連歌の花道『新月ノ歌会』

如月の歌会

新月ノ歌会工事中

夢で会う約束がある 傘立ての底にうまれた夜のみずうみ 久藤さえ × 西藤智

平成27年度 如月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×4票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠それから春が満ちる教室

出詠名 きつね
首席 / 30点 ×8 ×12 ×1 ×1

互選名 春森糸結いちかわあさひさとこ村田一広きい潮道知己凛外川菊絵404notF0816静ジャックロサ・ブラックティー太田青磁雀來豆永山雪miyafiみちくさ古志野光吉川みほふたり宮嶋いつく彩華きつね

選評名 教室という容れ物だけがそこに常にあって、卒業のさよならの後にまたあたらしいクラスができる。その事を「春が満ちる」と表現されていてそこが好きです。
吉川みほ
★0
卒業、そして入学。新たな出会いへと進んでいく姿も見えてよい。
いちかわあさひ
★0
季節が変わり明るさが増しています。希望のときがとても晴れやかに表現されていると思いました。
外川菊絵
★0
去っていった「さよなら」が希望に満ちた下の句へと繋がっていていいですね。「春が満ちる」にやられました。
静ジャック
★0
去っていった空虚を、満たすものを詠んでいるのが、やさしく暖かで良いと思いました。
ロサ・ブラックティー
★0
詩的でありながら一般の感覚からズレすぎていない良い塩梅の句だと思いました。人がいなくなった教室にあたたかな日が差し込む様子が目に浮かびます
miyafi
★0
巣立って行く子供たちを見送ってし~んと静かになったのち、温かい空気が満ちて新しい季節を迎える。教室はいつも舞台としてそこにあるだけなんだけど、優しく見守ってくれているようでよいなと思いました。
みちくさ
★0
品があり静かで“ドラマ”のある歌ですね。
ただ、“それから”の副作用として
少し説明的になってしまっているようにも感じました。
古志野光
★0
春は別れの季節であり、そして出会いの季節。春という暖かい季節と寂しさの表裏が端的に表れていると思います。
宮嶋いつく
★0

静かにカギを閉めにくる人

出詠名 彩華
2 / 23 ×1 ×19 ×3 ×1

互選名 春森糸結いちかわあさひさとこきい知己凛外川菊絵404notF0816静ジャックロサ・ブラックティーきつね太田青磁雀來豆永山雪miyafi管理人もも古志野光吉川みほ藤 かづえフジタレイふたり東風めかり彩華

選評名 オトナリサンの引っ越しが終わって、最後に鍵を閉めに来たのは、管理人さんだろう。この寂しさがいい。
いちかわあさひ
★0
賑やかなさよならの響きがやがて静まり窓を閉めに来る人。一番後まで見送っていたのはこの人だったのかなぁと余韻を感じました。
きい
★0
もしかしたらカギを閉めに来た人は、去っていく人が、見えなくなるまで隠れて待っていたのでは。・・と思えるようなやさしさと、上評の方の言うように余韻とその後の静寂を感じる歌でした。
ロサ・ブラックティー
★0
当たり前の景色を詠んでいるのに味があるというか。それは普段、我々がそういったことを当たり前のこととしすぎていて、気にも留めなかったりするからなのでしょうか。「カギを閉め」るという行動は「さよなら」とすごく相性のいい言葉ですね
miyafi
★0
カギのかちゃりという音が、何かの終わりを表しているのかなと思いました。
ただ、カギは「閉める」「締める」「かける」の表現で個人的に悩むところです。
さとこ
★0

あの樹のあたりで鳥に変わった

出詠名 吉川みほ
3 / 22 ×3 ×14 ×3 ×1

互選名 春森糸結いちかわあさひさとこ村田一広きい潮道外川菊絵404notF0816静ジャックロサ・ブラックティーきつね太田青磁雀來豆永山雪もも古志野光藤 かづえフジタレイ宮嶋いつく吉川みほ

