見ながら月の光か月そのものを掴もうとしている主体はいまは闇のなかにいても希望の光を掴もうともがいているのだと想像しました。
ミウラ
★0
「順手で握る」という言葉がとても鉄棒らしくて懐かしいです。その鉄の部分に月の光が当たり、鈍く白く光っているのでしょう。握っても捉えられない白いひかりに含みを感じます。上の句をしっかり受けているなと思いました。
きい
★0
鉄棒の光沢の白さが、暗闇に浮かび上がっているのが見えてくるようです。あえて、順手と書くことで、鉄棒の授業を思い出している作中主体を思い浮かべました。
甘酢あんかけ
★0
情景と、鉄棒からの順手という流れの美しさでとりました。
下の句自体が一つの詩になっていて素敵です。
青山祐己
★0
順手!なつかしい。子どものころ以来のこの言葉に惹かれます。
袴田朱夏
★0

右の耳だけ心臓になる

出詠名 猫上ねここ
4 / 18 ×2 ×12 ×3 ×1

互選名 知己凛ロサ・ブラックティー芍薬蟻男りん2蝶番さかなかな緋狐NATURAきいほのふわり衣未(みみ)甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河えさい猫上ねここ

選評名 人間の体は面白く、方耳だけ何故か熱を持ってしまうことってあるので、そのことを歌われているのかなとも思いましたが、そうではなく、右側に好きな人が居て、胸の高鳴りが収まらないのを表現されているのかな!?とも思えました。かわいらしい!
甘酢あんかけ
★0
鉄棒も冬の月も冷えきっているのに、君の方を向いた右の耳だけ、そこに心臓があるように熱く脈を打っている、と読みました。「心臓になる」という言葉にインパクトがあって恋の熱量を感じます。相手の声を聞いているのか、ただ黙って並んでいるのかわかりませんが、その存在を強烈に意識しているのは確かですね。上の句とうまく対になっているなと思いました。
きい
★0
上の句での描写では 月と主体 だけなので、
主体を“独り”にするか否かは下の句しだいだったわけですが、
そのドキドキする関係性まで描かれていて
月を見ている = 横が(恥ずかしくて)見れない
という様子まで想像でき大変好きでした。
蟻男
★0

 冷たさだけが確かなことだ

出詠名 りん2
5 / 17 ×3 ×9 ×5 ×1

互選名 ミウラロサ・ブラックティー御田すみれ藤 かづえ蟻男青山祐己蝶番さかなかなNATURAきいほのふわり甘酢あんかけ袴田朱夏舟来里己さちえさいりん2

選評名 主体の、語られていない心境を、わかる由もないのですが、現実や未来が不確実で、ぼんやりとあいまいなのでしょうか。今ここに自分が存在すると感じさせるのは、肌に感じる寒さや、触れている鉄棒の冷たさだけ、と言っているようで・・・。惹かれるものがありました。
ロサ・ブラックティー
★0
鉄棒の冷たさが伝わってきました。冷たさだけが確かなことだということは他のものやことが不確かだということでしょう。それは将来のことだったり、ひとの気持ちだったり、たしかにそうだなと共感しました。上の句の鉄棒がよく生きるような下の句だと思います。
ミウラ
★0
月も鉄棒も空気も冷たいのが伝わってきました。
わたしのなかで、BUMP OF CHICKENの「embrace」という曲の《確かなものは温もりだけ》というフレーズが昔からあるのでそれと対照的なこの短歌の「冷たさだけが~」が面白く感じ先ず外見的に興味引かれました。
この短歌「自分」と自分を取り巻く(or客体化した)「世界」の全体の画としても冬の張りつめた感じの空気がいいし、主体本人にフォーカスして月との隔たりを感じたり世界に置いてきぼりにされてる感じを受けたり、でも下の句によって且つ自分はここにいるってのが強調されて一見脆くも芯のある雰囲気が味わいよかったです。あと冷たさ感じやすい人間(個人でなく全体)って恒温動物だなぁと思いました。
蝶番
★0
縷々として世は移り変わり、不確かなものばかりであることに、主体は疲れや判断の難しさを感じているのかなと思いました。感覚にうったえてくるところがいいです。
甘酢あんかけ
★0
沢山の温かな評、ありがとうございました。自分の意図したとおりに受け取っていただけたり、意図した以上に豊かな感性で解釈していただいたり、とても嬉しかったです。今後も精進して参ります!
りん2
★0

ここが僕らのスタート地点

出詠名 遠野 かなみ
6 / 15 ×3 ×7 ×4 ×1

互選名 ミウラキールロサ・ブラックティー藤 かづえ蝶番猫上ねここNATURA衣未(みみ)甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河静ジャックビリでえぇよ(^_^)えさい遠野 かなみ

