卯月の歌会
夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智
平成32年度 卯月の歌会『上弦の部』
詠草リスト
特選(2点)×1票 |
並選(1点)×4票 |
次選(0点)×∞票 |
互選(2点)×1票 |
ゆらゆらと新茶しずかに冷めてゆき
出詠名
ほのふわり
首席 / 22点 特×6 並×8 次×1 自×1
互選名 万間みいや砂狐さち悠うをみゆりこちーきい甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティー蟻男静ジャック宮嶋いつくえさい自ほのふわり
選評名
三句目を「冷めてゆき」としたところにこの句の雰囲気の肝があると思いました。上の句の雰囲気をころさず下の句を加えるのは難易度が高いように思われますが、腕の見せ所でもあると思います。
万間みいや
★0
何かを待っているのか、物思いに耽っているのか…。大人の雰囲気が漂っていて素敵です。
砂狐
★0
新茶が季語として尊重されている、非常に丁寧な上の句ですね。情景も見えてきます。
さち
★0
しっとりとした雰囲気がいいですね。いろいろな展開の下の句が続けられそうです!
甘酢あんかけ
★0
しずかに冷めていくまでの時間がかんじられて、いいなと思いました。
うをみ
★0
気持ちが冷めていくのか、冷めて静かになっていくのかいろいろ想像できるので下の句を考えるのが楽しみです。
ゆりこ
★0
新茶は薫り高い時にいただくのがいいのに、冷めていく、それも初夏の陽気の中だからゆっくり静かに冷めていく。時間の経過を感じさせ、情景の広がる可能性を感じます。
宮嶋いつく
★0
万間みいやさん、砂狐さん、さちさん、甘酢あんかけさん、うをみさん、ゆりこさん、宮嶋いつくさん、素敵な評をありがとうございました。
いろいろな想像が膨らむ句を、と思って詠みました。雰囲気を大切にしたかったので、褒めていただけて嬉しいです。
首席は全くの予想外でした… ありがとうございました!皆さんの下の句がとても楽しみです。よろしくお願いします!
ほのふわり
★0
点滅の青信号へつばくらめ
出詠名
きい
2席 / 22点 特×5 並×10 次×3 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏衣未(みみ)舟来里己はとサブレNATURAちまさかな砂狐さちうをみ知己凛ゆりこ甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャックえさい自きい
選評名
つばめ、交通量の多い車道や交差点をけっこう飛び交うんですよね。見ていてハラハラするんです、その緊張感、目を見張る感じが「点滅の青信号」からひしひしと伝わってきました。しかしこれ、下の句は難しいですね。もちろんいい意味で。
袴田朱夏
★0
景の切り取り方が素晴らしいと思います。ツバメがスッと視界を横切っていくのが見えました。キリッとした爽快感を感じる句です。
砂狐
★0
メリハリのあるかっこいい映像が浮かんできました。季節感があふれていますね!
甘酢あんかけ
★0
下の句をいちばんつけてみたくなった句です。情景がとてもよくわかります。
知己凛
★0
点滅の青信号に、滑り込みセーフのツバメが、軽快で、スピード感もあって良かったです。
ロサ・ブラックティー
★0
景が良く浮かぶ上の句だと思いました。信号機に止まったのか、点滅の間に行き過ぎたのか、いずれにしても五月らしい清々しさを感じました。
藤 かづえ
★0
評もお花もたくさん頂いてありがとうございました!