選評名 淋しさという感情を鳥に置き換えた発想が好きだ。
忘れようとしている作者の切なさがいい。
いちかわあさひ
★0
言葉と感情が鳥のかたちを取るというのが素敵だなと思います。樹のおかげで、イメージがはっきりと浮かんできます。
さとこ
★0
さよならをしたときに何かから自由になったのでしょうか。「鳥」を使った事で開放的に感じました。
ロサ・ブラックティー
★0
紙飛行機が滑空するように窓から落ちて行ったさよなら(色は白)が、樹のあたりから羽ばたきはじめてまた上昇する様子が頭に浮かびました。
上手に説明できなくて本当に申し訳ないですが、上の句が「去ってゆく」で、下の句が「変わった」というところにちょっと違和感を感じます。例えば、最後を「変わって」にすると(もしくは上の句を「去ってゆき」にすると)その違和感が解消されると思うのですが、いかがでしょうか。
きつね
★0
どっしりした上の句に対し、小気味のいい下の句がついたことで
“ノイズ”のような引っ掛かりを生んでいるように感じました。
しかし、連歌としては正しく面白いことだと思います。
古志野光
★0
「鳥に変わった」が、絶妙。魅力的でした。
フジタレイ
★0

下手なギターの音色を残し

出詠名 静ジャック
4 / 20 ×6 ×6 ×3 ×1

互選名 いちかわあさひさとこきい潮道知己凛つん404notF0816ロサ・ブラックティーきつねmiyafi管理人吉川みほ藤 かづえフジタレイ彩華静ジャック

選評名 さよならの声とギターの音、聴覚に絞った歌。さよならは窓から消えてゆくのにつたない感じのギターの音だけが残る。少しじんわりしたおかしみを含んださみしさと感じました。
吉川みほ
★0
思い出として残っている音色が下手なのがいい。
個人的には青春ってこんな感じなんだろうな。
いちかわあさひ
★0
下手なのが効いていますね。後味が切なくて、どこかさわやかな印象を受けました。
さとこ
★0
残してゆくものが「音」だということに心が惹かれます。
藤 かづえ
★0
一気に学校のイメージが湧きました。音楽室か部室か。余韻としてわざと「残して」としてもいいかもしれません。
彩華
★0

クレッシェンドのはじまりとして

出詠名 さとこ
5 / 19 ×5 ×7 ×6 ×1

互選名 春森糸結村田一広潮道外川菊絵404notF0816静ジャックロサ・ブラックティーきつね太田青磁雀來豆ももみちくさ吉川みほ藤 かづえフジタレイ宮嶋いつく彩華さとこ

選評名 「さよなら」を新しい旅立ちの始まりとして力強く前向きに生きていく感じの「クレッシェンドのはじまり」が3月にぴったりな印象を受けました。言葉の流れもとても綺麗です。
静ジャック
★0
3月で、「さよなら」、「去」るで寂しい終わりのイメージが浮かびそうなところを、カーテンを開けるようにぱーっと明るくした下の句だと思いました。
きつね
★0
さよならから、より相手への想いが強くなっていくと読みました。春らしいですね。
春森糸結
★0
別れの寂しさを伴う春ですが、新たな出会いや、広がっていく未来を予期した、前向きな歌で好感を持ちました。
宮嶋いつく
★0
これから悲しみがこみ上げてくるという意味のクレッシェンドなのでしょうか。すてきな表現です。
藤 かづえ
★0

校歌にあった朱い日の暮れ

出詠名 miyafi
6 / 11 ×2 ×5 ×4 ×1

互選名 さとこ村田一広知己凛外川菊絵静ジャックロサ・ブラックティー雀來豆永山雪管理人東風めかりmiyafi

選評名 最後の校歌斉唱を思い出しているのか。しみじみと空を見ている様子が浮かびました。
さとこ
★0
素直に詠われているのが清楚に感じて好きでした。
ロサ・ブラックティー
★0
「朱い日の暮れ」が、魅力的です。校歌にしてみれば、少し物悲しい気もしますが。
雀來豆
★0
校歌ではなく「高校三年生」を連想してしまったσ(・ε・`●)
みちくさ
★0

仲違いしたままの夕暮れ

出詠名 つん
7 / 10 ×2 ×4 ×4 ×1

互選名 村田一広404notF0816静ジャックロサ・ブラックティーmiyafi管理人ももフジタレイふたり東風めかりつん

選評名 別れを惜しむ悲しいじゃなくて、もっとこうポジティブな面のない「純度の高い悲しい」を感じて、それが他の句とはまた違う味を出していて目を引きました
miyafi
★0
きっとさよならではないのだろうな、と思う可愛らしさ。
ふたり
★0
物語に添えたようなお歌です
この一首のみでも存在感がありますが
連作も見たいなと印象に残りました。
東風めかり
★0

