師走の歌会
夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智
平成25年度 師走の歌会『上弦の部』
詠草リスト
特選(3点)×1票 |
並選(1点)×2票 |
次選(0点)×∞票 |
互選(2点)×1票 |
めいめいに膨らんでゆく餅三つ
出詠名
ゆりぐも
首席 / 23点 特×6 並×3 次×9 自×1
互選名 恋をしているナイス害クニコ白猫喫茶店ひさ弥さとこみなま悠愛紗美坦庵はだし文麿なかの真実スコヲプ遊糸卯鷺miyafi管理人自ゆりぐも
選評名
かわいらしい光景ですね。
餅ではなくて、なにか別のものがぷくーっと膨らんでいる感じがします。
月々紛
★0
うん本当に可愛らしく、日本人なら誰もが想像できる光景でいいですね。
二つじゃなくて三つだから少なくとも3人以上の家族。子供が3人かもしれない。
そんな風に想像が膨らみ、情景と心情とをどう捉えるかで下の句の不句も広がりそう。
クニコ
★0
愛らしいイメージです。一つなら焼き餅だけど、三つだから家族の物語ですね。
文麿
★0
「めいめいと」から、三人の子どもがそれぞれの速度で成長しているのかな。それを父と母は眺めているのかな。そんな風に感じました。
ぐうたらなお正月を過ごすのは、幸せなことだなあと思います。そんな温かさを感じました。
なかの真実
★0
同時に焼き始めても、お餅によって膨らむタイミングは違うし、膨らみ方も違うんですよね。
情景が浮かんできて、和みました。
遊糸
★0
総得点で2名が並びましたが、特選数の差で
ゆりさんが優勝でーす☆゚・*:.。.ヾ(゚▽゚*)
管理人
★0
自転車のカゴで留守番雪だるま
出詠名
五月雨と憂鬱
2席 / 23点 特×5 並×6 次×7 自×1
互選名 恋をしているクニコ白猫喫茶店かりやどひさ弥さとこ悠愛紗美はだしさくらもち文麿温かい図鑑スコヲプ遊糸鏡が映すもの卯鷺miyafi管理人自五月雨と憂鬱
選評名
雪だるまって人がそばにいなくてもそれだけで人の気配を感じますよね。子供たちの声が聞こえそうな。
頼もしいお留守番係りですね。しかも自転車のカゴということはこじんまりとしたサイズで、雪がそんなに降らない都会なのかな~とか想像が膨らみます。
クニコ
★0
好きな句です。自転車のカゴに入る小さな雪だるま、作ったのは子供かな。でも、それが少しお留守番してもらってる間に…。
あまり書くと付句を限定してしまうので控えますが、可愛さと切なさの詰まったショートストーリーがいくつも生まれそうな、とても良い上句と思います。
管理人
★0
自分自身もお留守番をするしかないような、雪だるまへの共感を感じました。
文麿
★0
さっきまで主役だった雪だるま。
子供の気まぐれなのか、はたまた家族でお出かけなのか
移り気な子供の様子が出ていてぶっちぎりで好きでした。
ただ、何となく嫌な予感がしています。
温かい図鑑
★0
ヽ(・ω・`)
管理人
★0
冬空を封筒に詰め郵便屋
出詠名
ひさ弥
3席 / 14点 特×3 並×3 次×5 自×1
互選名 恋をしている柊木えいさとこゆりぐも愛紗美のーりーずん五月雨と憂鬱月々紛遊糸miyafi管理人自ひさ弥
選評名
「空を封筒に」の詩的表現が美しいです。幻想的な内容で、これという一つの形で描写が浮かばない具体性のなさは言えると思いますが、それも作品の魅力かなと。変に言葉を加えても野暮になりそうな、これはこれで好きかどうかの問題だけに思います。完成してる一句だと。
管理人
★0
ボンヤリとサナギの中で見る日の出
出詠名
