連歌の花道『新月ノ歌会』

皐月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成26年度 皐月の歌会『上弦の部』

今月は『  』を詠み込んだ上の句を提出ください


 詠み込み方は多少の変換があっても構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×2票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠呑みごろな地球儀めがけ蛇が飛ぶ

出詠名 迂回
首席 / 16点 ×5 ×4 ×2 ×1

互選名 黒夜行あぷりこっとさとこ永乃ゆち管理人ちゃむ知己凛ナイス害はだし中森つん迂回

選評名 「呑みごろな地球儀」という表現がいいですね。神の視点、という可能性もあるけど、蛇視点だと考えると、「あの地球儀、うまそうだな」みたいな風に考えている蛇が浮かんで、なんかそのちょっとズレたような世界観がいいなって思います。
黒夜行
★0
ちょうど手塚治虫の「地球を呑む」を読んでいたのでタイムリーすぎてビックリしてしまいました
スケールが大きくて好きです
ナイス害
★0
捻りの巧い表現と思いました。簡単に読めば「蛇が呑める程度の地球儀」のはずが、「地球は大きい」「蛇は大きいものも呑む」というイメージが世界観に(いい意味で)歪みを生む。実景として成立する句でありながら、そこに前評の通り幻想的で壮大な景が交差する。でも特選にしなかったのは、もう完成度の高い詩世界と思うので付句が大変そうという贅沢な理由でした。
管理人
★0
上半期つよ男さんは上半期つよいー *:・゚ヾ(・д・。) おめでとうございます
管理人
★0

もしイヴが蛇に出会わなかったなら

出詠名 永乃ゆち
2 / 10 ×1 ×6 ×4 ×1

互選名 黒夜行あぷりこっと奈月遥みなま管理人知己凛五月雨と憂鬱中森つん温かい図鑑miyafi永乃ゆち

選評名 これは、壮大な物語を予感させる上の句ですね。月の歌会にずっと参加していて、いつも難しいなと感じるのはこういう句です。正直この句は、上の句単体だけで見てしまうと弱い印象はある。ただ、抜群に面白い下の句がつくと一気に映えるような印象もある(そしてそういう下の句が付きそうな予感を抱かせもする)。こういう句をどんな風に評価したらいいか、難しいなぁといつも感じています。
黒夜行
★0
もしも、の物語がどうなるのか。キーパーソンである蛇がいなかったら、人の運命はどうなるのか、感慨深いものがあります。
奈月遥
★0
どうなっていたんだろう。下の句がどう付くのか気になります。私はすごく好きです。
箔紙
★0

「蛇がおるかもしれへんで、まさしくん

出詠名 はだし
3 / 9 ×2 ×3 ×2 ×1

互選名 みなまさとこ管理人ナイス害五月雨と憂鬱迂回はだし

選評名 まさしくん、気をつけなはれやっ!って言いたくなりました。
みなま
★0
大喜利の穴埋めっぽさが出過ぎちゃった感がありますが、カッコの位置も下の句で入れられるのは詠みごたえがありそうです
ナイス害
★0
思わず笑ってしまいました。どう展開していくのか気になって仕方ないです。
五月雨と憂鬱
★0
変則作品ですが、歌題『蛇』なら敢えてそういうのおもしろい雰囲気かなと。蛇だけに邪道で、って思ったら邪道の邪は蛇じゃなかったけど。でも下句の展開性も豊富で魅力的と思います。
管理人
★0

天国で蛇のしっぽをつかまえた

出詠名
4 / 7 ×2 ×1 ×5 ×1

互選名 奈月遥さとこ永乃ゆち管理人ちゃむ知己凛はだし五月雨と憂鬱

選評名 とても続きが気になる句です。蛇を生誕と取るか、知識と取るか、毒と取るかで、様変わりしそうです。
奈月遥
★0
いろんな風に、膨らませる事ができるなぁと思いました。
永乃ゆち
★0
下の句によって面白くなるなぁって、想像が広がります。
知己凛
★0
選にするか迷いました。面白いです。
蛇の長い体と連歌の上下も活かして、上句にはしっぽだけ出てその先は下句の中という作り。また蛇は古来から悪魔のそばにも神様のそばにもいたり、天国という場所で怪しげに何をしてるか先の読めない展開。どんな付句があるか楽しみになります。
管理人
★0