選評名 前向きな句に、凍えるような夜の中にあってなを、燈っているような、熱を感じました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
上の句の状況を、主体の心のリセット時間だったと位置づけ、新たな展開の幕開けを持ってきたのが面白みがあると思いました。凛とした強さを感じます。
甘酢あんかけ
★0
前向きな着地に好感を持ちます。少し残念なのはどういった状況からの旅立ちなのかストーリーが絞れず、いかようにも読めてしまい鑑賞が深く行きにくかったことです。例えば才能ある先輩が抜け厳しいスタートになるも後輩たちのやってやるぞみたいなストーリーが見えたら、個人的にはぐッと心が動いたように思えました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
前向きにも後ろ向きにも捉えられるところが僕には魅力でした。上の句のちょっとマイナーコードなイメージからすると、後ろ向きなのかもしれません。「ここが僕らのスタート地点・・・だったよな」みたいな。
静ジャック
★0

きみは くうるり さかあがりする

出詠名 蟻男
7 / 14 ×2 ×8 ×6 ×1

互選名 知己凛ミウラキールロサ・ブラックティー御田すみれ藤 かづえ青山祐己緋狐NATURAほのふわり甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河舟来里己さち蟻男

選評名 ふたりきりの公園。月を見る主体のとなりで逆上がりする君。寂しすぎないその景がいいなぁと思いました。くうるりもかわいくて好きです。
キール
★0
何か若い中高生のカップルのように見えまして(^^;)「くうるり」と言う言葉が、無邪気さを際立たせている感じがしまして(^^)微笑ましいです。
ロサ・ブラックティー
★0
逆上がりをしたのは、恋人かもしれないし友達かもしれない子どもかもしれないなと想像しました。色んな景が浮かぶいい下の句だなと思いました。くうるりがひらがなで、回ってるところがよく表現されていると思います。
ミウラ
★0
ひらがなが効いていると思いました。二人の若い子が、塾の帰りなどにちょっと公園に寄って、受験や部活の話をしているイメージが広がりました。
甘酢あんかけ
★0
「くうるり」いいなと思いました。静の上の句から、下の句で動きが出るのもバランスが良く素敵です。

★0
ちょっとまた鑑賞しているんですが(^^)「くうるり」のイメージが・・・勢いよく逆上がりをするのは簡単、くうるりなんてゆっくりするのは難しいですyo(^^;)このオノマトペのおかげで情景がリアルに見えるのですね。
ロサ・ブラックティー
★0

かざした指輪にやわらかく降る

出詠名
8 / 12 ×2 ×6 ×7 ×1

互選名 ミウラ万間みいやロサ・ブラックティー御田すみれ藤 かづえりん2猫上ねここほのふわりゆりこ甘酢あんかけ袴田朱夏ビリでえぇよ(^_^)遠野 かなみさちえさい

選評名 冬の月は満月でしょうか 真珠の指輪を見るようです。<やわらかく降る>が気になりましたが、ゆっくりと手を挙げてゆくことで、月の方がやわらかく降りてくるようであったのかと鑑賞させて頂き楽しませて頂きました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
公園、あるいは、校庭一面に広がる月の光が、主体は薄くやわらかなベールのように見えたのでしょうか。指輪には、婚約などポジティブな意味合いが読み取れます。
甘酢あんかけ
★0

ともに蹴上がりせし友逝きて

出詠名 NATURA
9 / 11 ×2 ×5 ×6 ×1

互選名 知己凛キールロサ・ブラックティー芍薬御田すみれきい衣未(みみ)甘酢あんかけ袴田朱夏ビリでえぇよ(^_^)遠野 かなみさちNATURA

選評名 友だちと鉄棒で遊んだときのことまで一気に思い起こされ深みのある歌になったと思いました。
知己凛
★0
厳密に言うと、蹴上がりは逆上がりと違って体操技なのですが、(同じ部の同期とか、考えすぎですか?)そうでないかもしれませんが、同じ目標をもって、共に励んできた(事もあった)友人を思い出しているのである所が、しみじみと味わい深かったです。
ロサ・ブラックティー
★0
最後が「逝きて」で終わっていることで余韻を残せているように思います。作中主体のとめどなくあふれる友の記憶が表現されていると思いました。
甘酢あんかけ
★0
寂しい気持ちが、冬の月に少し慰められたでしょうか。お友達も、あなたを空の上から見ていてくれるような気がします。
衣未(みみ)
★0

母さんはもう迎えにこない

出詠名 ミウラ
10 / 11 ×1 ×7 ×2 ×1

互選名 知己凛キール芍薬緋狐NATURAきい甘酢あんかけ天田銀河舟来里己さちミウラ

選評名 母さんが公園に迎えに来てくれていた時代に思いを馳せ、亡き母を思っているのか、あるいは縁を切ってしまった母なのか、想像が膨らみます。母へのどんな思いがあるのか気になる歌です。
甘酢あんかけ
★0
きれいな歌だと思います。

自分が徘徊した年老いた母を公園で見つける短歌になったら、もっと悲しさが増すものになりそうだと感じました。
舟来里己
★0
童心に帰ったつもりになって冬の月を見ていても、「母さん」が不在である事であの頃とは違うと気づく、そんな風に読みました。上の句と相まって、時が経つ事の侘しさが感じられます。
さち
★0
票と評をありがとうございました!
ミウラ
★0