白猫喫茶店
4席 / 13点 特×1 並×8 次×6 自×1
互選名 クニコかりやどさとこゆりぐも愛紗美さくらもち文麿なかの真実五月雨と憂鬱月々紛温かい図鑑スコヲプ鏡が映すものmiyafi管理人自白猫喫茶店
選評名
お布団にくるまってる様のサナギであり、まだ何者でもないサナギが日の出をみて何か感じてるといった光景でしょうか。
日の出という何か特別感のあるものを日常(しかもだらけた)で受け止めているリアルさが好きです。
御来光の山の上の寝袋だとまた違ってきちゃいますが。
クニコ
★0
まだ何者でもないサナギ→まだ何者でもないサナギである私
の意です。。
クニコ
★0
元日って言ったっていつもの朝日という脱力系の強かさを感じました。でも、いずれ脱皮するってるってことは判ってるんだよね。
文麿
★0
初めての二人揃って寝正月
出詠名
八索
5席 / 12点 特×2 並×4 次×3 自×1
互選名 なかやまななクニコかりやどゆりぐも愛紗美のーりーずん坦庵遊糸卯鷺自八索
選評名
一見穏やかな「寝正月」ですが、そうそう上手くいくはずがない。下の句での大どんでん返しを目論んでいるのです。
文麿
★0
温もりが伝わってくる、素朴ながら印象の良い歌です。初句が有効的に、普段のお正月よりも特別な喜びを伝えて、二人のこれまでも浮かんでくるよう。でも世の中、ただハッピーなお話は面白くないと思う人も多いものでですね。...あっ、上にも一人。
管理人
★0
白い息背中に届く片思い
出詠名
温かい図鑑
6席 / 12点 特×2 並×4 次×2 自×1
互選名 クニコ八索さとこ坦庵さくらもち五月雨と憂鬱miyafi管理人自温かい図鑑
選評名
隣ではなく少し後ろを歩く片思いの距離感が
白い息を通してとても伝わってきますね。
寒さも感じて切なさが増します。
抱きついてあったまれたらいいのに。
クニコ
★0
数秒のシーンの切り取りだけで
秘めた想いを抱えて胸が詰まった主体や
そんなこととはつゆ知らず前をスタスタ歩いている相手、関係性
そしてその周囲の空気の冷たさ(切なさを際立たせてる)
色々な背景が広がってとても味わい深い句になっていると思います。
miyafi
★0
氷柱でも朝からすーっと泣けるなら
出詠名
鏡が映すもの
7席 / 11点 特×2 並×3 次×8 自×1
互選名 恋をしている柊木えいなかやまなな白猫喫茶店八索愛紗美はだし迂回する案なかの真実月々紛スコヲプ卯鷺管理人自鏡が映すもの
選評名
「氷柱でも」の裏には、泣けない「私は」が読み取れます。自然な涙を落とす氷柱に、それができなくなった自分を思い重ねるよう。
憂鬱な詩情ながら息苦しく読ませず、情景描写に投影したきれいな詩形で伝え共感させる。優れた作品だと思いました。
管理人
★0
最後語尾を、「のに」にせず「なら」なのも良いと思いました。
ひがみ臭くならず、健気さに打たれます。
管理人
★0
つららと涙の比喩には既視感があるので、もう少し足し算があれば独創性が出ると思います。
すーっと、を独特な擬音にしたら面白くなるのでは。
maple
★0
目出度いが愛でたいになり初詣
出詠名
かりやど
8席 / 9点 特×2 並×1 次×6 自×1
互選名 恋をしている柊木えいクニコ八索ひさ弥愛紗美坦庵スコヲプ卯鷺自かりやど
選評名
言葉遊びの楽しい句です。歌意を探ると、「結婚→出産」の節目を詠んでるようにも取れますね。ただ一読だけでもそんな風に広げてもらえるかなと、もう少し具体が見えている方が目に留まりやすいように思いました。
管理人
★0
歌麿です!