雨音にカーテン開くと蛇の目傘

出詠名 あぷりこっと
5 / 7 ×1 ×3 ×1 ×1

互選名 黒夜行知己凛はだし温かい図鑑miyafiあぷりこっと

選評名 「蛇の目傘」を持ってきた方が二人いましたが、個人的にはこっちの方が好きです。どうしてかなと考えた時、個人的な感覚でしょうが、こっちの句を読んですぐ「京都かな」というイメージが浮かんだからかもしれません。なんとなく、カーテンを開けたら舞妓さん(蛇の目傘を舞妓さんが使ってるのかは知りませんけど、あくまでイメージです)がいた、みたいなイメージがパッと浮かびました。
黒夜行
★0

祖父母との思い出の日に蛇の目傘

出詠名 知己凛
6 / 6 ×1 ×2 ×3 ×1

互選名 あぷりこっと奈月遥みなまさとこはだし中森つん知己凛

選評名 蛇の目傘に対して、一番うまく作られているのは、この句だと思いました。古めかしい蛇の目傘を引き出すのに、祖父母との思い出はとてもよい語句だと思います。梅雨時期の穏やかなイメージと祖父母の印象も絶妙です。
奈月遥
★0
綺麗な情景が浮かびました。下の句を考えるのが楽しみになります。
中森つん
★0

庭蛇の”おいでおいで”に供すれば

出詠名 miyafi
7 / 6 ×1 ×2 ×2 ×1

互選名 奈月遥さとこはだし五月雨と憂鬱miyafi

選評名 どこへ連れて行かれるのか、何が待っているのか、わくわくします。でも、どうやっておいでおいでしているのか気になります。
さとこ
★0
蛇が連れていく先、じぶんも気になります
いろんなタイプの発想が生まれそうな句だなと思いました。
はだし
★0
メルヘンチックな雰囲気を感じました。不思議の国のアリスみたいな。蛇なだけにちょっと怪しげな感もします。

★0

夕まぐれ口縄坂のディープキス

出詠名 白石フランソワ
8 / 5 ×1 ×1 ×6 ×1

互選名 黒夜行えさいあぷりこっとみなまちゃむナイス害温かい図鑑miyafi白石フランソワ

選評名 「蛇」というお題で「口縄坂」は凄いですね。もちろん、地の利もあるでしょうが、それでもこの発想を持ってきただけでもお見事という感じがします。あとは、その点をどう評価するか。「口縄坂」以外は、とても平凡なモチーフを誂えている印象で、「口縄坂」を目立たせるために敢えてそうしたか、そうではないと捉えるかで評価が変わりそうです
黒夜行
★0
大阪市天王寺区にある「口縄坂」ですね。松尾芭蕉の供養塔もあると言われて居ます。蛇の事を「くちなは」とも言うらしいので、掛詞見たいですが、「蛇」を思ってのディープキスはさぞや情感たっぷりだったと思います。
えさい
★0
単純な題詠であれば「蛇」というお題から「口縄坂」というワードを引き出したのは捻りがあって良いと思うのですが、季語として設定された題をこういう形で使うのはありなのかななんて気になってしまいました。なんだか「蛇」という語の持つ季節感が失われているようで。
それはそれとして「口縄坂」と「ディープキス」の取合せは悪くない距離感で面白いと思います。
miyafi
★0
むかし 口縄坂のすぐ近くの学校に通っていました
寺町といって お寺が密集していて、なぜかラブホテルもたくさんある 変な街でした
蛇→口縄坂→ラブホテル→ディープキス
夕まぐれは 蛇に誘われて知恵の木の実を食べて裸に気づいた二人のもとに神が訪れる時間でした
白石フランソワ
★0

疲れたね 蛇の上顎のような空

出詠名 ナイス害
9 / 5 ×1 ×1 ×5 ×1

互選名 あぷりこっとみなま管理人ちゃむはだし温かい図鑑迂回ナイス害

選評名 「蛇の上顎に似てる空」と捉えると僕にはちょっと意味がわからなかったので、「蛇が鎌首を上げるようにして空(を見ている。だから)疲れたね」なんていう風に解釈してみました。ちょっと無理があるかな?ちょっと僕には捉えにくい句でした
黒夜行
★0
蛇の口はかなり開くらしいので、ぱかーっとした開けた空のイメージでしょうか。あるいは曇り空が実は蛇の上顎に似てたりするのか。
空を見て何かを思うっていうのは詩でありがちですが、蛇の上顎が開く様子に重ねて「疲れたね」っておもしろいです。
迂回
★0