ぼくらの声がゆっくり融ける

出詠名 知己凛
11 / 11 ×0 ×9 ×4 ×1

互選名 ミウラロサ・ブラックティーさかなかな猫上ねここほのふわり衣未(みみ)ゆりこ甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河静ジャックビリでえぇよ(^_^)えさい知己凛

選評名 少し胸をそらして、月を見ながら話すと、冷たい空気が肺まで届いてかさかさした感じがします。凍っているわけでもないのですが。そんな温度感、ゆっくりという時間の流れが、読み取れました。
さかなかな
★0
何もかも凍り付くほどに寒い夜、「声がゆっくり融ける」という表現に温もりを感じます。ぽつりぽつりと語り合ううちにだんだん言葉が滑らかになるのかもしれません、心もじんわり温まるのでしょう。幸せそうでいいなと思いました。
きい
★0
声に性質ってありますよね。例えば温かみのある声とか。歌意の場面で今お二人は気持ちがあったかくなるような会話をゆったりとされているのではと思いました。<融ける>との表現に、温かい気持ちから発せられたものが温度そのままに少し時間をかけながら冬の世界に広がってゆく様子を思い描きました。恋人同士の熱くて甘い会話でもいいのかもしれませんね。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
結句の「ゆっくり融ける」から、冬の痛いような冷気と対照的な、声の熱、温かみを感じました。体温がそのまま声として大気中に出されるイメージで、ぼくらという複数の人の存在がさらに場の空気の冷たさを和らげているように思えました。
甘酢あんかけ
★0

 正解じゃない顔でかがやく

出詠名 静ジャック
12 / 10 ×1 ×6 ×10 ×1

互選名 ミウラ万間みいやロサ・ブラックティー芍薬蟻男青山祐己緋狐ほのふわり衣未(みみ)甘酢あんかけ袴田朱夏天田銀河舟来里己ビリでえぇよ(^_^)遠野 かなみえさい静ジャック

選評名 太陽は自ら耀きを作り出している。燃え尽きるその日まで輝こうとし輝けるのだろう。月は光が当てられて輝けているだけである。ふと思ったのでしょうか。人様に輝かせてもらうもそれは人様の理想・願望が注がれたもの。詠み人は自ら理想とする輝きを持ちたいと感じ出したように私は鑑賞させて頂きました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
正解じゃない顔に、作中主体の心が映し出されているように思いました。何もかも偽りだらけの世の中にうんざりしていて、本当は太陽の光なのに、その光を借りて我が物顔で輝いている月に「お前もか」と少し屈折した気持ちがあるのかもと読み取りました。
甘酢あんかけ
★0
正解じゃない顔と言うことは、その逆の正解の顔があるのだろう。
この顔は、冬の月の表情をさしているのか…それとも、鉄棒に寄りかかっている作中主体の顔をさしているのか考えた。私は、作中主体の顔で読みたいと思う。
鉄棒に寄りかかって見るくらいなのだから、正解じゃない=何かを抱えて困惑している自分が居て、その顔を冬の月が照らしている。冬の月は、とても冷たさをまとっているので、どこか叱られているような気持ちにさえなるのかもしれない。
複雑な作中主体の心境が、上の句としっくりきていると思った。
遠野 かなみ
★0

あいつは何で泣いたんだろう

出詠名 青山祐己
13 / 9 ×1 ×5 ×6 ×1

互選名 キールロサ・ブラックティー芍薬藤 かづえりん2蝶番甘酢あんかけ天田銀河静ジャック遠野 かなみさち青山祐己

選評名 理由のわからない身近な人の涙というのは、ずごく心にしこりを残すものですね。。冬の月の静かな光が、じっくり人の気持ちを考える主体の背中を押してくれたのかなと思いました。
甘酢あんかけ
★0
とてもシンプルで良かったと思う。ぼんやりと【あいつ】のことを考えている作中主体のやさしさが伝わってくる。
遠野 かなみ
★0

 ただの棒でも意味があるのに

出詠名 舟来里己
14 / 8 ×1 ×4 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー青山祐己さかなかな緋狐甘酢あんかけ袴田朱夏さちえさい舟来里己

選評名 ただの棒にさえも役割や歴史があるのに、それに比べて自分は…という、内省的な下の句に深みを感じました。一字あけで主張がくっきりしています。
甘酢あんかけ
★0

、梢、くちびる もう戻らない

出詠名 袴田朱夏
15 / 8 ×0 ×6 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー藤 かづえほのふわり甘酢あんかけ天田銀河静ジャックビリでえぇよ(^_^)えさい袴田朱夏