 そっと眺めている昼の月

出詠名 雀來豆
8 / 10 ×1 ×6 ×5 ×1

互選名 村田一広きい外川菊絵404notF0816静ジャックmiyafi管理人もも吉川みほ宮嶋いつく彩華雀來豆

選評名 昼の月、好きです。何もなすすべを持たずに佇んでいる様子が映ります。ですが、悲観的ではなく穏やかな印象を与えているのも好きです。
外川菊絵
★0
夜空に輝いている様子ではない、優しくほわんと浮かんでいる昼の月ですね。夜の時とはまた違った慈しみを持った眼差しで、去ってゆく光景をそっと眺めているように読めました。

★0
「昼の月」は不安定なものを詠む事が多いので、さよならが呼び起こした心の不安なのかなぁ、などと、今も何回も鑑賞していたりします。ちなみに今日は26日(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

まだ振り向くな涙は見せない

出詠名 みちくさ
9 / 8 ×0 ×6 ×3 ×1

互選名 きい潮道つん404notF0816静ジャックロサ・ブラックティー永山雪もも藤 かづえみちくさ

選評名 寂しげな上の句に対して「まだ振り向くな」の強い口調がいいなぁと思いました。やせ我慢してる背中が見えるようです。
きい
★0
涙を見せたくないってやせ我慢してるのは見送る側かもですね。ぎゅっと歯をくいしばる感じ、せつない。
きい
★0
主体を5階にいる人にするか、下にいる人か悩んだ者なのですが。作者は5階に居て、去り行く人を見ている感じがしました。去り行く人に「振り向くな」と言っているのだとしたら、まるでドラマのワンシーンのようで素敵です。
ロサ・ブラックティー
★0

靴はそろえて取っておくから

出詠名 箔紙
10 / 6 ×0 ×6 ×5 ×0

互選名 春森糸結いちかわあさひさとこきい潮道ロサ・ブラックティーきつね管理人古志野光藤 かづえ宮嶋いつく

選評名 上句上句ともに作中の主体の姿が見えない、ということにミステリアスな魅力を感じ、すごく気になる歌です。靴の持ち主への想像を(良い方にも悪い方にも)いろいろ広がってゆきますし、脱がれた靴、それをそろえて取っておく、というものにどことなく日本的な美意識が感じられます。見当違いでしたらすみません。
吉川みほ
★0
部屋を見た時に、忘れ物としてあったのだろうか。
靴を忘れるって結構なことだが、その不思議さが気に入った。
いちかわあさひ
★0
別の歌に「飛び降り」というイメージ・・・とありましたが、私はこの歌がそのイメージがあります。
取っておく・・・のは誰なのか、実は主体の魂なのかと。ほんとは飛び降りたくないのだけどそうせざるを得なかった。上の句の五階というリアルさが、さらに切なさを増している気がしてます。
知己凛
★0
さよなら、五階、靴、そろえるあたりから連想してしまうのだと思いますが、自分も飛び降りっぽく思いました。でもこの読みだと、3月っぽさがより薄まってしまうのが残念です。自分には上手に読むのがちょっと難しいです。
きつね
★0
さよならはしたけど、帰ってくるかも知れない、かすかな期待を持って、靴は取っておくから・・・というのならいいですね(^^;)
ロサ・ブラックティー
★0

おくれて溢れ始めるなみだ

出詠名 潮道
11 / 6 ×0 ×4 ×5 ×1

互選名 村田一広きい知己凛外川菊絵ロサ・ブラックティー雀來豆永山雪もも彩華潮道

選評名 あぁわかります。寂しいと思う感情っていろんな事を思い出しつつ後からじわじわやってくるんですよね。
きい
★0

太陽に溶かされることなく

出詠名
12 / 6 ×0 ×4 ×4 ×1

互選名 村田一広知己凛つんロサ・ブラックティーきつね雀來豆古志野光フジタレイ

選評名 イカロスの羽ではなくちゃんと飛べた、ということでしょうか。「去っていく」のは少しさびしいけれど、ちゃんと飛べたのなら旅立ちとして成功!ってことですね。
知己凛
★0

西日はいつになく輝いて

出詠名 宮嶋いつく
13 / 6 ×0 ×4 ×2 ×1

互選名 静ジャックロサ・ブラックティー太田青磁永山雪吉川みほふたり宮嶋いつく

選評名 五階の窓からだと空も近く見えるのでしょう。西日の赤が目にしみるようです。情景を描いているだけなのが余計に切なさを感じさせます。
静ジャック
★0
西日(夕景)を詠んだ句は「仲違いした~」「校歌にあった~」もありましたが、個人的にはその二句加点してました。確かにドラマを多く入れないこちらは繊細さがきれいですよね。ただ風景描写だけで読ませるには「輝いて」だと言葉が真っ直ぐすぎるかなという判断でした。
管理人
★0

