連歌の花道『新月ノ歌会』

如月の歌会

新月ノ歌会工事中

変身後のレッドがふんわり優しくて俺も明日からソフランにする ひの夕雅 × 淡海わこ

平成25年度 如月の歌会『上弦の部』

今月は3月の季語を詠んだ上の句を提出ください


 季語リストに未掲載でも3月に関連する語であれば構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(3点)×1票
並選(1点)×2票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠よもぎ摘む造成予定地薄日差し

出詠名 白石フランソワ
首席 / 24点 ×6 ×4 ×3 ×1

互選名 詠伝ばん悠迂回する案みなま管理人天野うずめナイス害さとこ温かい図鑑はだし遊糸miyafi白石フランソワ

選評名 真ん中にどんと「造成予定地」が目を引きます。普通なら殺風景と見過ごすだけのそこにも、優しい詩情が流れてると気付かされました。「よもぎ」「薄日」と決して華やかでない語を並べながら、時の1コマその場所にしかない淡い美しさを描き伝えてくれます。
管理人
★0
よもぎ摘みのゆったりした時間の流れを断ち切る予感をさせる風情。今この場所を侵される切なさだけでなく、造成地を訪れる人の笑顔なんかを考えたり。衰退の心情は複雑そうで、下句に何を起こすか何が起きるか気になります。
あと「造成予定地 ○○不動産」みたいな看板はロマンがある。
迂回する案
★0
↑衰退 → 主体
迂回する案
★0
高度成長期の昭和に子供時代をすごしたもので、なつかしさがあふれました。名残雪がおちてきそう。よもぎをひらがなにしたことで若菜のやわらかさが際立ちました。
みなま
★0
上の句単独でもいい歌になっています。
もうよもぎは摘めないという寂しさが「造成予定地薄日差し」で表現されているのがいいと思います。
天野うずめ
★0
造成予定地ということばの少し重い感じにやわらかな薄日。じんわりとくるうつくしさです。薄日はなにかのまえぶれっぽいですね、下の句づくりが楽しそう
はだし
★0
自然詠のように綺麗な場面描写でありながら初句を「よもぎ摘む」にしたことでそこに動作の主体(登場人物)が現れ、物語の予感が加わることで濃度のある上の句に仕上がっていると思います。強すぎず弱すぎない、柔らかい光を連想させる「薄日」は3月の
うららかな気候をよく表現していると思いました
miyafi
★0
長期間にわたり造成予定地になっている場所もありますよね。毎年「今年で最後」と思いながら訪れているのかもしれません。ノスタルジックでほんのりとした喪失感が、優しく心に残りました。
前評にもありますが、俳句として完成している印象です。
遊糸
★0
上位二句が同点首位でしたが、特選得票数の差で
優勝は初参加のフランソワさんでしたー *:・゚\(’∇’*)
管理人
★0

春の水飲み込む君の喉を見る

出詠名 まりか
2 / 24 ×5 ×7 ×5 ×1

互選名 文麿詠伝泥ロボばん悠迂回する案みなま黒夜行管理人天野うずめクニコ月々紛福間伊与さとこ知己凛遊糸miyafiひさ弥まりか

選評名 実景描写を誠実に詠んだ正統派の一句。こくこくと飲み込む様子が浮かび、その喉からはあたかも雪解け水が染みて脈動する春の風景が重なって見えるよう。主体の目線を通して、君とのこれからが始まる高揚を感じさせてくれます。
管理人
★0
真っ白いのどがクローズアップされてくるようで、ドキドキです>吸血鬼か(笑)。
文麿
★0
「春の水」という自然を感じさせる語が「君」の神秘性・非人間性を高めているように感じます。私のなかではつららや雪が溶けたを吸う鳥の姿が浮かびました。氷から水になることが春の始まりなんですね。
詠伝
★0
水を飲み込む喉のさまがありありと浮かぶ。考えてみれば冬に水なんてあまり飲まなくて、ぐびりぐびりと飲み込むその姿そのものが春の訪れなんだろう。視点が水から口へ、口から喉へと動いていく描写が活き活きとして素晴らしい。
泥ロボ
★0
どうしても制服姿の高校生がおもいっきり走ったあとに蛇口から直に水飲む姿がみえて良いなと。”の”と”み”の音の反復もシンコペーションを刻んで心地よいとかんじました。好きです。
みなま
★0
一瞬の切り取り方が女性っぽい感じがします。喉を見るのは、大抵女性だよなぁ、と。僕のイメージだけかもしれないけど、そんな風に捉えると、女性が思いを寄せている男性に視線が向いている、という光景が浮かんできます。
黒夜行
★0
情景が浮かぶようで素敵ですね。爽やかな色気があります。語感もいいですね!
福間伊代
★0
残酷ですが、一句を選ばないと次に繋がらないルールでごめんなさい!
総得票数17は堂々トップのまりりんでした \(・_・、)
管理人
★0