選評名 月光が木々の梢を照らし、くっきりとした影を生み出している風景でしょうか。本当は進んではならない恋の道に、二人が歩みだしてしまったのだろうかと読みました。月夜の下で唇を重ね、もう戻らないのだという覚悟が冬空に合っているように思えました。
甘酢あんかけ
★0
挑戦されましたね(^_^)目を引きます。冬の月・梢・くちびる と映像のカットが遠→近へと移ってゆくことで、まるでCMか何かの映像を見るようです。最後に「もう戻らない」の文字が私には映像と共に迫って来て強く響いて来ます。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
今回私は上の句からのつながりに結構苦戦したので、この手があったか!と思わず唸りました。私は「もう戻らない」には、後悔というか、大切なものを失った寂しさのようなものが込められているように思えました。「鉄棒に寄りかかり見る」という部分が上手く活きているように感じられます。素敵です。
ほのふわり
★0
「鉄棒」「冬の月」に対して「梢」「くちびる」と、上句の名詞につきすぎず離れすぎずな名詞。そこからの「もう戻らない」という結び方。
淡々とした表情で名詞が並んでいる事で、主体の心情がすっと伝わってくるようです。そこからの結句「もう戻らない」が、心情を伝える鮮やかな決め手になっていると思いました。

★0
実験的な投句でしたが、ぎゅっと詰まった評、お読みくださりありがとうございました。うれしいです!
袴田朱夏
★0

確かめたかった自分の温度

出詠名 緋狐
16 / 7 ×0 ×5 ×8 ×1

互選名 知己凛ミウラ万間みいやロサ・ブラックティー御田すみれ蟻男ゆりこ甘酢あんかけ天田銀河舟来里己静ジャックビリでえぇよ(^_^)緋狐

選評名 冬の夜の屋外が寒いとか、触れている鉄棒が冷たいとか感じるのは、自分自身が温かいからで(^^)でも、わざと確かめたかったと言っているのは、冷めきっていない『自分の心』なのかな、という気もしまして(^^)・・・何と言いますか、・・親しみがもてました。
ロサ・ブラックティー
★0
挫折感を味わった時立ち直れるか、自分の血潮・情熱やらがまだ冷めてないか確かめたく、歌意のような心境になることに共感を持ちます。空白スペースで上の句からの流れが個人的には切れてしまいそうで少し気になります。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
あえて痛いほどの冷たさであろう冷え切った鉄棒に触れる行為から、自分自身を感じてゆく。意外と人はついやってしまうことかもしれないと思いました。
甘酢あんかけ
★0

凍った街は静寂を編む

出詠名 ほのふわり
17 / 7 ×0 ×5 ×2 ×1

互選名 蟻男ゆりこ甘酢あんかけ天田銀河遠野 かなみさちえさいほのふわり

選評名 編むという動詞で、夜が更けるにつれ、月が美しく光るにつれ、静寂が徐々に広がっていく情景が表現されていると感じました。凍った街に静寂を編ませているのは、この冷たい光の月の力なのだろうと感じました。
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけさん、素敵な評をありがとうございます!全句評、頭が下がります。
「編む」はなかなか難産でして、時間ギリギリに出てきたものでした。「鉄棒」「冬の月」から冷たさを感じたので、こういった下の句になりました。ちょっと上の句とのつながりが薄かったのかなぁと反省していたのですが、深く読んでいただき嬉しいです。
ほのふわり
★0

君との過去は凪ぐ蒼い海

出詠名 甘酢あんかけ
18 / 6 ×1 ×2 ×1 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーきいビリでえぇよ(^_^)甘酢あんかけ

選評名 月を見て別れた人の事を思い出したのでしょうか。蒼い海のように静かに広がる夜空は君との過去のようなもの。そこから飛び出して輝く自分を冬の月に見立てているのだと思いました。くらぐらとした冬の夜空にくっきり鮮やかな月が目に浮かびます。
きい
★0
お読みいただきありがとうございました。お花も評もうれしかったです!みなさんのすてきな下の句を拝見できて楽しかったです。私のは、一面の青白い月光に照らされた公園が、静かな海に思えたという歌でした。
甘酢あんかけ
★0

ひとしく照らすふたりのゆびさき

出詠名 西鎮
19 / 6 ×0 ×6 ×3 ×0

互選名 ミウラ万間みいやロサ・ブラックティー藤 かづえほのふわりゆりこ甘酢あんかけビリでえぇよ(^_^)

選評名 『ひとしく照らす』という言葉に奥行きを感じました。物理的に月がむらのない均一な光を発しているという美しさに加えて、この二人は、何かしら『等しくない』状況下に置かれているのかと読みました。貧富の差、優等生と不良、身長差、など、何かしら大きく差がある二人だけれど、絆のある二人が見えてきました。
甘酢あんかけ
★0

息も涙も鼓動も凍れ

出詠名 万間みいや
20 / 6 ×0 ×4 ×4 ×1

互選名 ミウラ御田すみれりん2猫上ねここほのふわり甘酢あんかけえさい万間みいや

選評名 強く心が揺さぶられる出来事があり、落ち着くために夜の公園に来て、夜風を浴びているのだろうかと思いました。鼓動も凍れという結句に、主体の心のざわつきが浮かび上がってきます。
甘酢あんかけ
★0
12月7日。上の評読んでまして。何か、ここまで、泣きながら走って来て、鉄棒に寄りかかっている情景が・・・見えてしまいました(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