笑点の自己紹介みたい(笑)
これで完結している印象なので、三句での体言止めはそこが弱点になる傾向も。
maple
★0
願いのせ遠くまで吐く筋斗雲
出詠名
クニコ
9席 / 8点 特×1 並×3 次×4 自×1
互選名 ナイス害はだしさくらもち五月雨と憂鬱温かい図鑑スコヲプ遊糸miyafi自クニコ
選評名
筋斗雲。アリかナシかはみなさんにお任せしますが、堅いこと抜きに1月の季語と思い込まされるワードセンスでした。型破りながらも、旅立ちの希望や躍動が溢れて面白くまとめられた作品と思います。
管理人
★0
筋斗雲は吐いたら現れるものではないので、考え込んでしまいました。「白い息」の意ですね。
個性的で面白いと思いますが、もう少しヒントになるような語彙があれば伝わりやすいかも。
遊糸
★0
なるほど、白い息ですかー。筋斗雲という言葉の持つ勢いが、新しい年を迎えて、まっさらなこころで何かを願うな気持ちとマッチしてる気がしました。
はだし
★0
からっぽなおれの目の前に初日の出
出詠名
はだし
10席 / 8点 特×1 並×3 次×3 自×1
互選名 クニコ八索ゆりぐも迂回する案さくらもちスコヲプ卯鷺自はだし
選評名
元旦ってよかろうがわるかろうが気持ちを強制的に一区切りしてくれる行事?ですよね。
切なさもある年始の句に沁みました。
”おれ”さんがいっぱい得られる年になりますよーに。
クニコ
★0
浮かれる世間と満たされない自分とのギャップは、誰しもどこかにある感情と思います。元旦を舞台に印象的に伝えながら、ただの嘆き節に思わせない希望の漂う作風が魅力。
二句の字余りはつっこまれどこに思うので、助詞抜きが気になるなら言い回しで整理したいです。
管理人
★0
眼裏(まなうら)に散らばっている仏の座
出詠名
なかやまなな
11席 / 6点 特×1 並×1 次×3 自×1
互選名 ナイス害クニコかりやど鏡が映すもの管理人自なかやまなな
選評名
季語はホトケノザ。初句二句を読むと、原っぱでの情景が浮かんできました。主体はお正月の七草粥にふれ、子供の頃にそれを拾い集めた記憶が蘇っているのかなとか。ささやかな短詩の中にストーリーが流れている、きれいな句だと思いました。
管理人
★0
声高し白き世界を子は開けり
出詠名
月々紛
11席 / 6点 特×1 並×1 次×3 自×1
互選名 なかやまななゆりぐも迂回する案遊糸卯鷺自月々紛
選評名
朝遅く、外ではもう近所の子供たちが大騒ぎで遊び始めました。我が家の子供も興味津津、障子をあけると、外は真っ白な雪。大歓声で外へ駆け出します。そんな雪の朝を思いました。下の句はどう続けましょうか。
文麿
★0
初恋のひとから届く年賀状
出詠名
有葉
12席 / 5点 特×1 並×2 次×3 自×0
互選名 八索さとこゆりぐも愛紗美のーりーずんさくらもち
選評名
この年になると、ちょっとつらいかも(笑)。
文麿
★0
卒業しても年賀だけ続いたりするんですよね。会わなくなった人の今日までを伺えたり、日本のお正月情緒と思います。ただ同様の設定なら過去多数が詠まれてそうな、これを独自の表現にするひとかき混ぜが見たいです。
管理人
★0
手まり打つ影は記憶とかさなって
出詠名
miyafi
13席 / 5点 特×1 並×0 次×7 自×1
互選名 八索さとこゆりぐも愛紗美文麿なかの真実五月雨と憂鬱卯鷺自miyafi
選評名
日だまりの庭で小さな子が毬をついているのを懐かしそうに見ている視線が思い出を含んで優しいですね。
文麿
★0
晴れ着で外に出て、従兄弟や叔母さんに遊んでもらった
思い出が、私にもよみがえりました。手まりの色も、愛らしく思われます。
卯鷺
★0
鏡もち飾ったクルマ事故ってて
出詠名
ナイス害
14席 / 5点 特×1 並×0 次×2 自×1
互選名 恋をしている愛紗美はだし自ナイス害
選評名
これがほんとの鏡開きね
管理人
★0
ごめんなさい、先に言っちゃった。
管理人
★0
鏡もちって車にも飾るんですね。
御利益がなく、とほほから始まる新年。
遊糸
★0
「もうハタチ」雪に塗れた振袖で
出詠名
柊木えい
15席 / 5点 特×0 並×3 次×5 自×1
互選名 恋をしているかりやど悠愛紗美迂回する案スコヲプmiyafi管理人自柊木えい
選評名
「もう」なんですよね、本人たちは。
私は「やっと」と思ってたかな~。
「まだ」と思い始めるのはいつからなんでしょう。
それぞれの立場で不句ができそうです。
濡れた ではなく 塗れた には何が込められているのでしょう。純粋さかな?
