連歌の花道『新月ノ歌会』

神無月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成26年度 神無月の歌会『上弦の部』

今月は11月の季語を詠んだ上の句を提出ください


 季語リストに未掲載でも11月に関連する語であれば構いません

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×2票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠裏門をぬけて広がる紅葉坂

出詠名 気球
首席 / 14点 ×5 ×2 ×4 ×1

互選名 毬井七月hamhamクニコ知己凛ちゃむきつね村田一広さとこすみ遊糸気球

選評名 きれいですねー
裏門だからひともあんまりこないのかな‥
東大の池ノ端門を思い浮かべました
すみ
★0
上の方もおっしゃるように、「裏門」の人気のないイメージが情景を美しく描かせてくれます。
クニコ
★0
情景が浮かんで来ます。ひと気の少ない裏門だからこそ、鮮やかな紅葉坂が引き立っていると思います。
ちゃむ
★0
とても美しいと思います。下の句を考えるのが楽しそうです。
知己凛
★0
裏門だからいいんですね。「広がる」が本当に景色を広げてくれます。視界が一面紅葉色に染まります。紅葉坂という語感も美しい。ところで「裏門」は一瞬「鬼門」に見えたりしてドキリとするんですよね。
村田一広
★0
迫力を感じます。
「裏門」という語彙には、秘密めいたものや、背徳感などが含まれている気がします。主体が窮屈なものから解き放たれた印象を受けました。
遊糸
★0
実は、月の歌会初期(平成25年水無月上弦)からご縁をいただいています。
気球さん足掛け15ヶ月の初優勝でした ★.:゚+。☆((*・ω・ノ)ノ☆.:゚+。★
管理人
★0

色づいた銀杏がおちる おちるおちる

出詠名 長月優
2 / 11 ×3 ×3 ×6 ×1

互選名 毬井七月クニコみなま糸憂きつね迂回黒夜行村田一広さとこすみ遊糸彩華長月優

選評名 好きだけど、いろいろはみ出てるしどうだろうとも思ったのですが、それもまた次々おちる様を連想させてマッチしているなと思いました。下の句つけたくなります。
クニコ
★0
これ ぎんなんかな いちょうかな
いちょうなら銀杏の[葉]ていうほうが自然だし ぎんなんだと色づいたていう表現はあまりしないかな‥とすこし迷うような印象でした
字数として落ち着きがいいから いちょう なんでしょうか
すみ
★0
イチョウでしょうね。カエデが色づく、ナナカマドが色づくって言ったとき、樹や実を思いうかべるでしょうか?「おちるおちる」と続くのですから、葉っぱととるのが自然では?ギンナンは今現在落ちまくってますから季節が違いますしね。
みなま
★0
そうかイチョウか。そしたらそんなにはみでてなかったですね^^;
クニコ
★0
森博嗣の小説に「朽ちる散る落ちる」っていうのがあって、それを思い出しました。
黒夜行
★0
「銀杏がおちる おちるおちる」の切迫したリズムがいいんですね。読む方も焦ってしまいます。
村田一広
★0

新海苔で紙飛行機は折れないね

出詠名 迂回
3 / 11 ×3 ×3 ×4 ×1

互選名 hamhamクニコ高島津諦気球みなま糸憂ちゃむ黒夜行さとこ迂回

選評名 新海苔は正方形なのに折り紙とは別の存在の隔世感。
hamham
★0
やってみたくなりますが、軽くパリッと海苔が折れて離れそう。独特の発想で個性的な歌ができそうです。
気球
★0
確かに言われてみれば新海苔はパリッとしていて紙飛行機を折ることができませんが、誰も思いつかないような発想がステキです。
ちゃむ
★0
たぶん、世界一飛ぶ飛行機を折るために、あらゆる素材を試してるんですね。研究熱心!
黒夜行
★0
この発想を下の句でうまく広げられたら楽しいでしょうね。海苔の感触と香りが頭にくっきり浮かんでくる新鮮な上の句だと思いました。
さとこ
★0

コスモスの花占いは「嫌い」から

出詠名 ちゃむ
4 / 8 ×2 ×2 ×2 ×1

互選名 hamham長月優クニコ気球知己凛糸憂ちゃむ

選評名 下の句次第で、定番にも意外なものにもなりそうな気がします。嫌いから始める意図が好きです。
長月優
★0
「花占いは『好き』からはじめる」の不文律を覆したのに衝撃を受けました。
hamham
★0
ちょっとひねくれてるのかな。それとも先を見通しているのか。可愛らしい花占いが意外な下句を引き出しそうで想像がふくらみます。
気球
★0
花占いを「嫌い」から始める意外性が好きです。コスモスが9月の季語なのでとても勿体ないと思いました。