後ろからツバメにびゅんと抜かされるとひゃぁっとなりますね。
きい
★0
白線を少しはみ出す青嵐
出詠名
砂狐
3席 / 17点 特×3 並×9 次×4 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏りん2舟来里己はとサブレちまさかなさちうをみゆりこきい甘酢あんかけほのふわりロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)水無月水有えさい自砂狐
選評名
白線は駅のホームか、道路か、または心の領域のような目には見えないものなのか、といろいろ想像が働きます。青嵐が少しやんちゃにも見えて楽しいです。
聴雨
★0
自分は駅のホームの状況を思い浮かべました。限られた音数で場所や季節を想像させる気持ちいい上の句だと感じました。
白線をはみ出している点で、少しグロテスクな面も見えている気がします。
舟来里己
★0
思わぬ突風に軽四のハンドルをとられたのでは?と読みました(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
青嵐をこのように詠まれたことに正直驚きがありました。青嵐の仕業でもってしても<少しはみ出す>ぐらいの蛇行にしかならないスケールの大きな景を詠まれている所にこの歌の魅力を感じました!あっ!白線は飛行機雲として鑑賞させて頂きました。普通はそのまんま幅広に広がってゆくもんね(^_^) またいい歌詠んで聞かせて(^0^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
たくさんの票と評をありがとうございます。白線の読み方に色んなバリエーションがあってとても興味深かったです。どの景も素敵だと思いました。上の句を詠むときは、そういう広がりを感じられるように詠めたら良いなと思っています。連歌の花道は初心者なのでこれから勉強させて頂きます。
砂狐
★0
はじめての銀河を目指すこいのぼり
出詠名
水無月水有
4席 / 14点 特×2 並×8 次×7 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏衣未(みみ)はとサブレちまさかなさち悠うをみ知己凛ちーきい藤 かづえロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック宮嶋いつくえさい自水無月水有
選評名
青空の鯉のぼりでなく、夜の鯉のぼりを連想しました。ダイナミックに宇宙めがけていくのかも。面白い視点と感じました。
ちまさかな
★0
銀河とこいのぼりの取り合わせが面白いです。一般的に夜は下ろすものらしいですし「はじめての」とありますから、この日に限ってうっかり忘れちゃったのでしょうか。いきいきと鯉のぼりのはためく様子が目に浮かびます。
きい
★0
地域によっては、国旗のように、朝こいのぼりを上げ、夜降ろすそうですが、時間がなくて夜にこいのぼりをセットすることになって、下からの視点で、夜空を見上げながら上げてるのかなぁと思いました。
ロサ・ブラックティー
★0
ちょっと想像する所があったのですが、恥ずかしいので、その気になったら終わってから書き込む・・・かも知れマセン。
ロサ・ブラックティー
★0
水羊羹強くつっつきすぎちゃって
出詠名
舟来里己
5席 / 11点 特×2 並×5 次×3 自×1
互選名 袴田朱夏衣未(みみ)はとサブレ万間みいやうをみちーロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック宮嶋いつく自舟来里己
選評名
かわいくもあり、ゆかいでもある上の句。下の句の自由度が高そうです。
袴田朱夏
★0
水羊羹のチョイスがいいなと思いました。くっつきすぎてどうなるのか、たくさんの下の句が見てみたいです。
はとサブレ
★0
水ようかんの、完成されたフォルムが、お茶席のようにきれいに切り分けて食べれずに、クチャクチャになってしまった(^^)のを想像しまして、その場の明るく楽しい雰囲気が見えた気がしました。