クニコ
★0
「塗れた」は「濡れた」と掛詞になっているのかな
ハタチとは言いながら、振り袖を雪にまみれさせてしまうようなあどけなさが
子供と大人の境界を行き来するこの年代特有の不安定な魅力を感じさせてくれます
miyafi
★0
本人たちは「もうハタチ」と言っているのに、まだ大人になりきれていない様子を表現しているのでしょうか。
「まみれた」はひらがな表記にした方が、上句の持つ幼い雰囲気をすっと印象付けることが出来る気がします。
遊糸
★0
まみれた か!読めてませんでした。。(;´д`)
クニコ
★0
「もうハタチ」と言いながら高価な振り袖を雪まみれにする悪戯っぽさで、子供と大人の狭間で揺れるその年頃が巧く表現されている良い句と思いました。
詩文に不自然な固さもなしに情感が読み取れます。「塗れた」だけ前評さんの通り、ひらがなでも良さそう。
管理人
★0
誘われて冬の甘美を愛でにいく
出詠名
悠
16席 / 5点 特×0 並×3 次×1 自×1
互選名 かりやどさとこみなま愛紗美自悠
選評名
きれいな言葉で動作もわかりやすいのですが全体として少し抽象的かなーと
下の句に委ねるパスとしてはとてもやさしい句だと思うのですが
上の句だけを並べた中で光る個性を出すためには
例えば「冬の甘美」とはなんたるかを具体的に言い切ったりしてもよかったと思います
miyafi
★0
上の方と同意見でした。「冬の甘美」が魅惑的ですが、具体的な情報も欲しいです。そのフレーズを使うなら、前後の文章で「何をしに行くのか」を察せる書き方ができたら、詩的な抽象性を残しながら人にも伝わる歌になるのかな。
ふわっとした表現が続いた印象で、刺さりが弱い感じでした。
管理人
★0
ご投票いただきました皆様ありがとうございます!
解説しますと「冬の甘美」は「蝋梅」のつもりです。
蝋梅って、英語で❝winter sweet❞というそうです。
それをまた和訳したわけです。
わかりにくくてすみません;
綺麗な英名なので、使ってみたかったんです……。
精進します。
悠
★0
Σ文字化けしてる!
"winter sweet"です。
悠
★0
なるほど!そうだったのですね!たしかに綺麗です
それを頭に入れた上で改めて読むと
冬の冷たい空気にのってくる花の香りが爽やかで気持ちのいい句に印象が変わりました
深く読めずにきびしめな評をつけてしまってすみませんでした><
miyafi
★0
君あての文字がはずんだ「おめでとう」
出詠名
遊糸
17席 / 4点 特×0 並×2 次×6 自×1
互選名 かりやどさとこ愛紗美坦庵さくらもちなかの真実月々紛温かい図鑑自遊糸
選評名
大好きな君へ年賀状を送る慶びを詠んだ句ですが、シンプルにまとまり過ぎた印象。二句での形容がこの歌の見せ場なので、そこにもっと大胆な表現があると面白いと思いました。「送る慶び」をいっぱいに描写できたら、「大切な人あて」は分かるので初句も省略できそう。
管理人
★0
はずんでいるのは文字ではなく、主体なんですよね。
ともかく可愛らしい。私も純粋なまま大人になりたかった(笑)
maple
★0
納沙布で独り占めする初日の出
出詠名
さくらもち
18席 / 4点 特×0 並×2 次×4 自×1
互選名 ナイス害さとこゆりぐも文麿遊糸卯鷺自さくらもち
選評名
「のさっぷみさき」だ、北海道の端っこ。お正月一人なんて普通なら淋しいだけなのに、そんなの笑い飛ばす逆転の企て。ショートフィルム映画にしたいような快いストーリーでした。
管理人
★0
強がりの渡り鳥がとうとう北の外れまで行ってしまった。でもどこまでもハードボイルドをつらぬきたい、、、かな。小林明、昭和の映画風。
文麿
★0
日本の最東端の地ということは、日本で一番最初に初日の出を迎えているんですね。
スケールは壮大なんですが、羨ましいというより、とにかく寒そう。そして寂しそう。風邪ひかないでください。
遊糸
★0
ほろ酔いで福笹を手に街歩き
出詠名
卯鷺
18席 / 4点 特×0 並×2 次×4 自×1
互選名 柊木えいひさ弥ゆりぐも悠さくらもちなかの真実自卯鷺
選評名
雰囲気は良いものの、定番的な印象でした。せっかく「福笹」という他の人と違うアイテムを選べたので、それをもっと活かしたいです。「雪色コート」の句とも通じるような、周りの設定が普通すぎちゃったかなと。破魔矢に入れ替えても成立するので、福笹でこその描写が欲しいと思いました。
管理人
★0
十日戎じゃい! 酔ったあなたは私に福飴を買うてくだされ!