★0

初霜が降りた車のドアを開け

出詠名 きつね
5 / 7 ×0 ×5 ×2 ×1

互選名 気球みなま知己凛黒夜行すみ彩華きつね

選評名 出勤時刻でしょうか。繰り返される日常のなか季節を感じ取ってゆく。何気ない描写だからこそ下句でたくさん飛躍できそう。
気球
★0
下の句の展開が楽しみな句です。
たくさんのドラマが生まれそう。
知己凛
★0
初め「初霜が/降りた車」だと思って「???」と思ったんだけど、「初霜が降りた車」ですね、たぶん。
黒夜行
★0
11月の季語に神無月ってあるみたいですよ。wikiに書いてありました。私も最初ん?と思ったので。
クニコ
★0
↑書くとこ間違えました…^_^; iPhoneめ!
クニコ
★0

君の手をとって小春に引き寄せる

出詠名 村田一広
6 / 7 ×0 ×5 ×1 ×1

互選名 毬井七月はな知己凛さとこすみ村田一広

選評名 「小春」から日向なイメージなのですが、なんともドラマチックですね。下の句次第で素敵になりそうな予感です。また「君」のとらえ方も幾通りかありそうです。
知己凛
★0

紅葉散り絨毯は作られていく

出詠名
7 / 6 ×1 ×2 ×1 ×1

互選名 毬井七月hamham長月優きつね

選評名 桜のじゅうたんは踏んでも汚くなるだけだが、紅葉のじゅうたんはザクザクと丈夫。
hamham
★0

太陽に恋し焦がれた昼の月

出詠名 知己凛
8 / 6 ×1 ×2 ×0 ×1

互選名 みなまちゃむ彩華知己凛

選評名 昼の月っていう言葉が好きです。みょうに色っぽい。
みなま
★0

かじかんで染まるふたつの秋もみじ

出詠名 箔紙
9 / 5 ×1 ×3 ×1 ×0

互選名 はな糸憂きつね村田一広遊糸

選評名 小さなかわいい手を想像してしまいました。
寒くても元気いっぱいなのかな?
知己凛
★0
俳句をやってると秋もみじという言い方に驚くんですね。それも「ふたつの」というのも不思議な味わいだし、妙にこのあたりが面白かったりします。
村田一広
★0
幼い子どもの両手が寒さで赤く色づいた情景が浮かびました。きっと手袋もせずに遊び回っているのでしょう。
とても可愛らしくて好きです。
遊糸
★0

首のないいきものになり霜を踏む

出詠名 毬井七月
10 / 5 ×1 ×1 ×6 ×1

互選名 長月優高島津諦みなま迂回黒夜行さとこすみ毬井七月

選評名 クビのないいきものとはなんぞや?と疑問でしたが、寒くて縮こまるの意ですか!
hamham
★0
タートルネック着てなお寒くて首をすくめてる姿に見えました。
みなま
★0
どことなく不穏な雰囲気が好きです。「首のないいきもの」って、何か別の生き物のことなのかもだけど、首だけない人間が想像されるからだろうなぁ。
(なるほど!首をすくめてるのか!)
黒夜行
★0

家に棲む神の居ぬ間にしちゃおうか

出詠名 hamham
11 / 5 ×1 ×1 ×2 ×1

互選名 クニコ知己凛糸憂黒夜行hamham

選評名 いたずらっぽさがかわいいなって純粋なので思いました。
クニコ
★0
神無月は10月な気がしますが、11月でも大丈夫なのかな?
「なに」をしちゃうのかドキドキしますね。
知己凛
★0
おぉ、なんかエロいぞ!
黒夜行
★0
2番目にコメントを書いた者です。
歌会の名前は「神無月の歌会」ですが、季語は11月のものを・・・ってことなので、そういう風に書きました。ご気分を悪くされたら申し訳ないです。
歌自体はとっても素敵でドキドキします。
知己凛
★0
11月の季語に神無月ってあるみたいですよ。
リンク先のwikiに書いてありました~
クニコ
★0
知己凛さんお気になさらないでください~。ちょっと紛らわしかったですね。ごめんなさい!句を褒めていただきありがとうございます。クニコさんもフォローありがとうございました!
hamham
★0