ロサ・ブラックティー
★0
またなんで水羊羹つつこうと思ったの(*_*)しかも強く(^_^;)何か出て来た?(^_^) ドラマとかで う~ん例えば裸の大将放浪記の山下清画伯とかが しっしそうだなぁ~。私ですか?私もしてしまうかもなぁ~。裸の大将放浪記ご存じでなければ失礼しましたm(_ _)m。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
以前も何でこんなことが気になるの?何でこんな行動をしたの?という評をいただいたことがあるので、そこが弱点なのかもしれませんね。山下清画伯の件は、前の方の「かわいい」「明るい」という評とも合わせて無邪気だという意味で捉えておきますね。
特選を2つ、並選を5つもいただけました。ありがとうございました。
舟来里己
★0
柏餅いつもの癖で3つ買い
出詠名
知己凛
6席 / 11点 特×1 並×7 次×9 自×1
互選名 袴田朱夏衣未(みみ)舟来里己はとサブレNATURA万間みいやうをみゆりこきい甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティー蟻男ビリでえぇよ(^_^)静ジャック宮嶋いつくえさい自知己凛
選評名
3人家族か3人兄妹のうちのお一人が、亡くなったか遠くへ行っちゃったのでしょう。春の香りの柏餅と、一人いなくなってしまったことの違和感との組み合わせが、下句でどう展開されるのか楽しみです。
NATURA
★0
「いつもの癖で」が新鮮でした。暗に今は3つじゃないという情報が伝わり面白いです。多くても少なくてもドラマがありそう。柏餅も美味しそう。
きい
★0
廃屋の庭にこっそり咲くバラの
出詠名
静ジャック
7席 / 11点 特×1 並×7 次×5 自×1
互選名 りん2衣未(みみ)はとサブレNATURA万間みいやちまさかなうをみ知己凛きい甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)自静ジャック
選評名
廃屋の庭であっても、気高く咲く薔薇が想像され、詠みたくなる景色だなと思いました。
甘酢あんかけ
★0
どこを散歩しても空き家を見かけることが多くなりました。「廃屋」とありますので、こちらで詠まれているのは空き家が何年も放置されて荒れたお宅なのでしょう。それでも季節が来ればバラが咲いている、寂しいようなわびしいような、でも、言葉では言い表せない事情も表しているような、なんとも複雑な気持ちになる光景だと思いました。
藤 かづえ
★0
バラの鮮やかさと廃屋の侘しさが対照的で、一層心に響きました。バラは強いので、結構ほったらかしでも咲いていますけど、それが、主のいなくなった、寂しさをより際立たせているように思います。
ロサ・ブラックティー
★0
新緑に隠しきれない青空の
出詠名
袴田朱夏
8席 / 10点 特×2 並×4 次×6 自×1
互選名 聴雨りん2舟来里己はとサブレ万間みいやさち悠ほのふわりロサ・ブラックティー蟻男ビリでえぇよ(^_^)静ジャック自袴田朱夏
選評名
初夏の季語である新緑ではなく、その上にある眩しい青空を主役に置くのが面白いと思います。
りん2
★0
「新緑に青空を隠しきれない」とも「青空が何かを新緑に隠しきれなかった」とも読むことができ、下の句の展開がとてもワクワクします。「隠しきれない」というネガティブなワードを詠みつつ、「新緑」「青空」のおかげで爽やかな印象に持っていけるのも面白いです。
ほのふわり
★0
俳人の方々からは季語は引き立て役ではなく主役に立てなければいけないとお叱りを受けそうですが、ここは歌を愉しむ所。詠み人には印象深い青空が映像の記憶としてあり、そこに感じた爽快さや広大さを新緑を通して表現されたのだと思いました。読み手にも映像として青空が迫って来る感じです。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
票&評、お読みくださりありがとうございました!うれしいです!