姉ちゃんのお雛さま出すこの役目

出詠名 詠伝
3 / 15 ×4 ×1 ×4 ×1

互選名 文麿ばん悠白猫喫茶店クニコさとこ鏡が映すもの遊糸ひさ弥詠伝

選評名 「姉ちゃんのお雛さま」のフレーズがかわいらしい。弟なのかな。お雛さま飾りを手伝わされちゃって、ちょっと不満げ。でも、姉ちゃん、大好きだから仕方ないか。
文麿
★0
「この」の言い方が好きです。性格とか風景とか詰まってる感じがします。
白猫喫茶店
★0
弟目線(?)ってとても新鮮でなんだか可愛らしく思いました。
具体的な主体が浮かぶので生き生きしています。
クニコ
★0
とても好きです。かわいい……!!!!!
想像が膨らみやすくて楽しいですね。
鏡が映すもの
★0
幼い弟が家族の一員として大事な役割を任されている姿が浮かびました。
一方で、童謡『うれしいひなまつり』が頭の中でぐるぐる回り「お嫁にいらしたねえさまに♪」
と歌っていると、お嫁に行くことが決まっている「姉ちゃん」のための最後の役目を果たしている弟の姿も浮かびました。
遊糸
★0

引き出しの第二ボタンが音をたて

出詠名 白猫喫茶店
4 / 13 ×1 ×8 ×5 ×1

互選名 まりかみなま黒夜行天野うずめクニコさとこ温かい図鑑知己凛五月雨と憂鬱なかやまなな遊糸miyafiひさ弥白猫喫茶店

選評名 不意のことに主体は何を思い巡らせるのか、何かを伝える虫の知らせか、下句での解が楽しみになります。また付句を期待しただけのつなぎ役で収まらず、この余白に想像が広がる情感は、このまま俳句としても魅力的な質のある上句と思います。
管理人
★0
第二ボタンも迷った季語の一つでした。もらった女の子が主体で、近いか遠いかわからないけどもらった卒業式は過去なんですよね、やられた。
みなま
★0
「引き出しに第二ボタン」と書き出すことで、「過去」という単語を使うことなく読む者を過去に引きずり出すのがいいですね。なんとなく、音を立てた原因まで上の句にまとまってるといいなと思ったんですけど、欲張りすぎですね。
黒夜行
★0
女子にとってはあるあるネタかもしれませんね。
存在を控えめに主張する音のせいで当時の記憶が一瞬で蘇り、甘酸っぱかった青春に身悶えしてしまうんです。その後もうまくいっているのか、そのまま別れてしまったのかは下句のお楽しみ。
まさかのBL的な展開も期待します!
遊糸
★0
当事者でなく卒業を過去のものとして描き出しているところがいいですね。実際に経験していなくても共通認識度の高い「第二ボタン」のチョイスも伝わり安くすっと入ってきます。青春を呼び起こすように音をたてたボタンが下の句でどう展開していくのかとても楽しみな句です。
クニコ
★0
ここから新しく物語が始まりそうな予感がします。とにかく素敵な上の句だと思います。
さとこ
★0
第二ボタン、青春ですね。好きな人に第二ボタンをもらうことは乙女の憧れというイメージ。それがふと引き出しから出てくるのは、ちょっとした神様の悪戯のような気がします。過去の恋はその人の目にどう映るのか。下の句次第で展開が大きく変わる上の句だと思います。
まりか
★0