 ひとりぼっちの静かな集い

出詠名 キール
21 / 6 ×0 ×4 ×3 ×1

互選名 万間みいやロサ・ブラックティー藤 かづえ蟻男きい甘酢あんかけさちキール

選評名 月もひとりぼっち、主体もひとりぼっちで、単独で常に在り続ける月に共感を覚えた時間だったのでしょうか。静かな自分を見つめる時間の流れを感じました。
甘酢あんかけ
★0
ひとりぼっちの夜に、空にぽつんと浮かぶ月に語りかけるような静かな時間。やっぱり誰かと繋がっていたいなと感じさせます。
きい
★0
世界のどこかには きっと、僕の他にも こうして
月を見上げている“ひとりぼっち”が いるんじゃないかな。
それならば、月を目印にした集いのようで
少ーしだけ寂しくないや。と主体の気持ちを読ませて頂いたのですが、
1つ目の評の方のような捉え方もあるのか!と
短歌は やはり面白いなあと思わせて頂きましたッ
蟻男
★0

前世ではらはら泣いたのだろう

出詠名
22 / 5 ×0 ×3 ×5 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー御田すみれ藤 かづえ緋狐猫上ねここ甘酢あんかけえさい

選評名 冷たい月の光を浴び、自分の力の及ばない部分、前世に思いを広げ、今の心境に向かい合っている時間なのだろうと思いました。前世の存在を感じるというのは、非日常なことであり、冷たい月夜がそうさせたのかと感じられました。
甘酢あんかけ
★0
ずっと『前世』が気になっているのですが、前世はどの時代なのか(^^)・・・前世ではらはら泣いた、でもこの現世では泣かない・・なのでしょうか。
ロサ・ブラックティー
★0

陰の青さを<kana>眼裏<:>まなうら</kana>に付す

出詠名 ゆりこ
23 / 5 ×0 ×3 ×1 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー蝶番甘酢あんかけ遠野 かなみゆりこ

選評名 冴え冴えとした冬の澄んだ空気に、刺すような月光が降り注いだときの、あの特有の青みがかった光と陰を髣髴とさせる歌だと思いました。目を閉じても眼裏に残るほどの切れるような青のイメージが印象的でした。
甘酢あんかけ
★0

君のポッケに入れる左手

出詠名 さかなかな
24 / 4 ×0 ×2 ×7 ×1

互選名 キールロサ・ブラックティー芍薬御田すみれ猫上ねここきい甘酢あんかけ袴田朱夏さかなかな

選評名 上の句の冷気に対して、ほんわかとした温かみを感じる下の句で、しかも物理的な温かさだけでなく、心のぬくもりも同時に伝わる、微笑ましい二人を感じさせる歌でした。
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけ様、自分では甘いなぁと感じておりましたのに、ありがとうございます。鉄棒は子どもの頃から大嫌いで、近づきたくない校庭施設です。今回、少し嫌いが減ったような気がします。
さかなかな
★0

 去年のきみは小さかったね

出詠名 衣未(みみ)
25 / 4 ×0 ×2 ×6 ×1

互選名 知己凛ロサ・ブラックティーゆりこ甘酢あんかけ袴田朱夏ビリでえぇよ(^_^)遠野 かなみさち衣未(みみ)

選評名 仕事終わりに学童に子を迎えにいった帰り、公園に寄った親子を思い浮かべました。ちょっとだけ公園に行きたいと子がいい、母は許したのかな。去年手が届かなかった鉄棒に、手が届いた瞬間かなと微笑ましさ感じました。
甘酢あんかけ
★0

静まる校舎の屋根照らし居る

出詠名 ロサ・ブラックティー
26 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 蟻男きい甘酢あんかけ舟来里己静ジャックビリでえぇよ(^_^)ロサ・ブラックティー

選評名 月の光が美しく情景描写されている下の句だと思いました。校舎の広い屋根が煌々と輝き、青っぽい冷ややかな光の広がりが想像でき、静かな眩しさが感じられました。
甘酢あんかけ
★0
遅ればせながら、12月に入ってしまいました(^^;)黄花を下さった方、ありがとうございますm(_ _)m 12月になって学校も冬休みで、校庭に居るのは、自分と月だけという(^^;)冬休みも部活行ってた人だったワ。
ロサ・ブラックティー
★0

メジャーで測る人を侍らせ

出詠名 えさい
26 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 ロサ・ブラックティーりん2ゆりこ甘酢あんかけさちえさい

選評名 月をメジャーで測っているのでしょうか。しかも主体はその人を侍らせている。なんだか不思議な情景ですが、物語の一場面のようでもあると思いました。
りん2
★0
大会を目前にし、幅跳びの練習を暗くなった校庭でしている情景かと読んでみました。鉄棒のすぐそばに砂場があることも多く、測ってくれる後輩がいるのかなと。それか何かの比喩かもとも思いました。メジャーの単語が奇抜です。
甘酢あんかけ
★0

母国の<kana>吾子<:>あこ</kana>には夏の月かな

出詠名 ビリでえぇよ(^_^)
27 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 NATURA甘酢あんかけさちビリでえぇよ(^_^)