袴田朱夏
★0
いざゆかん夏めく風に手をひかれ
出詠名
聴雨
9席 / 9点 特×0 並×7 次×4 自×1
互選名 衣未(みみ)悠うをみゆりこきいほのふわりロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック水無月水有えさい自聴雨
選評名
明るい風が素敵です。
衣未(みみ)
★0
夏めく風が追い風となって自分を励ましてくれる。「いざゆかん」の初句が気持ちよく響きます。
きい
★0
きらきらとした希望に胸を躍らせながら、夏めく風とともに前へ進んでいく。そんな光景が思い浮かびました。
悠
★0
ありがとうございました。
五月の季語は爽やかで良いなぁ、と思いながら詠みました。
聴雨
★0
<kana>幸<:>さひわい</kana>や 初蝶のごとやわらかく
出詠名
万間みいや
10席 / 8点 特×1 並×4 次×6 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏りん2衣未(みみ)舟来里己砂狐うをみきいロサ・ブラックティー蟻男えさい自万間みいや
選評名
初蝶のやわらかさに、何となく儚げな心許ない様が浮かびます。「幸せ」も本当は不確かで淡いものかもしれない。そんな切なさも感じる句です。
砂狐
★0
幸せは蝶のようにひらひらと、どこからともなく舞い込んで来るものという、その細やかな感覚に共感できます(^^)蛇より先に蝶を見ると、その一年は忙しくなるというけれど、初蝶はまるで、良いことの兆しのようで、まさしく、「幸せな気分」にさせてくれるように思います。
ロサ・ブラックティー
★0
甘夏の香り明るく満ち満ちて
出詠名
衣未(みみ)
11席 / 8点 特×0 並×6 次×6 自×1
互選名 りん2はとサブレNATURA砂狐さちうをみ甘酢あんかけほのふわりロサ・ブラックティー蟻男静ジャック水無月水有自衣未(みみ)
選評名
本当に、柑橘の香りは明るいですね。元気が溢れる感じがします。
砂狐
★0
最近、夏に向かって、柑橘類の種類の増えたこと(^^)、コロナのせいか、でも、風邪以外なんの予防効果もない気がしますが、ビタミンcを欲します。もしかしたらこれは本能か。甘夏の爽やかな香りをしみじみと感じました。
ロサ・ブラックティー
★0
<kana>鱚<:>きす</kana>は雲 草原のような抹茶塩
出詠名
蟻男
12席 / 8点 特×0 並×6 次×3 自×1
互選名 舟来里己万間みいや砂狐さち悠きいロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)水無月水有自蟻男
選評名
お皿の上にのった鱚の天ぷらと添えられた抹茶塩を詠まれたのだと思います。雲と草原に見立てたスケールの大きさが好きです。
砂狐
★0
すずらんに涙ひとつぶ掬われる
出詠名
鮎
13席 / 7点 特×1 並×5 次×4 自×0
互選名 聴雨りん2衣未(みみ)ちーきい甘酢あんかけほのふわりロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック
選評名
静かなしっとりとした雰囲気ですね。すずらんの花は、小さくて丸くて、涙の粒のようにも思えてきます。すずらんが受け止めてくれる悲しみは、どのようなものなのでしょうか。
甘酢あんかけ
★0
スズランのたくさんの小さな花が、涙のようにも涙を掬う壺のようにも見えますね。暗く悲しいイメージの涙を、清楚なすずらんが明るくしてくれる気がします。
きい
★0
涙をすずらんの花に重ねられたのですね。<ひとつぶ>とされたことで悲しみも少しは救われたことが伺えます。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
風わたる大地を蹴って麦の秋
出詠名
うをみ
14席 / 7点 特×1 並×3 次×6 自×1
互選名 聴雨NATURAさち藤 かづえほのふわりロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック水無月水有えさい自うをみ
選評名
秋??と思いましたが、初夏の季語なのですね。夏へ駆け出して行きたくなる爽やかな上の句です。
水無月水有
★0
青かった麦が金色に実って(^^)「大地を蹴る」でどこに続くのか気になるところです。なんか『金麦』とか連想して、北海道の大地を想像してしまう(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