ぬかるんだ空にものの芽くるい舞え

出詠名
5 / 11 ×1 ×6 ×3 ×1

互選名 まりか泥ロボ迂回する案黒夜行管理人クニコはだし五月雨と憂鬱なかやまななmiyafi

選評名 初句「ぬかるんだ空」の詩情に惹かれます。季語「ものの芽」も雰囲気のある良い言葉。さらに結句「くるい舞え」が小さな芽と大きな空の魅力をつないで、美しさと力強さのある一句に。17音すべて丁寧に作られてると思いました。
管理人
★0
幻視。とにかく完成度がすごい。ナ行とマ行の織りなすのったりした様は、もやもやした世界のなかで、もやもやながらも壊したい、という感情の表れに映ります。限られた世界の中での感情の発露というか、どうしようもない空の下でなんとかぶっこわしたいというその表現がナイス。
泥ロボ
★0
「くるい舞え」という表現が好きです。この表現だけで、ジブリ映画で描かれるような、植物たちの生き生きとした躍動感が表現されている気がします。
黒夜行
★0
「ぬかるんだ空」だろうが関係なくぐわ~っとくるい舞えと言い放ち、4月より少し寂しい春のイメージになりがちな3月において生命の力強さを感じさせる句になっていて素晴らしいと思いました。
しかし「ものの芽」という言葉を無知ゆえしらずに最初つっかえてしまいました。残念なワタクシ。。
クニコ
★0
出づることだけでもドキドキしているだろうものの芽に「くるい舞え」と呼びかけている面白さ。ぬかるんだ空。君は涙にくれることなく、楽しんで生きよ。空も春になるから。
なかやまなな
★0

春雨が二人の間を別つので

出詠名 天野うずめ
6 / 9 ×1 ×4 ×3 ×1

互選名 まりか白石フランソワ詠伝福間伊与温かい図鑑はだし知己凛天野うずめ

選評名 暖かさを含んだ春の雨。芽吹く季節の喜びを感じつつも別たれてしまう寂しさ、余韻に大人のロマンを感じます。「ので」の続きをどう展開するかによって切なくも甘くもなりそうですね。(あるいは春雨をデンプン由来の方にするとか…)
詠伝
★0
「雨が~間を別つ」の表現がステキです。
ただ上句は付句を意識して連用形などにする作品も多いですが、デメリットとしては句が「片割れ」の印象になってしまうと思います。良い方に作用すれば余白まで魅力になりますが、もし端からつなぎ役に見えてしまうとせっかくの魅力まで損ねるようにも。↓
管理人
★0
正直やや後者寄りの印象でした。勿論付句を期待して作ることは正しいはずですが、まず上句だけ見ても魅力的であることが(特にこういう比較の場では)強味になるのかなと。個人的には、三句目のお尻が締まってる方が良い印象を持てたと思います。
管理人
★0
春雨はやわらかく優しい雨のイメージなので、青春の甘酸っぱい距離感を表現しているのかなと思いました。でも、他の方々も書かれていますが「ので」の部分が気になりました。少し下の句が付けづらそうな印象を受けました。雰囲気は素敵な上の句だと思うので、少し惜しいかなと思います。
まりか
★0

冬眠に飽きたカエルと卒業生

出詠名 迂回する案
7 / 9 ×0 ×7 ×8 ×1

互選名 まりか文麿ばん悠白猫喫茶店管理人クニコ月々紛温かい図鑑はだし知己凛五月雨と憂鬱なかやまなな遊糸ひさ弥迂回する案

選評名 カエルと卒業生の組み合わせの意外性が頭から離れなくなってしまいました。一体どういう風に進むのか、下の句が楽しみ。
文麿
★0
「惰眠はやめだ、さて春だ」と言うようなカエル。並列した卒業生もきっと同様の思いなのでしょう。とかく後ろ向きにされがちなテーマを、学生時代は冬眠と言い切り、どこかぶっきら棒でもこれからを楽しもうとする姿からは清々しい若者らしさを感じました。
管理人
★0
春らしい爽やかさや高揚、作中人物の共感性などきれいに組み込まれて、気持ち良い印象を広く与えられる一句だと思いました。
管理人
★0
「冬眠に飽きた」がカエルにだけかかっているのか、卒業生にもかかっているのか、曖昧に感じました。恐らく後者ですよね。
「冬眠に飽きた卒業生」というのが、在学中は退屈だったのかな、という印象を受けました。
遊糸
★0
一目で印象に残りました。
甘えから脱する春。でもまだなんとなくぬるっとしたような、寝起きに伸びをして準備しているようなそんな情景を思い浮かべました。好きです。
クニコ
★0
卒業は終わりではなく始まりなんでしょうね。
カエルの弾むイメージがかれらのこれからを予感させるようで、春らしいなと感じました。
はだし
★0