傾けた蛇の目ころがる雨つぶが

出詠名 みなま
10 / 5 ×1 ×1 ×3 ×1

互選名 あぷりこっと奈月遥知己凛はだし白石フランソワみなま

選評名 ころころと蛇の目を転がる雨粒が印象的でした。
その雨粒に映る世界という映像が、蛇の目に覗かれていると思うと、なおさら幻想的で、とても好きな情景です。
奈月遥
★0

川泳ぐ蛇に勇気を貰ひけり

出詠名 えさい
11 / 5 ×1 ×1 ×2 ×1

互選名 奈月遥みなまさとこ管理人えさい

選評名 これわかります。へびは本来華奢で弱い生き物なのにこの嫌われよう。絵としては必死に蛇行して流れを渡っているのを描きました。かなり流されるしアオサギなんかが空から狙っていて危機的状態。その蛇にむけた視線が詠者の知性と優しさと謙虚さをかんじました。概念じゃない写実的な蛇を見る目に惹かれます。
みなま
★0
きれいな句と思いました。月の歌会では必ずしも上句に切れ字は求めていませんでしたが、古式に則りながら共感を誘う場面を詠み伝える、正統派でまとめられていて欠点も見当たらないなと。完成している一句と思います。
管理人
★0

戸惑いを一緒に背負う街のヘビ

出詠名 温かい図鑑
12 / 5 ×0 ×3 ×2 ×1

互選名 えさいあぷりこっと永乃ゆち管理人miyafi温かい図鑑

選評名 蛇との一体感は「戸惑い」を軸にして。蛇もいい迷惑な様な気もしますが、「街のヘビ」から来る何かあり得ない様なファッショナブルな蛇を想像出来て良かったです。
えさい
★0
「街」のヘビと大きく括るならば「一緒に」という個人に結びついたような語よりも「一様に」など全体に係る語の方が前後の繋がり的に落ち着くような気がしました。「街のヘビ」が何かの比喩ならば必ずしもそうは言えなくなりますが。
miyafi
★0

6と9絡み解けずに五月晴れ

出詠名 中森つん
13 / 4 ×1 ×0 ×0 ×1

互選名 白石フランソワ中森つん

選評名 「わたしたちは蛇のような遊びをしよう」という萩原朔太郎の詩「愛憐」を思い出しました。蛇の生命力、しなやかさ、肉食系なところ。体と体を絡ませ、舌と舌を絡ませるまぐわいを想起させる。蛇ってエロチック。
白石フランソワ
★0
人文字ならぬ蛇文字で6と9なのですね。私にはなかった発想で面白いです。

★0

ウワバミに丸呑みされた象はもう

出詠名 黒夜行
14 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 みなま永乃ゆちちゃむナイス害迂回黒夜行

選評名 いわずと知れたサンテックス「星の王子さま」ですよね。すてきだけど下の句に苦労しちゃうかも。皆様のつけ句見てみたいな。
みなま
★0
『星の王子様』と言う、ある種限られた中で
どんな下の句がつくのか、楽しみに思います。
永乃ゆち
★0

わかがえりするりと脱いでへびのよに

出詠名 奈月遥
15 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 あぷりこっとみなまmiyafi奈月遥

選評名 なんとなく、女性のパックを思い浮かべましたけど、どうでしょか?ただ、蛇は「わかがえり」のために脱皮するわけではないでしょうから、「へびのよに」はここではきちんとは描かれていないなんらかの行為(など)を指すのでしょうが、普通に読むと、「するりと脱ぐから蛇のように若がえる」という風に読めるなぁ、と感じました
黒夜行
★0
昔話にあったなあ、老けると川に行って全身すっくり脱いで若返るお母さんのはなし。女性から見たら夢のようですが、家に帰ったら坊やにこんな姉ちゃんはおっかあじゃねえ!って泣かれて急いで川にもどってひっかかってた皮をひろって着直してかえった、というおはなし。なつかしい。
みなま
★0