またねと言えず凍える三月

出詠名 404notF0816
14 / 5 ×0 ×3 ×4 ×1

互選名 村田一広ロサ・ブラックティー雀來豆永山雪フジタレイふたり東風めかり404notF0816

選評名 「凍える三月」が、魅力的です。字余りを恐れずに、成功!
雀來豆
★0

またにんげんに戻れる日まで

出詠名 井田 直
15 / 4 ×0 ×4 ×4 ×0

互選名 さとこ外川菊絵ロサ・ブラックティーももふたり東風めかり宮嶋いつく

選評名 飛び降りのようでやるせないです。変な読みをしてすみません。
笠和ささね
★0
「さよなら」という言葉とシチュエーションが、また次の世代に渡される・・・ということで。(と思いたい)
ロサ・ブラックティー
★0
人間のある状態(例えば心身ともに健康な状態だとか)をさして「にんげん」としているのだと思うのですが、それがどんな状態なのかわからなかったです。上の句の建物が学校なのか病院なのか、職場なのかわかればもっと深く読めるのかなと思いましたが、ここまで打って、いわゆる心の病気で休職する人なのかな?と思いました。
きつね
★0

初恋の<kana>香<:>か</kana>を残したままに

出詠名 知己凛
16 / 4 ×0 ×2 ×3 ×1

互選名 村田一広つん静ジャックロサ・ブラックティー宮嶋いつく知己凛

選評名 令和になってまた鑑賞してるとは(^^;)『初恋の香』は窓から覗いている人の、音を発しない「さ・よ・な・ら」の吐息なのか(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

尻切れとんぼな想いを連れて

出詠名 きい
17 / 4 ×0 ×2 ×2 ×1

互選名 静ジャックロサ・ブラックティーみちくさ藤 かづえきい

選評名 尻切れとんぼの中の「とんぼ」の文字のせいで季節感があれ?ってなっちゃうので、違う言葉を使って表現できたらよかったんじゃないかなと思います。
きつね
★0
伝えきれない想いが残ったままのさよならだったようですね。実際にこのような別れ方をすることが人生には多い気がします。
藤 かづえ
★0

 待ち伏せ人よ 下駄箱へ行け 

出詠名 ロサ・ブラックティー
18 / 4 ×0 ×2 ×0 ×1

互選名 雀來豆みちくさロサ・ブラックティー

選評名 投票が終わっているのでここにきました。
あまりにも主観的で理解できないであろう句に、並選を二つもいただいてありがとうございます。
中学の校舎は窓が開いていると、最後の「起立!礼!さよなら!」が向かいの校舎に反響して下まで聞こえてしまうような所でした(^^;)そして部の先輩に花を贈るんだという子が何人かいたんですよ。私はそういう事はしませんでしたが、なつかしいことを思い出させてもらい、ほんとうにありがとうございました。
説明的ですみません、あしからず。
ロサ・ブラックティー
★0

支えてくれた君がいたから

出詠名 笠和ささね
19 / 3 ×1 ×1 ×1 ×0

互選名 村田一広つんロサ・ブラックティー

選評名 上の句の作者の好きなアーティストを知っていて、この下の句をつけたのだとしたら、感服です。
つん
★0
つんさんが誉めてくださったのなら悪いし、票をくださった方にも申し訳ないと思って自評を控えていたのですが、投票もままならない状態なので棄権いたします。私の被害妄想だとは思いますが、パクリや点数稼ぎと受け取られかねない評を比較的早いうちに書かれたのはとても残念ですし、そういう受け止め方から回復できない自分自身のことも残念でなりません。ルール違反とお目汚し失礼致しました。
笠和ささね
★0
笠和ささね様
つんです。
この度は私の軽率な評により、誤解や不快感だけでなく、笠和様の名誉まで傷つける事態になり、誠に申し訳なく思います。
私の中で上の句の説明が必要ない、一番まっすぐな下の句にひかれたことを言いたくて、上記の発言となってしまいました。
評というものの性質や経過、結果への影響など、私の無知さ故に笠和様を含め、参加者様全体への不快感を与えましたこと、この場を借りてお詫びさせていただきます。
皆様、申し訳ございませんでした。
つん
★0
いやもう、「支えてくれた君がいたから、卒業までここにいれたんだ」あたりでいいのでは(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

