連歌の花道『新月ノ歌会』

文月の歌会

新月ノ歌会工事中

レシートに揃った7が連れてくる君をふっきれそうな予感を 天田銀河 × 淡海わこ

平成28年度 文月の歌会『下弦の部』

 上の句に付ける下の句を出詠ください

詠草リスト

[今回の投票式目]
特選(2点)×1票
並選(1点)×2票
次選(0点)×∞票
互選(2点)×1票

冠 かがり火越しに影を伸ばして

出詠名 古志野光
首席 / 12点 ×3 ×4 ×4 ×1

互選名 知己凛吉川みほ坊斎村田一広雀來豆宮嶋いつくきいきつね静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ古志野光

選評名 かがり火から離れるにつれて伸びていく影。映像が美しく再生されます。
知己凛
★0
かがり火、影、伸ばす、美しい言葉が重ねられて、上句とうまくつながっていると思います。ただ、『かがり火「越しに」影を伸ばす』という情景が、うまく浮かびません。美しい歌なので、そこが惜しいところ。
雀來豆
★0
かがり火のある夏祭り、風情がありますね。僕らの街は電気の提灯。それでも祭りはやっぱり楽しい。そんな祭りの輪からひとり、またひとりと消えていく。そんな情景がとても美しく詠まれていると思います。
静ジャック
★0
帰る人がみんな影を長く伸ばしている、と言うところに詩情を感じます。主体がかがり火を挟んで見ているところかな、と思いました。
きい
★0
かがり火にしてもろうそくにしてもですが、炎の灯りは揺らぎがあるので、その効果で普段に無い表情が浮かんだりするとか。炎に揺らめきながら伸びる影が、夏祭り後の余韻を醸しているように思いました。
宮嶋いつく
★0
かがり火越しの指摘、たしかにそうかもしれないなぁと思いました。さらに言えば、お祭りに縁遠い生活をしてきたのでかがり火もよくわからなくて、きっとこういうことなんだろうなって想像したときにこれが一番好きでした。
きつね
★0
おはこんばんちはー。
『新月ノ歌会』審議委員の管理人です。

今回、当会初めての二名同点首席という結果に、特別審議(と言いながら実はプログラム処理)の時間が掛かってしまい大変お待たせしました。
なんとか、できる限りの用意が整いましたので報告します。

同点首席の古志野光さんときいさんには、両名とも月ポイント(略してTポイント)「最優」点を送ります。また、ページの都合上で一首ずつしか表彰できない(データルームなどの)位置にはそれぞれ二首をリロード毎ランダム掲載されるようにしました。「月ノ一首」イラストも同様で二枚作成しました。
あらためまして、おめでとうございます。

尚、次回からは以上の処理が全自動でされるはずで(多分)何名が同点首席になってもスムーズに進行できると思います。今後も『新月ノ歌会』をどうぞお楽しみください。
審議委員の管理人でした。
管理人
★0

冠 名を遠雷に呼ばれたように

出詠名 きい
首席 / 12点 ×3 ×4 ×4 ×1

互選名 知己凛吉川みほ坊斎村田一広雀來豆宮嶋いつくきつね静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえきい

選評名 遠雷という言葉がきれいだなと思いました。
知己凛
★0
上句とのつながりが巧く、また「遠雷」を詠んだところが独特でした。
雀來豆
★0
上の句の情景がとても美しく活かされている下の句だと思います。「遠雷」が効いていますね。
静ジャック
★0
遠雷のとどろきは夏の風景によくマッチしている気がします。遠雷に名を呼ばれるという発想も素敵だと思います。
宮嶋いつく
★0

見つけられずにいる落しもの

出詠名 きつね
3 / 9 ×3 ×1 ×2 ×1

互選名 坊斎静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ管理人きつね

選評名 夜は更けてきて皆は段々帰っていくのに、自分だけまだ帰れない、焦りや寂しさが募る歌です。時刻が遅くなる度に、誰かが帰ってしまう度に、辺りは暗さを増して、ますます落し物は見つけ辛くなってしまう。そんな怖さも感じました。
坊斎
★0
焦点は、帰ってしまっただれかの落とし物と読みました。持ち主含め次々人が去っている中で取り残されている寂しさを、落とし物に付託しているように思いました。
宮嶋いつく
★0
盆踊りは、だいたいが、櫓を囲んでグルグル回って踊るものだから、落し物が在るところへ、何度も何度も戻ってきてしまうのかなと思ってみたり(^^)
ロサ・ブラックティー
★0
実際の落し物と捉えてもいいし、心の中にある夏の落としものと捉えてもいいのかな、と思いました。後者で読むと踊りの輪からひとり誰かが去っていく寂しさと何か落としてしまったそのまま終わってしまう夏の寂しさが相まっていいな、と思いました。
藤 かづえ
★0
上句に流れる哀感、焦燥、不安、それらを受けつないできれいな一場面を描き出せていると思いました。「落しもの」とは何か、物品なのかまたは形のない約束や思い出だったり、誰か人物のこととも。受け手により様々に読めてそれぞれに情感のある、詩的な "含み" も巧みに利いている。
管理人
★0