春雷のようにあなたは言い放つ

出詠名 はだし
8 / 8 ×1 ×3 ×5 ×1

互選名 まりか管理人天野うずめナイス害五月雨と憂鬱なかやまなな鏡が映すものmiyafiひさ弥はだし

選評名 ピシーッ!ズトーンッ!みたいなマンガ風の効果音が飛び出してきそうです。
ごくシンプルで、すごくキレのある一句と思いました。下句へのきっかけ、発句としても面白い振り方だと思います。(下弦の部が大喜利大会になりそうだけど)
管理人
★0
「春雷」は突然にというニュアンスが強い。
突然に言い放った言葉が見てみたい。
天野うずめ
★0
下の句次第でどんな歌にも化ける可能性を秘めていますね。ちょっと面白い言葉を繋げてみてもいいかも。誰が春雷のような言葉を投げかけたのか。想像力が膨らみます。
福間伊与
★0
ゆるかやかで明るい春の雷。単にきつく言い放つのではなく愛が含まれている。
なかやまなな
★0
凛々しい。でも怖い。
遊糸
★0

一が二つ並ぶ日の日記しんとして

出詠名 黒夜行
9 / 7 ×1 ×2 ×2 ×1

互選名 まりか白石フランソワみなま福間伊与はだし黒夜行

選評名 東北関東大震災の忌日ですね。11日という、月に一度巡ってくる日のつらさ、せつなさ。3月11日という、年に一度巡ってくる日の耐え難い悲しみ。直接被害がなかった私も「しんとして」言葉を失う日です。
白石フランソワ
★0
あっと息をのみました。
みなま
★0
ああ、そうだ。三月といえばそうだった、と。はっとさせられた上句です。下の句、どんなものを寄せたらいい句になるか。難題ですが、手ごたえがある問いだと思います。
福間伊与
★0
このサイトで震災の連歌を詠むことが、鎮魂になることに気付かされました。小さな力ですが、大事なことかもしれません。
ただ、発句で躓き、二句でも六音。リズムが取りづらく、ガツンと響かなかった点が残念です。着眼点は素晴らしいのであと一歩の工夫を。
maple
★0

たかくから春をこぼした糸桜

出詠名 miyafi
10 / 6 ×1 ×1 ×7 ×1

互選名 まりか文麿詠伝迂回する案管理人クニコ月々紛福間伊与さとこmiyafi

選評名 「糸桜」ってしだれ桜のことを言うんですね。分からなくて調べました。見つめているとゲシュタルト崩壊おこしそうな文字列です。面白い。
文麿
★0
こういった、華やかで美しい、情緒あふれる詠草は大好物です。まぶたの裏に光景が浮かぶようです。
福間伊与
★0

つるてんのブレザー見送る沈丁花

出詠名 ばん悠
11 / 6 ×1 ×1 ×5 ×1

互選名 まりか文麿クニコナイス害さとこ知己凛miyafiばん悠

選評名 沈丁花だいすきな自分としては押したい! 香りよいけど、ちょっぴり鼻をくすぐる刺激もあって、別れの季節の思い出に繋がります。
文麿
★0
俗に言う「つんつるてん」ですよね。字数を意識した略語も苦し紛れに感じず、むしろ口語的な優しさが上手く出てると思いました。その初句だけで卒業式の様子、三年間のあれこれまで浮かぶよう。沈丁花も雰囲気に合ってると思います。
管理人
★0
「つんてん」が効いてますね。いろいろあってもなくても確実に成長した3年間だったんだろうな~などと想像できました。「沈丁花」も確かに雰囲気にあっていてセンスを感じます。
クニコ
★0
↑ タイプミスってる。。
「つんてん」→「つるてん」
クニコ
★0
つんつるてんの制服に、成長の喜びと誇らしさが感じられます。
沈丁花の花言葉は「栄光」「永遠」。卒業の朝にふさわしい光景ですね。
遊糸
★0

「これからは!」光る雲まで声あげて

出詠名 月々紛
11 / 6 ×1 ×1 ×5 ×1

互選名 まりかばん悠管理人さとこはだし鏡が映すものひさ弥月々紛

選評名 誰か大切な人に向けた餞なのか、一歩を踏み出す勇気なのか、はたまた自分自身の決意の表れなのか…まだきんと冷たい冬の空の下、清々しく始まるであろう物語が楽しみになる句でした。
ばん悠
★0
春にふさわしい下の句が集まりそうな上句です。スタートの季節ですものね。シンプルな勢いの良さがあります。
福間伊与
★0
上の方も書かれてますが、勢いの良さがいいですね。春ということで、決意を表明するにはとてもいい季節だと思います。
まりか
★0