選評名 冬と夏が逆である母国の南半球から、仕事などで日本に来ている労働者が、ほっと一息ついている夜の公園が目に浮かびました。あたたかい缶コーヒーでも飲みながら、夏の母国にいる子供のことを思っているのでしょうか。この月と同じ月を、夏の夜空に子供も見ているのだろうなと思っている、優しい気持ちの主体を読み取りました。
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけ様

ステキな評をありがとうございました!ご飯が美味しく食べられました。伝えたい人に歌意が伝わり嬉しかったです。甘酢さまは落ち込んでもどこか明るい気持ちで月を眺めてそうな方なので、家族詠にしてみました。日本の商社マン等が冬の南半球からというパターンでもえぇよ(^_^)。全首評お疲れ様でした。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
票を投じて頂いた方には思いを寄せて頂きありがとうございました(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
ビリでえぇよ(^_^)様

ありがとうございました!不躾に申し訳ございませんが、榊さまでしょうか?違いますでしょうか!?違っていたら、ごめんなさい。
甘酢あんかけ
★0
甘酢あんかけ様

榊をよく知る者です。甘酢様でしたら笛を三回吹いて「りぃーつぅー♪」の代わりに(^o^)/<「さぁーかきぃー♪」と呼べばホイホイ出て来ると思いますよ(^_^) 
榊 北野サクラみたいに言ってました。
「私には夢があります!評をたくさん書いてくれる仲間ができることです」「私には夢があります!その評にたくさんの次選等が入ることです」「私には夢があります!そのたくさんの次選でこの歌会に参加した人が、来て楽しかったと思えてもらうことです」
その為に時間を作っては全員に評が埋まるよう頑張ってたようです。ですが評には関心がないのか評が出揃う前に早々と投票を済まされる方がいて、ここが歌会であることが忘れ去られていくことに起因してか、評の無い歌に評が挑戦されないまま投票だけが進んでいく現状に苛立ち、評が荒れてきだしたことで気持ちも途切れ、中途半端に去ってしまったようです。理解者を時間をかけて増やしながら頑張るべきか、次選の扱いも含め悩んでいるようです。甘酢さまの今回の歌ですが切ないストーリーを思い描き特選になりました。11月らしい気温になってきましたがお体ご自愛下さいませ。失礼します<(_ _)>11/21。
ビリでえぇよ(^_^)
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ビリでえぇよ(^_^)様

そうでしたか!榊様に近い立場とのこと!この点、理解しました!

丁寧に書いてくださってありがとうございます!!でも、ちょっと私が不勉強でわからない点がありました。。私は、リアル歌会をよく存じず、うたの日関連のネット歌会しか存じません。私の感覚では、「投票」→「開票」→「評をお互い読み合う、評の意見交換」でございました。いわゆる毎日開催されている歌会「うたの日」のスタイルです。でも、榊様は、「投票特選」→「評をお互い読み合う」→「投票次選」→「開票」のイメージでいらっしゃるのでしょうか(^^)?

『評が出揃う前に早々と投票を済まされる方がいて・・・』と、残念なお気持ちを書いてくださいました。私は、いろいろ無知で、評が出揃う前に投票をすることが良いことというか、まず、それをしなければならない!くらいの気持ちでおりました(つまり、評は後から読んで勉強したり、意見交換するもの、と思っておりました)。なので、私は投票を基本的に早めにするタイプです。そして、評は、「書きたい人が書きたいときに書く」と言う場に居たものですから(うたの日です)、榊様のように、評を考えていなかったところがございます。。今回は、単純に、書きたいから評を書きました。。(- -;)投票は、迷いがあって、たまたま時間的に遅くなってしまいました。(そして、皆さんの評は、まだ読んでないものもあります…)いろいろ浅はかです。。

榊様は、評があまりないままに、歌会が進むことが残念なのですね。。私は、まだまだ、その辺に関して考えが熟しておらず、ゆっくり考えながら進んでおります。11/22
甘酢あんかけ
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そして、特選!うれしかったです、ありがとうございました。どなたかに歌が伝わること、それが何よりうれしいです^^!
甘酢あんかけ
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甘酢あんかけ様

うたの日 投票時 評は非公表→なので歌意を読み(歌だけ鑑賞して)投票
新月ノ歌会 投票前に評が公表→歌と評も鑑賞できる→両方を考慮に入れた投票もできる
うたの日とまた一味違った歌会がここにあってもいいのではと(^_^;)。

誰かの評で評が書けたりすることもあり、評が並ぶことがあります。
評で見えてくる世界もあります。評から改めて見つめ直す歌も出て来たりします。投票を済ませたその後に出てきた評で、票を投じたかったと思えた歌も出て来るかも。

こうした動きは投票の後よりも前の方が「歌への評価・敬愛」として理想ではなんて(^_^;)。そして全員に評が出てからの投票には「より」不公平感がないような(^_^;)。
なので私は「書きたい」ではなく「書いてみよう」でした。退会するまで。