<蹴って>ではなく<駆ければ・駆けると>としてしまうと分かり易くなりますが、綺麗な文で終わっていたことでしょう。<蹴って>とされたことで詩になったように思いました。詠み人は飛んでいるイメージで作られたのでしょうか そのように感じました。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
評をありがとうございます。田んぼの中に現れる金色の小麦畑をみると、ほんとに「金麦」のCMのような、さわさわとした風がみえるような気がします。
その中を走って行って、ぽんと蹴りだし、少しジャンプして、高ぶる気持ちを抑えようとしている、そんな感じをイメージしていました。
うをみ
★0
「(風わたる大地を蹴って麦の秋)バンザイ!!今日も 元気なワ・タ・シ」などと(^▽^)
ロサ・ブラックティー
★0
柏葉をぴらりとはがす指先が
出詠名
甘酢あんかけ
15席 / 7点 特×0 並×5 次×3 自×1
互選名 袴田朱夏舟来里己NATURA万間みいやきいロサ・ブラックティー蟻男静ジャック自甘酢あんかけ
選評名
五月と言えば柏餅。柏葉を剥がす時の「いまから食べるぞ」というわくわく感が伝わってきます。
きい
★0
柏葉ではなく指先の方を主役に持ってきたところが面白いな、と思いました。短歌らしい情景ができあがりそうな予感がします。
静ジャック
★0
ありがとうございました!(*´ω`*)
甘酢あんかけ
★0
一本のカーネーションを胸に抱き
出詠名
藤 かづえ
16席 / 6点 特×0 並×4 次×5 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏はとサブレちまさかな知己凛ちーロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック自藤 かづえ
選評名
この先のストーリーを作りたくなる上の句です。色んな物語が出来るでしょうね。
砂狐
★0
子供が少ない小遣いで買ったカーネーションを、大事そうに胸元に抱え母の喜ぶ顔を想像しながら帰る様子が目に浮かびます(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
岩陰に咲く夕牡丹の香を辿り
出詠名
ゆりこ
17席 / 5点 特×1 並×1 次×6 自×1
互選名 聴雨はとサブレ万間みいやきい甘酢あんかけロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)えさい自ゆりこ
選評名
和を感じる、かっこいい景色だなと思いました。嗅覚への刺激も魅力的です!
甘酢あんかけ
★0
ゴールデンウィークよりも長い夜
出詠名
はとサブレ
18席 / 5点 特×1 並×1 次×2 自×1
互選名 ちまさかなロサ・ブラックティー蟻男宮嶋いつく自はとサブレ
選評名
春なのですが、いま自宅待機の状況のなかで夜がとても長く感じます。どのような下の句がつくのか見てみたくなりました。
水無月水有
★0
長い方だと一週間以上あるゴールデンウィーク、
その全尺よりも長〜く感じる 一夜とは!
いったい何故なんでしょう。
待ち遠しいのか、それとも嵐が過ぎるのを待っているのか
いろいろ思い巡らすのが楽しいです。
蟻男
★0
いつまでもにんじんいろにそらが映え
出詠名
ロサ・ブラックティー
19席 / 4点 特×0 並×2 次×4 自×1
互選名 袴田朱夏NATURA蟻男ビリでえぇよ(^_^)静ジャック宮嶋いつく自ロサ・ブラックティー
選評名
いろいろなオレンジ色がある中、なぜにんじんいろなのかなあと思っておりました!最初は想像しきれなかったのですが、もしかして、収穫した春にんじんを手にして太陽を見つめているのかな、とか、やっとにんじんを食べられるようになった子と母が帰り道に見ているのかなと、想像すると様々なストーリーが見えてきて、にんじんが核になった面白い歌ができそうだなと思いました。
甘酢あんかけ
★0
黄花下さった方ありがとうございますm(_ _)mちなみにニンジン大好きでニンジン嫌いの人の気持ちがわからなくて困ります(--)
甘酢あんかけ様、評ありがとうございます。イメージに広がりが生まれたみたいで嬉しいです。五月になると急に陽が落ちる速度が遅くなる気がしまして、完全に沈んでしまうまで、空や世の中まで、朱ともオレンジともつかない色に染まっていまして(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
追。「ニンジン」は季語なので、良かったら下の句作ってやって下さい(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
榊 康SPバージョンと普通バージョンどっちがいい?