つぶつぶのポッキーが鳴くすみっこで

出詠名 クニコ
12 / 5 ×0 ×3 ×5 ×1

互選名 hamham長月優みなま迂回黒夜行村田一広すみクニコ

選評名 下の句難しいですね!!!!
霜月っぽくするには技が要りそうです。
長月優
★0
加工食品擬人化の妙。
hamham
★0
11月11日のポッキーの日ですか!
みなま
★0
なるほど、ポッキーの日ってことなんですね!
きつね
★0
ポッキーの日という事はすぐ理解できたのですが、「つぶつぶの」というのが分からなかったです。私が知らないだけでしょうか?
ポッキーやプリッツが11月の季語であってもおかしくないと思うのは私だけでしょうか。

★0
11月でポッキーですね。「ポッキーが鳴く」っていう表現も面白いです。「すみっこで泣いてる」だと「泣いてる」かと思ったけど、「鳴いてる」なんですね
黒夜行
★0
つぶつぶの付加価値がついている高級ポッキーですね。ポッキーをかじるとき澄んだ鳴き声をたてますがあんな感じですか。「泣く」にしても別の一句になりそうです。「すみっこ」が想像をひろげます。箱のすみっこか部屋のすみっこか宇宙のすみっこか。
村田一広
★0

うつむけば金木犀も星になる

出詠名 すみ
13 / 5 ×0 ×3 ×4 ×1

互選名 毬井七月はな長月優糸憂きつね村田一広遊糸すみ

選評名 金木犀が地面に散っている様子ですね。何かあって落ち込んで俯いたら星のような金木犀、という風に読みました。嫌な事も一緒に星になったのでしょうか。金木犀が9月の季語であることが気になりました。

★0

蒟蒻を掘りつつ朝の音を知る

出詠名 黒夜行
14 / 5 ×0 ×3 ×1 ×1

互選名 知己凛迂回村田一広さとこ黒夜行

選評名 「朝の音」という表現が好きです。
霜を踏む音、登校中の子供たちの声・・・たくさん想像できて広がりますね。下の句が楽しみです。
知己凛
★0
季語とは知りつつ、こんにゃく芋を掘るというのが日常から遠い感もあり、なにかの暗喩めいた雰囲気も感じます。
迂回
★0

芭蕉忌に腕がおかしく落下する

出詠名 えさい
15 / 4 ×2 ×0 ×0 ×0

互選名 迂回黒夜行

選評名 うおー何でしょうこれ。
芭蕉忌、腕、おかしく、落下。どれがどれに掛かってるかで迷いますが、「腕がおかしく」「落下する」かなぁ。俳聖の死と身体の変調の関連付けというふうに見えて、詩性が不安定に崩れてしまいそうな状態なのかなと思いました。これを短歌にできたら面白いだろうなー。
迂回
★0
「腕がおかしく落下する」って凄いな。何かの情景を喩えている風でもあるけど(花とか)、そのまま人間の腕って読む方が不穏で好き。
黒夜行
★0

七五三まなじりの紅にじませて

出詠名 みなま
16 / 3 ×0 ×1 ×5 ×1

互選名 長月優クニコ高島津諦糸憂ちゃむすみみなま

選評名 微笑ましいシーンがうかびました。
正直、七五三てこの時期なのか~という^^;
無知すぎました。
クニコ
★0

切干は消費者の切る権利無視

出詠名 高島津諦
17 / 3 ×0 ×1 ×1 ×1

互選名 迂回黒夜行高島津諦

選評名 干す権利も…!
こういうちょっと面白い風の上句からまとまるような展開も見てみたいですね。
迂回
★0
なんか標語っぽくて(たぶん「消費者」って単語があるからかな)、クスッと笑ってしまいました。
黒夜行
★0

七五三幼きわが子後ろから

出詠名 はな
18 / 2 ×0 ×0 ×1 ×1

互選名 知己凛はな

選評名 子供がさきにかけてってしまったのでしょうか。
後ろからどうしようか下の句の展開がきになる作品です。
クニコ
★0



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Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data神無月の歌会上弦の部H26.10.10 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3気球

最黄+2きつね村田一広

最緑+2長月優毬井七月

初回+1村田一広hamham高島津諦はな

欠票-1箔紙えさい

欠評-1箔紙毬井七月えさい高島津諦はな

六連+3知己凛

のの+1全員(管理人欠席のため)

月開催後記


気球さんが初の上弦首席でした

通算20回出席: クニコ さとこ

通算10回出席: ちゃむ

通算回出席: 


ありがとうございました 花

神無月の歌会上弦の部