なかやまなな
★0
初日記黄色いシールを貼ったのは
出詠名
愛紗美
18席 / 4点 特×0 並×2 次×4 自×1
互選名 なかやまななひさ弥悠迂回する案文麿スコヲプ自愛紗美
選評名
初日記だから、きっと三賀日に書きはじめたもの。黄色いシールは、ピンクでもブルーでもグリーンでもなく、彼への警告?注意?危険? 正月からもやもやしそうな気分です。
文麿
★0
人も粉雪も去る道掃き初めて
出詠名
迂回する案
19席 / 3点 特×0 並×1 次×3 自×1
互選名 みなま愛紗美はだし文麿自迂回する案
選評名
「掃き初め」が、とても日本らしくて良い言葉ですね。初句二句に去年までのあれこれを浮かべつつ、そこから心機一転へと向かう爽やかな読後感でした。新年に読みたい句です。
管理人
★0
「人」「粉雪」の語順は狙いですかね。逆なら句またがりを使わず収まるのに。確かに「も」でつなぐなら「粉雪も」が後にくる方が文としては自然なのかな。でも歌としてはクセが気になりました。その味が狙いかもですが。
管理人
★0
富士山を滑り降りてく初夢は
出詠名
文麿
19席 / 3点 特×0 並×1 次×3 自×1
互選名 なかやまななクニコゆりぐも愛紗美自文麿
選評名
初夢でも一番おめでたいとされる富士山。だけど滑り降りてくこの展開は、さてさてどう転がるのか...。下句が楽しみになる、振り方の上手な句だと思いました。
管理人
★0
ぐるぐると回る頭とチャンネルと
出詠名
のーりーずん
20席 / 3点 特×0 並×1 次×2 自×1
互選名 白猫喫茶店なかの真実遊糸自のーりーずん
選評名
お正月のテレビってどれも同じですね。見なくてもいいのに見てしまいます。
季語がないのに、これで寝正月を表現しているとわかるのは凄い。
maple
★0
ひらひらり雪色コート並木道
出詠名
スコヲプ
20席 / 3点 特×0 並×1 次×2 自×1
互選名 五月雨と憂鬱温かい図鑑管理人自スコヲプ
選評名
「雪色」という白とも違う繊細な色を見て、さらにそれをコートに仕立てたのが素敵です。その割りに、初句と三句は正直単調に思いました。それが全体を無難な線に抑えてしまっているよう。
管理人
★0
「ひらひらり」だと普通のコートと大差ない印象なので、もっと「雪」な音を見つけて特別な一着にしたいです。「並木道」には、固有名詞を出しても良さそう。現実の場所名でも、または自分で名付けちゃう手も。
でもやりすぎると、肝心の真ん中(二句)が埋もれちゃうのかな。
管理人
★0
千本の鳥居くぐった初詣
出詠名
みなま
21席 / 2点 特×0 並×0 次×5 自×1
互選名 八索愛紗美坦庵文麿遊糸自みなま
選評名
千本の鳥居、というのはお稲荷さんでしょうね。真赤な鳥居が目に浮かびます。「くぐった」と過去形なのは思い出ですね。
文麿
★0
伏見稲荷さんの壮観が浮かびました。その絢爛な印象や、違う世界へ進む感覚は、お正月の歌に理想的な舞台と思います。なんとか、その美しさや心の動きも言葉にできると良いなと思いました。字数は苦しいですが。
せっかくの舞台で、状況報告だけみたいになってしまって残念。
管理人
★0
月POINT
順位 | 筆名 | 首席 | 投句 | 選句 | 特選 | 偏差 | EX | 合計 |
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EX内訳
最優+3:ゆりぐも
最黄+2:白猫喫茶店
最緑+2:ゆりぐも
初回+1:八索かりやど
欠票-1:有葉
六連+3:温かい図鑑クニコ卯鷺文麿
のの+1:五月雨と憂鬱
開催後記
ゆりぐもさんが初の上弦首席でした
管理人さんから(多分)全句評をいただきました
みそ味さんがスコヲプさんに改名しました
ありがとうございました