風が舞いとばされてったハンカチは

出詠名 文麿
12 / 6 ×1 ×1 ×3 ×1

互選名 まりか詠伝クニコさとこ五月雨と憂鬱文麿

選評名 シンプルながら春一番にさらわれ青空を舞うハンカチが、逆光で目に浮かびました。このハンカチはどこへ向かうのか想像するのが楽しみ。季節を感じさせる語にもう一歩踏み込んでほしかった気もします。
詠伝
★0
舞う風とハンカチ。情景としてとても惹かれました。
下の句で切なくもロマンチックにもできそう。好きです。
クニコ
★0
青春の一場面のようで色々想像できそうです
なんだか出会いの予感がします
五月雨と憂鬱
★0
この歌の主人公をハンカチの持ち主とみるか、ハンカチとみるかで、物語が変わってきますね。
「ハンカチを」や「ハンカチに」と選ぶ助詞によって下句の動きが制限されるところが上句の難しいところです。
遊糸
★0
参加のみなさん、投票、歌評頂いた方々、有難うございました。「もう一歩踏み込んで」、ほんにそうですね。「はんかちは(に)、(を)」の可能性、ご指摘感謝です。( ..)φメモメモ。息切れしつつありますが、頑張りま~す。(>_<)。
文麿
★0

「つばめ」から「さくら」乗り継ぐ窓の外

出詠名 みなま
13 / 6 ×1 ×1 ×1 ×1

互選名 まりかひさ弥みなま

選評名 九州新幹線ですね。
九州から大阪方面へと、新生活の地へ向かう様子でしょうか。
遊糸
★0
上京の歌。つばめもさくらも春の象徴ですね。窓の外に広がっているものを詠むか、上京前の心境を詠むか。季節感はふんだんにあります。
福間伊与
★0
上京に限定すると勿体ない気がします。
つばめはJR九州の特急、さくらは九州新幹線ですが新大阪止まり。九州のとある駅から特急に乗り込み、新幹線へと乗り換える主体。
さあ行き先は何処だろう。もしかすると博多か鹿児島か。または帰郷の場面か。
季語を特急や新幹線として使うセンスはいいですね。
maple
★0
新幹線の名前は正直あまりわからないのですが、春っぽい名前から春っぽい名前に繋がっていくところが素敵だと思いました。そんなに素敵な名前の新幹線があるんですね。
まりか
★0

卒える日に兎と化した担任が

出詠名 ナイス害
14 / 5 ×1 ×0 ×3 ×1

互選名 文麿ばん悠温かい図鑑ナイス害

選評名 卒業式の日にイースターラビットの仮装でもしたんでしょうか。
だとしたら楽しい担任ですね。
しんみりした雰囲気を吹っ飛ばして、卒業生たちを笑わせて送り出したいんですね。
そしてこのままイースターパーティー(笑)

★0
先生泣いちゃって目が赤い=兎なのかな?と思いました。
捉え方でずいぶん歌の雰囲気がかわる上句かもしれませんね笑
クニコ
★0
涙ながらに卒業生に最後のメッセージを伝える担任の姿が浮かびました。
下句ではその担任のメッセージ内容でもいいし、生徒目線や保護者目線でもいいですね。いろいろ展開できそうです。
遊糸
★0
最後の最後まで世話の焼ける生徒がたくさんいるクラスなのでしょう。いつものように大声で怒られる生徒たちが見た先生の顔がいつの日か思い出され救われる そんな風に感じました。
温かい図鑑
★0
最初はどういうことだろうと思ったのですが、他の方の評から担任が泣いて目が赤いから兎なんですね。ワンクッション置いて表現しているところが、卒業式でも(涙が止まらなくなる人ではなくて)落ち着いている人なのかなと思いました。
まりか
★0