今まで頂いた特選・並選の点数をお返しに、時々参加できればと思ってます。

甘酢様とまたこうして話ができ嬉しかったです!NHK短歌「読む」の歌好きです!!ありがとうございました(^_^) 11/22。
ビリでえぇよ(^_^)
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ビリでえぇよ(^_^)さま
ありがとうございます!お思いになっていること、わかりました(^^)そのように考え、行動をしておられたんですね。。でも、そういう方向にはならないケースが多く、お気持ちが遠のいてしまったのですね、、、。どうされたのかな~、お忙しいのかな~、飽きちゃったのかな~??と思っておりました。

お考えを聞いて思ったのは、全体をみていらっしゃってすごいな、ということです。私なんて、視野が狭いというか、歌会全体を見ることができておりません。。俯瞰して歌会のあり方そのものを見つめる姿勢はすばらしいと思います。「ただ歌を詠むだけ」の次のステップにおられるのだと思います。そして、まじめでいらっしゃるのだと思います。多くの人は、隙間時間にちょっとやってみよう・・・という、軽い気持ちでご参加しているのかな?とも思えました。

歌会にはそれぞれの「熱量」があることに、今回お話できて気づけました!ものすごく熱い評が長文で何件も何件も書かれる歌会もあります。そんな歌会を「すばらしい歌会だな!」と心から思うと同時に、「自分にエネルギーがない時は生半可な気持ちでこの歌会には参加できないな」と、私なんかは正直思ってしまいます。。(^^;)新月の歌会は、このゆるさもあって、参加し続けられているという面もちょっぴりございます(笑)。ビリでえぇよ(^_^)さまは、ちょっぴり物足りなさをお感じだったのですね。わかる気がします!

NHKの「読む」の短歌、お読みいただきありがとうございます!また、参加してみよ~!ってお気持ちのときは、ぜひ参加していただきたいです!!(^^)11/23
甘酢あんかけ
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甘酢あんかけ様

度々のお返事恐縮です<(_ _)> ゆるい参加のくだり分かります!「皆さん」にリクエストがありました。
 少しでも「多く」の歌に「良い所」見つけて! その参考になればとの思いで評を書いてた所もありました。そしてのの様は皆さんが楽しめる場をと、私には作れない「新月ノ歌会」のシステムをお作りになられ、維持・管理(運営費も?)までご尽力されてます。のの様が大切に思われているこの歌会に、微力ながら私は評で応えていきたいとの思いもありました。
 うたの日の「おとの日」嬉しくありません?(^_^) 「次選だけ」であったがその数は多かった。それでも詠み人には思いを寄せてくれた方が、それだけその歌会にはおられたことは伝わります。
「次選は∞に投票できる」ルールに「∞だからこそ」幸せの種としての力を見てしまいます。歌会全体に入る次選の数にこだわる理由です。
 私はまじめというより、そんなことを考える「老齢」に至ったのだと思います。
 甘酢さまの上の句に下の句を付けたいとの思いで今回参加したくなりました。私の下の句15音の世界を広げて下さった甘酢さまの温かい評に感謝しております。11/24。
ビリでえぇよ(^_^)
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ビリでえぇよ(^_^)さま

そうでしたか!少しでも「多く」の歌に「良い所」見つけてほしい、それが評でお手伝いできれば、とお考えだったのですね!なるほどです!

私は、選忘れが心配なのと、「他の方の意見に影響されない状態で、自分はこれがいいと思った」というのを大事にしているところもあり、早くに選をしておりました。自分なりの考えをきちんと立ててから、他の方のご意見に耳を傾けたい、つまり、後から評を読ませていただきたい、という歌への向き合い方をしていた者もいたことを、頭の片隅に残していただけたらと思います。(皆さんの評を読んでから選をすることは多くありませんでしたが、私なりに、真面目に向き合っておりました。)他の方の意見に、本当に私は流されやすいんです、、、自分がなくなってしまう。

うたの日の「おとの日」、とってもうれしいです!だから、緑の花がいっぱいでもうれしいです!次選、本当にありがたいです~^^

これからも、評について、自分なりに深く考えていきたいと思います!どうもありがとうございました!勉強になりました!11/26
甘酢あんかけ
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甘酢あんかけ様

「他の方の意見に影響されない状態で、自分はこれがいいと思った」というのを大事にしているところもあり、自分なりの考えをきちんと立ててから、他の方のご意見に耳を傾けたい。自分がなくなってしまう←激しく同意します!でなければ自分の人生を生きるのが難しくなりますし、現代にあっては情報の氾濫に溺れてしまいます。他にも色々(^_^;)。
 少しでも「多く」の歌に「良い所」を「次選レベルで見つける参考に(も)評がアシスト」でいいように思い
 特選・並選←自身の感性で選ぶ
 次選   ←自身の感性で選ぶ+評で共感したもの
この選評スタイルで臨むも、まもなく「私独特の」問題が生じます。
①自身が特選・並選に投票していた人にかなりの偏りがあった
②自身がこれまで特選・並選を頂いてきた方にほとんど特選・並選を贈れていない
この心苦しさ回避には出詠せず選評のみの参加しかないのか?でも出詠したい。そこで
 特選   ←自身の感性・考えで外せない
 並選・次選←自身の感性で選ぶ+評で共感したもの
このアプローチでぼちぼち改善しました。
 歌を通して人の心に寄り添おうとするのが短歌のいい所と思ってましたが^^・・・熱量が低ければその雰囲気に合わすのが彼らと上手くやっていくやり方なら・・・、熱い歌会になったらいい試合が出来そうなのでまた詠いに来ます。それまで選評で時々おじゃまします。お付き合い本当に感謝です!こちらもいい勉強になりました(^_^)急に寒くなりましたがどうかお体ご自愛下さいませ。失礼致します<(_ _)>11/27。
ビリでえぇよ(^_^)
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ビリでえぇよ(^_^)さま
はい!本当に冬らしくなってまいりましたね。えぇよ(^_^)さまも、どうかお体ご自愛下さい!^^いろいろ思うところがおありになると思いますが、また歌会でご一緒したいです!11/29
甘酢あんかけ
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甘酢あんかけ様