胴なのかしっぽなのかは蛇次第

出詠名 五月雨と憂鬱
15 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 管理人迂回miyafi五月雨と憂鬱

選評名 蛇おちゃめ。魔性っぽい感じもするかな?
下句の展開や言葉の持ってきかたも色々ありそうです。
迂回
★0
簡潔かつ印象的なフレーズで、変にクセもなくていいなと思いました。
下句のきっかけとしてもしっかり働くはず。
管理人
★0

蛇の背に乗り空を飛ぶ夢を見る

出詠名 さとこ
15 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 えさい知己凛五月雨と憂鬱さとこ

選評名 「蛇の背に」で反射的に「龍の背に」を思い出しました。「空を飛ぶ夢」と言うのは結構普遍的な夢でもありますが、蛇の背に乗ってと言うのはユニークだと思うのです。龍の背では無くて蛇の背に乗ってと言うのがお題とは言え、独特だと思いました。
えさい
★0
どんなものにせよ、空を飛ぶのはワクワクします。
蛇が吉夢とでるか、悪夢とでるかは下の句次第ですね。下の句が楽しみです。
知己凛
★0
よく練られた句と思います。ただ、それが力みにも見える印象でした。
短歌のセオリーで「一首に動詞は3つまでが好ましい」など言われ、勿論それが絶対ではないはずですが、上句のみで動詞3とさらに名詞4が入るとやはり読み心地が窮屈に感じます。景は素敵なのに字幕で埋め尽くされたよう。物語を削らずに語を減らすことができれば、流れるような歌になると思いました。
管理人
★0

蛇いちご舌で転がし夢をみる

出詠名 ちゃむ
16 / 3 ×0 ×1 ×4 ×1

互選名 えさいあぷりこっと永乃ゆちはだしちゃむ

選評名 植物から生じる夢はどんなものでしょう。「蛇いちご」は俳句では初夏の季語らしいですが「夢をみる」に夢の内容に対する好奇心が湧きました。
えさい
★0
蛇いちごには毒があると言いますが
反して夢と言うファンタジーの甘い感じが好きです。
永乃ゆち
★0

にせものの蛇とあの娘とランドセル

出詠名 箔紙
17 / 2 ×1 ×0 ×7 ×0

互選名 黒夜行あぷりこっとさとこ管理人ちゃむ温かい図鑑miyafi

選評名 物語が始まりそうな予感を詰め込んだ上の句、という感じですね。この上の句に下の句をつけるとしたら、「ただ単純に驚く」以外の情景を持ってこれるか、というのが勝負になるだろうなぁ。「にせものの蛇」という小道具が面白いと思いました
黒夜行
★0
上の句の役割を全うした句だと思いました。そして下の句を最高に輝かせる予感もしました。
温かい図鑑
★0
下の句に委ねる世界観が十分に用意されています。ただ上の句に名詞が集中しすぎる形になるので抜き具合が難しそうだとも思いました。何かひとつ削って動詞に置き換えるなどすれば作者の個性も出たかも
miyafi
★0

蛇皮のバッグに財布ベルトまで

出詠名 赤い月
18 / 1 ×0 ×1 ×0 ×0

互選名 白石フランソワ

選評名 その筋の人か成金の人か何にせよ、濃ゆいキャラでおもしろいです。ただ上句では人物が立っているだけで、動きは下句に丸投げな形なので、それ以上の印象を求めるのは難しいと感じました。どこか描写を削って、上句のうちに少し動かしてあげた方が興味を誘われるように思います。
管理人
★0

へび年は金運いいよと迫る声

出詠名 小早川
19 / 0 ×0 ×0 ×3 ×0

互選名 えさいさとこ

選評名 蛇皮の金運開眼見たいな財布や御札入れってありますよね、そんな物を思い、この作品の「金運」に思いを致しました。
えさい
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data皐月の歌会上弦の部H26.05.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3迂回

最黄+2永乃ゆち

最緑+2箔紙

初回+1永乃ゆちあぷりこっとえさい奈月遥ちゃむ赤い月

欠票-1箔紙赤い月小早川

欠評-1あぷりこっとちゃむ赤い月小早川

六連+3

のの+1はだし

月開催後記


迂回さんが通算トップ4回目の上弦首席でした

この回は題詠で行われました


ありがとうございました 花

皐月の歌会上弦の部