やめてくれはばたく鳥の部活動

出詠名 真匿名
15 / 3 ×1 ×0 ×2 ×0

互選名 みなま白猫喫茶店ナイス害

選評名 ランニングする体育会系のごとくぴーちくぱーちく忙しい鳥たち。春が始まろうとしているなか、まだ自分はここに留まっていたいという願望も、三月ならではかもしれません。
詠伝
★0
ごく個人的になりますが、氷菓、というアニメの主人公がよぎりました、ので。
みなま
★0
ピロティからグラウンドを見つめる風景が浮かびました
ナイス害
★0
否定語を前面に押し出してしまったことで下の句の自由度がちょっと下がってしまいそうなのが残念。でも、情景と詠み人の心境はすごくよく伝わってきます。
福間伊与
★0
鳥がはばたいている様子を部活動に喩える発想が素敵だと思いました。でも、「やめてくれ」なんですよね。どれだけうるさかったんでしょう。
まりか
★0

私だけ 改札口で つっかえる

出詠名 瑠璃
16 / 3 ×0 ×3 ×3 ×0

互選名 白石フランソワ泥ロボ白猫喫茶店福間伊与はだしひさ弥

選評名 次につなげたい、という意味ではこれ。改札口は次の世界への入り口ですが、この「私」はどうもうまいこと飛び出せないようだ。さてこの次につながる語はなにか。改札の向こうに広がる楽園か、それとも。想像力がかきたれられます。
泥ロボ
★0
上京したてのような新生活の戸惑いが想像できます。確かに詠草は春らしい季節感ですが、ただ「改札口」を季語と見るべきか迷いました。
例えば「私」を季節の花などに変換して、それが改札口手前で翻弄される擬人表現にすると、より詩的な印象を作れるように思います。
管理人
★0
田舎から都会に移り住んで間もない主体が、自動改札をうまく通れない姿を想像しました。でもそれだと3月というより4月の印象ですね。
3月に重点をおけば、まだ進路がきまっていない卒業生とも読めます。或いは決まっているけど新しい環境に進むことに対し、期待よりも不安が大きいのかも。
遊糸
★0
上の方の解釈だと確かに3月っぽいですね。ただ何の前情報もなくこの句をパッと見ると、やはり「改札口」を3月の季語と見なすのはちょっと苦しい気がしました。「私だけ」の部分を削って改札口を通る人の服装や周りの景色などにもう少し3月を匂わせられれば、らしい句になったと思います。
miyafi
★0

空想のレーンをくぐるつばめたち

出詠名 泥ロボ
17 / 3 ×0 ×1 ×5 ×1

互選名 まりか文麿黒夜行管理人福間伊与さとこ泥ロボ

選評名 「空想のレーン」って、何だろう? 道路、トラック競技のコース、? 分からないけど、スイスイと翻って飛ぶツバメの姿は見えるようです。不思議な魅力をもった句です。
文麿
★0
空中を縦横無尽、不規則に翻るツバメの飛行軌道には、人間に見えないレーンやアーチが確かにあるような錯覚をします。屋根の上に空想忍者(?)を走らせるのとは喩えが逆ですが、それにも似た愉しさを感じました。情景を面白く詩に変換されてます。
管理人
★0
「空想のレーン」をどう捉えるかで、下の句に広がりが出てきそうな句だなと思いました。実際のつばめの飛ぶ姿と捉えてもいいし、別の捉え方もきっとできるでしょう。
黒夜行
★0
空間的な広がりがあって春らしい句だと思います。ただレーンをくぐるという表現が少しイメージしにくかったです。個人的にはレーンをのあとに続く動詞を「すべる」などにした方がわかりやすかったかなと思いました。もしくは「くぐる」を生かしてレーンの部分をアーチに変えるなど。
miyafi
★0

雪解けを猫と並んで待つ子かな

出詠名 五月雨と憂鬱
18 / 3 ×0 ×1 ×4 ×1

互選名 まりかみなま白猫喫茶店天野うずめ福間伊与五月雨と憂鬱

選評名 ぜったい灰色の猫とおさげ髪の高校卒業女子だとおもう。幸多かれ!って祈りたくなります。
みなま
★0
北の国からの歌という雰囲気がしますね。「猫」より「犬」のほうが外に出るのを待ち望んでいる切迫感が出たかもしれませんが、部屋の中から分厚い雪景色を猫と並んでみている子供の姿が思い浮かびました。
福間伊与
★0

たんぽぽに道をゆだねる帰り道

出詠名 温かい図鑑
19 / 3 ×0 ×1 ×3 ×1

互選名 まりか泥ロボ福間伊与知己凛温かい図鑑

選評名 自分から望んで進んだ道でも、戻るときはあやふやに。たんぽぽは川辺だってアスファルトだって咲く。そんなどこにだって咲くたんぽぽに沿い、ふらふらと、自分が進んできた道を遠回りして振り返る。という風に詠みました。ぼんやりとした雰囲気が好き。
泥ロボ
★0
たんぽぽの綿毛が飛んでいくほうへ歩んでいく情景が最初にぱっと浮かびました。どんなことがあった後の帰り道なんだろう? 
福間伊与
★0