よろしければ甘酢さまの今回の下の句に描いたストーリーを
時代:44年初冬
場所:航空訓練学校の校庭にある鉄棒の支柱
誰が:南方から戻り教官に就く
誰に:南の島の夜の砂浜で故郷や夢を語り合った友へ。南の空に散る
曲:サラ・ブライトマン Stand Alone 
日々ではなく過去とされていたので
お忙しい中 長々とお付き合い頂き本当にありがとうございました^^失礼します<(_ _)>11/30。
ビリでえぇよ(^_^)
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ビリでえぇよ(^_^)さま

気づかず時間がたってしまいました、、、広がるイメージをお伝えくださりありがとうございます^^。それぞれの物語を心に描いてもらえるのはうれしいものです!ビリでえぇよ(^_^)さまのご意見を吸収させていただき、私もまた一歩前進することができたように思っております。成し遂げるのは難しいこともありますが、いろいろなことを気に留めながら歌会を楽しくできたら幸せだと思います。どうもありがとうございました!1/2
甘酢あんかけ
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ぐるりぐるりと浮かんで消えて

出詠名 さち
28 / 3 ×0 ×1 ×2 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー藤 かづえ甘酢あんかけさち

選評名 この下の句だと、ただ静止して寄りかかっているのではなく、膝をかけて、後ろ回りをしている様に、見えるのですが(^^)この解釈はムリがあるでしょうか?でも動きがある所が、なんとなく気に入りました(^^9
ロサ・ブラックティー
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上の句は鉄棒を背もたれとして使っているように思えるのでちょっと違和感があるかなあ……と。
芍薬
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鉄棒に飛び乗り、腕で支えて鉄棒に体重をかけている状態を、寄りかかると捉えたお歌だと思いました。ぐるぐる鉄棒で回ってみて、天地も、月の位置も、ぐるぐるするという視覚の変化の面白さがありますね。読んでいる側も目が回りそうです笑
甘酢あんかけ
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二番目の感想を書いた者です。他の方の読みを拝見してなるほど!と納得しました。解釈の仕方の勉強になりました、ありがとうございます。
芍薬
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いやまあ、小学校の時、あんな細い鉄棒に座って、そのまま後ろ回り上手な友達いたんですよ(^^;)自分も運動神経悪くないほうなのに・・・できなかった・・・高等技だわ。
ロサ・ブラックティー
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追。さち様もそういう子供だったお一人なのでは(^^)
ロサ・ブラックティー
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 ため息白く初恋終わる

出詠名 御田すみれ
29 / 2 ×0 ×0 ×3 ×1

互選名 ロサ・ブラックティー甘酢あんかけ静ジャック御田すみれ

選評名 上の句の冷えびえした雰囲気を、初恋の終わりにつなげて生かし、主体の気持ちが歌から伝わる一首になっていると思いました。
甘酢あんかけ
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終わってからでなんですが、客観的に情景を想像して、ため息の白さや、「初恋おわったなぁ」と佇んでいる姿に、切ない愛しさを感じます(^^)
ロサ・ブラックティー
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Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data霜月の歌会下弦の部H31.11.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3芍薬

最黄+2芍薬猫上ねここ

最緑+2静ジャック

上下+1甘酢あんかけ天田銀河静ジャック知己凛ほのふわりNATURA袴田朱夏きい舟来里己万間みいや芍薬ゆりこ藤 かづえキールさかなかなミウラさちりん2蟻男西鎮ロサ・ブラックティー衣未(みみ)えさい

初回+1猫上ねここ青山祐己緋狐ビリでえぇよ(^_^)御田すみれ

欠票-1西鎮

欠評-1猫上ねここ緋狐西鎮えさい御田すみれ

六連+3芍薬きい藤 かづえりん2蟻男NATURA知己凛静ジャック袴田朱夏甘酢あんかけ万間みいやキールゆりこさかなかな衣未(みみ)ロサ・ブラックティーさち天田銀河

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


芍薬さんが通算3回目の下弦首席でした

甘酢あんかけさんから(多分)全句評をいただきました

通算60回出席: 衣未(みみ)

通算50回出席: 甘酢あんかけ

通算10回出席: ほのふわり

連続10回出席: ほのふわり


ありがとうございました 花

霜月の歌会下弦の部