ビリでえぇよ(^_^)
★0
解りました(;*_*;) よろしければお納めください。
いつまでもにんじんいろにそらが映え愛した証(あかし)の色を見送る
ビリでえぇよ(^_^)
★0
では普通バージョンで(^▽^;)「いつまでもにんじんいろにそらが映え 黙すふたりの時間はつづく」
ロサ・ブラックティー
★0
自由のための不自由を食ふ大月の
出詠名
沙羅粗伊
20席 / 3点 特×0 並×3 次×2 自×0
互選名 袴田朱夏ほのふわりロサ・ブラックティー蟻男宮嶋いつく
選評名
コロナ禍下のスーパームーンと読みました。自由のための不自由、本当に食べてもらいたいものです。
袴田朱夏
★0
上評のせいか「食う」が「我慢している」というより、「食らっている」に見えて、「なんだよ、コノヤロウ」って言ってるように聞こえて、ユニークです(^^9
ロサ・ブラックティー
★0
選歌を逃してしまいすみません。
黄色 緑と選歌くださりありがとうございます。
評を頂きうれしいです。
沙羅粗伊
★0
芍薬のように立つ母その背には
出詠名
悠
21席 / 3点 特×0 並×1 次×6 自×1
互選名 聴雨袴田朱夏万間みいやさち知己凛ロサ・ブラックティー蟻男自悠
選評名
自分の母に花を感じている主体。外見だけでなく、人柄などの内面も加味しての比喩なのでしょうか。若干の主体と母の距離を感じました。その背にあるものをメージするのが試される歌になる気がいたしました。
甘酢あんかけ
★0
その光君に注がん柿若葉
出詠名
ちまさかな
22席 / 3点 特×0 並×1 次×5 自×1
互選名 万間みいやきい藤 かづえロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)宮嶋いつく自ちまさかな
選評名
柿若葉はつやつやと明るい色が本当に美しいです。そんなみずみずしい光を君に注ごう、と読みました。コロナ騒ぎで籠りがちですが、なんだか元気をもらった気がします。
きい
★0
柿生産地の近くに住む自分はよく見るのですが、柿若葉の独特の輝きは初夏の景として本当に映えるものと思います。つややかな輝きを与えようと思う「君」をどのように描けるか、楽しみです。
宮嶋いつく
★0
夏めいてきたと感じるのはいつも
出詠名
りん2
23席 / 3点 特×0 並×1 次×1 自×1
互選名 ほのふわりロサ・ブラックティー自りん2
選評名
あえて、下の句で、皆に、夏を感じるものは?とおまかせで問うているのも、面白いかな(^^)と・・・。
ロサ・ブラックティー
★0
君と見た葵まつりの列に添い
出詠名
NATURA
24席 / 2点 特×0 並×0 次×6 自×1
互選名 うをみゆりこきい甘酢あんかけ藤 かづえ静ジャック自NATURA
選評名
葵祭は京都のお祭りで平安貴族の姿の行列が有名です。君と一緒に見たなら印象は格別でしょう。具体的なおまつりの名を出されたことで映像が立ち上がりました。
きい
★0
ゆるゆると進んで行く牛車の列の傍で、何か昔君と見たなぁと思いをはせているような気がしまして、厳かな気持ちを感じます。
ロサ・ブラックティー
★0
あれ?緑花ないので、やはり送れる数に限界があるんですね(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
新緑の川のほとりをゆっくりと
出詠名
さち
25席 / 2点 特×0 並×0 次×5 自×1
互選名 聴雨はとサブレ甘酢あんかけロサ・ブラックティー静ジャック自さち
選評名
イレギュラーな日常に気疲れしてしまう昨今、季節を感じつつも、手の届く安全な癒しがうたわれていていいなと思いました。
甘酢あんかけ
★0
「(新緑の川のほとりをゆっくりと)そぞろ歩くも距離をとり」・・・などと(^^;)ちょっと収束してきた5月尽。
ロサ・ブラックティー
★0
多佳子忌や句会で点や評が欲し
出詠名
えさい
26席 / 2点 特×0 並×0 次×4 自×1
互選名 りん2ロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック自えさい
選評名
5月29日って俳人の橋本多佳子さんの忌日みたいですが、歌人の与謝野晶子さんの忌日でもあるんですね(--)何か、連歌って、俳句の連なりのようでもあり、また、上の句と下の句をあわせた短歌のようでもありますね(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
橋本多佳子さんも、与謝野晶子さんも、何か女性の熱情を感じる作風なので、この、「点や評が欲し」という語句に(主観ですが)艶めかしさを感じるのは気のせい?