こっそりね椿の君と名付けてた

出詠名 クニコ
19 / 3 ×0 ×1 ×3 ×1

互選名 黒夜行月々紛福間伊与五月雨と憂鬱クニコ

選評名 いいですねぇ「椿の君」。名も知らない相手への恋なのか、顔見知りだけど心の中だけで呼んでいるのか。胸に秘められた恋のどきどき感にきゅんとしました。
詠伝
★0
これ、恐らく「こっそり名付けてた」っていう風に捉えるんでしょうけど、下の句がないから、「椿のキミと名付けていたあなたにこっそりと○○」みたいな展開のさせ方もできるなぁ、と思いました。
黒夜行
★0
椿かぁ、桜でも、梅でもなく、なぜ椿なのか。気になりますね。片恋を連想させる詠草ですが、この出だしなら下の句次第では両思いにもなるのかな。上の方がおっしゃるとおり自由度を残してますね。
福間伊与
★0
「椿の君」は凛々しくて美しいイメージです。関係あるのかないのか、椿姫は悲恋ですね。
「こっそりと」ではなく「ね」にした意図は、椿の君に話し掛けている効果を狙ったのでしょうか。その声が届く距離なのか、心の声なのかは下句次第。
遊糸
★0

不可視の卒業証書を手に

出詠名 福間伊与
20 / 2 ×0 ×0 ×2 ×1

互選名 迂回する案管理人福間伊与

選評名 学校生活から離れた場所での卒業式。それはおそらく自身の成長であったり、何かとのお別れであったり…。社会に出ても学生時代の感覚がふとよぎることってありますよね。上の句のリズムとしてちょっとすっきりしないのが勿体ない。
詠伝
★0
定型は崩していますが語呂は良い気がします。ただ下弦の部で扱う「お題」として見た時にこの句が適当なものかと問われると、やはり少し難しいと思います。こういったリズムの詠草を否定するわけではありませんが、なにか言葉を足して575のリズムに近づけたほうが票は集めやすいかなと思いました。
miyafi
★0
シンプルに言えば「見えない卒業証書」、きっと普通とは違う場で自分だけのそれを手にしたのでしょう。目立つ印象を与えながら、意味は取りやすい上手い造語と思います。これを武器に、個性的な作句が狙いかなと。でもこの一つで破調を成立させるほど強い語かというと、そうでもないと思いました。
管理人
★0

見つめ合い クコの実つまむ 友の印

出詠名 鏡が映すもの
21 / 2 ×0 ×0 ×1 ×1

互選名 詠伝鏡が映すもの

選評名 見つめ合うのが同性ならば友情のうた。異性だったら失恋…になるのでしょうか。クコの花言葉は「お互いに忘れましょう」…友の印という言葉も意味深。
詠伝
★0
うーん。どんなシチュエーションなんだろう。想像力を働かせる余地がありそうです。
福間伊与
★0
風の谷のナウシカに、チコの実かな、あったシーンを思い起こしました。そこから着想を得ているようにも。一読目は子供の友情イメージでしたが、前評さんの失恋という読み方も素敵です。そこが読者任せでなく、情景が見えるとより評価しやすいと思いました。
管理人
★0
クコの実を調べてみると、滋養強壮や血行促進・免疫力向上の効果があるようです。すごいアンチエイジング効果です。
個人的には同性と見つめ合うことに多少の違和感があることと、男女の友情と読んだとしてもクコの実とのイメージが結びつきにくいことが気になりました。
遊糸
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data如月の歌会上弦の部H26.02.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3白石フランソワ

最黄+2白猫喫茶店

最緑+2迂回する案

初回+1白石フランソワ詠伝瑠璃福間伊与

欠票-1真匿名瑠璃

欠評-1月々紛真匿名瑠璃

六連+3

のの+1白石フランソワ

月開催後記


白石フランソワさんが初参加で首席獲得しました

愛紗美さんがまりかさんに改名しました

通算20回出席: はだし

通算10回出席: 文麿

連続20回出席: はだし

連続10回出席: 文麿 温かい図鑑 クニコ


ありがとうございました 花

如月の歌会上弦の部