春いろリボン手にしたままで

出詠名 藤 かづえ
20 / 3 ×0 ×1 ×4 ×1

互選名 さとこ村田一広404notF0816静ジャックみちくさ藤 かづえ

選評名 春いろリボンが優しくて好きです。
404notF0816
★0

 組み換える指 すり抜ける熱

出詠名 外川菊絵
20 / 3 ×0 ×1 ×4 ×1

互選名 村田一広きい知己凛太田青磁フジタレイ外川菊絵

選評名 上の句は教室のイメージでしたが、この下の句は、あっという間に大人の歌にしてしまいました。オフィス街とか、はたまたホテル???のように。
別れたくはないのに別れが迫っていると読みました。別れとは思い通りにいかないものですね。
知己凛
★0

落下の速度で追ってはみる

出詠名 ふたり
21 / 3 ×0 ×1 ×3 ×1

互選名 村田一広太田青磁雀來豆フジタレイふたり

選評名 今だから書きますが、私はこちらの方が、飛び降りに感じました。かなり主観だと思うので、投票中には書かなかったんです(--;)
ロサ・ブラックティー
★0

 赤い実桜たわわに実れ

出詠名 フジタレイ
21 / 3 ×0 ×1 ×3 ×1

互選名 村田一広静ジャック雀來豆東風めかりフジタレイ

選評名

夜景になみだの粒をのこして

出詠名 春森糸結
22 / 3 ×0 ×1 ×2 ×1

互選名 静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ春森糸結

選評名 ガラスに付いてる水滴が涙の粒のようなのかなぁ、とか、その後ろの夜景の街の明かりがキレイなんだろうなぁ、とか思いながら、いまだに鑑賞してたりします(^^)
ロサ・ブラックティー
★0

ああ背の減りし一挺の墨

出詠名 東風めかり
23 / 2 ×0 ×0 ×5 ×1

互選名 村田一広静ジャック雀來豆miyafiフジタレイ東風めかり

選評名 後からじっくり鑑賞させていただきましたが。
私の高校の習字の先生は、「水からきちんと磨りなさい」という先生で、2時間あった半分は墨を磨るのについやされました。今はどうか知りませんが、磨りつづけて小さくなった墨に、過ごしてきた時間の長さを感じ、しみじみとした印象が残る歌でした。堅い文語調も、背筋がピンとする様な心地よさがあります。
ロサ・ブラックティー
★0

たんぽぽ共が空をゆく

出詠名 古志野光
23 / 2 ×0 ×0 ×5 ×1

互選名 知己凛静ジャック管理人吉川みほ藤 かづえ古志野光

選評名 「ゆく」で韻を踏んでいらっしゃるのですが、結句の字足らずがもったいないですね。
知己凛
★0
結句二音は、そこに余韻の効果を狙ったのかなあと。「たんぽぽ共」の言葉遣いも重なって色々と「攻めてる」感の一句。面白いと思います。
管理人
★0

 椿綺麗な真赤真白に

出詠名 いちかわあさひ
24 / 2 ×0 ×0 ×2 ×1

互選名 村田一広フジタレイいちかわあさひ

選評名 個性のある句と思います。その主張ゆえ連歌として見た時に一首になりきれないような、上句下句が分かれて見えると感がありました。ただ(フォローすると)下句単品で見る場合はとても魅力あります。
管理人
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data如月の歌会下弦の部H28.02.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3きつね

最黄+2彩華

最緑+2さとこ

上下+1つんきつね吉川みほきいロサ・ブラックティー彩華miyafi404notF0816宮嶋いつくフジタレイ雀來豆古志野光藤 かづえいちかわあさひ笠和ささね知己凛管理人村田一広みちくさ静ジャック

初回+1潮道井田 直外川菊絵ふたり春森糸結

欠票-1箔紙井田 直笠和ささね

欠評-1箔紙潮道井田 直

六連+3きつねロサ・ブラックティー笠和ささねフジタレイ

のの+1静ジャック

月開催後記


きつねさんが通算トップ5回目の下弦首席でした

彩華さんが並選の最多得票新記録(19票)でした

通算20回出席: いちかわあさひ

通算10回出席: 吉川みほ

連続20回出席: 藤 かづえ いちかわあさひ

連続10回出席: 吉川みほ


ありがとうございました 花

如月の歌会下弦の部