ロサ・ブラックティー
★0
「読み」や「感性」と言うより「妄想力」かなぁ。この句に、着物風ドレスで小指の爪を噛んだ上目遣いの林檎さん・・・見えたりする(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0
枕元に咲いたピンクのカーネーション
出詠名
宮嶋いつく
26席 / 2点 特×0 並×0 次×4 自×1
互選名 知己凛ロサ・ブラックティービリでえぇよ(^_^)静ジャック自宮嶋いつく
選評名
枕元という言葉から、病室で療養されている状況が思い浮かびました。五月のカーネーションということで、お母様なのかもしれないとも思いました。主体の母を見守る気持ち、祈る気持ち、感謝の気持ち、などが、下の句で様々に表現できそうだと感じました。
甘酢あんかけ
★0
貝殻に耳を澄ませば夏の鼓動
出詠名
ビリでえぇよ(^_^)
26席 / 2点 特×0 並×0 次×4 自×1
互選名 りん2NATURAほのふわりロサ・ブラックティー自ビリでえぇよ(^_^)
選評名
貝に耳をあてると、波の音がするとはよく言われていますが、ここでは鼓動という躍動感ある表現になっていますね!最初は、どういう意図で鼓動とされたのかな、、と想像しきれなかったところがあったのですが、より考えてみますと、鼓動からリズムみたいなものが想起され、寄せては返すリズミカルな波の音を「夏の鼓動」とされたのかなとイメージしてみました。
甘酢あんかけ
★0
ひとの感性は経験から、とか思ってますので、その貝殻は、かつての物でしょうか、楽しかったいつかの夏を、思い返しているようにも思いますし、きっと小さな期待も込められているのでは。
ロサ・ブラックティー
★0
甘酢あんかけ様
歌に心を寄せて頂きありがとうございます(^_^) 仰せの通り寄せては返す波の音も楽しんで頂けたらと思ったのですが、一方で耳を澄ませば近づいてくるように響いてくる音(例えばクリスマスの足音みたいな)みたいなものとして表現させて頂きました。この詠み人は五月の静かなビーチで一足早く何かしらの夏の雰囲気・サザンが歌うような夏の海・・・を楽しんでいたのかもしれません(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
ロサ様
相変わらず読みが鋭いと申しますか感性が豊かと申しますかびっくりします。ここまで読んで頂けると創作冥利に尽きるというもの。作歌中にふと浜辺と部屋の中 立ち位置の変化でこの歌の響きも違って来るなぁとの考えが脳裏をよぎりました。夏の鼓動に「ふと息を吹き返す幸せで懐かしい時間の記憶」を想起して頂きありがとうございました(^_^)。お二方にこのような評を書いて頂きこの歌は幸せです(^0^)/。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
票を贈って頂いた皆様へ
心を寄せて頂きありがとうございました(^_^)。
ビリでえぇよ(^_^)
★0
月POINT
順位 | 筆名 | 首席 | 投句 | 選句 | 特選 | 偏差 | EX | 合計 |
---|
EX内訳
最優+3:ほのふわり
最黄+2:きい
最緑+2:知己凛
欠票-1:鮎沙羅粗伊
欠評-1:鮎えさい
六連+3:ほのふわり舟来里己静ジャック袴田朱夏衣未(みみ)蟻男甘酢あんかけ藤 かづえロサ・ブラックティー悠NATURAさちビリでえぇよ(^_^)
のの+1:全員(管理人欠席のため)
開催後記
ほのふわりさんが通算2回目の上弦首席でした
通算50回出席: NATURA
通算20回出席: ゆりこ
ありがとうございました