つまらなき世に月の明かりを

出詠名 いちかわあさひ
3 / 9 ×3 ×1 ×2 ×1

互選名 吉川みほ村田一広古志野光静ジャックロサ・ブラックティーいちかわあさひ

選評名 上句からは踊りの音を感じますが、この下句は一転して音のしない静けさを感じてそのコントラスト好きです。「つまらなき世」もまんべんなく月に照らされてすこし光を放つような気がする。
吉川みほ
★0
上の句からの連続性をみると、だんだんと寂しく、つまらなくなっていく人間たちの集まりに、夜を照らす月光という存在が、静かながら大きな存在感を出していると思いました。
宮嶋いつく
★0
「世」と「月」が上の句の色気を
引き継いでいるように感じます。
僕としては「つまらなき」も色気を繋ぐような単語だったら
一番好きだったと思います。
古志野光
★0
人の世の無常に、昔もそして未来も変わらないであろう「月の光」を対比させた所に、静寂と「永劫」ともいえるテーマを感じました。これが一番好きでしたので、選びました。
ロサ・ブラックティー
★0

提灯ひとつ下げてお帰り

出詠名 坊斎
4 / 9 ×2 ×3 ×3 ×1

互選名 知己凛雀來豆いちかわあさひきい古志野光静ジャックロサ・ブラックティー坊斎

選評名 提灯を配ってくれる優しいおばあちゃんの言葉のようです。いい情景です。
こうやって町内の人たちが子どもたちを見守っていたんですね。
知己凛
★0
優しい声をかけてもらってゆっくりと灯りが遠くなっていく景が素直に浮かんできていいなと思いました。
いちかわあさひ
★0
祭り帰りの夏の夜道に提灯。ノスタルジックな風情を感じます。やさしく語りかけている感じが雰囲気を柔らかくしていて素敵ですね。
宮嶋いつく
★0
意外と空気感を継ぎにくい上の句だったと思います。
でも「提灯」ががっちりと上の句と下の句を繋いでいて素敵です。
ただ、誰目線なのかをもう少し醸してあると
もっと素敵になったかなぁ、と感じました。
古志野光
★0
明かりを持たせてあげるという優しさと、その明かりが遠ざかってゆくであろう風情も感じました。が、なんだか私には、それが単なる「灯り」であるだけではない気もして、不思議な感じがしました。
ロサ・ブラックティー
★0
お祭りって、人間好きな妖怪とかが紛れていそうです。その中で母性ある妖怪がそっと提灯を置いていったように読みました。なんだか不思議で、でも温かい気持ちになりました。

★0

ぽんぽこぽんの合図を聞いて

出詠名 知己凛
5 / 6 ×1 ×2 ×4 ×1

互選名 つんいちかわあさひ宮嶋いつくきい静ジャックロサ・ブラックティー管理人知己凛

選評名 とあるアニメを思い出して、胸があたたかくなる下の句でした。
つん
★0
ぽんぽこぽん、っていうリズムの響きがいいなと思いました。
輪から消えていく人の影が歪んでいく感じがいい。
いちかわあさひ
★0
人の影からしっぽが生えて、山へと次々に帰っていくような、そんな世界を浮かべました。
宮嶋いつく
★0
残念ながら、とあるアニメを見なかったので、場面が思い浮かべられませんでした(^^;)うぅ残念。
ロサ・ブラックティー
★0

密かな声に呼ばれたように

出詠名 吉川みほ
6 / 6 ×0 ×4 ×6 ×1

互選名 坊斎村田一広雀來豆いちかわあさひきい静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ管理人吉川みほ

選評名 きっと呼ばれてますよ。踊りの輪から消えていくなんて・・・もっと楽しいことがあるに違いない。
静ジャック
★0
呼ばれていった先は明るいのか、どうなのかが気になります。
いちかわあさひ
★0
八月の踊りの輪ときたら、たいていは盆踊りを想定しますから、密かな声は帰ってきた祖霊の声、って思っちゃいますね。そんな話をしてみたくなる夏の夜。
宮嶋いつく
★0
八月、あの世とこの世がつながると言われるお盆。夏祭りの神秘的な空間、上句に流れるどこか不穏な雰囲気も汲んで詩的にきれいな一首に仕上げられていると思いました。物語が三十一文字の向こうへ続いていく感じも好きです。
管理人
★0

匂い袋の香り残して

出詠名 藤 かづえ
7 / 5 ×1 ×1 ×7 ×1

互選名 知己凛坊斎村田一広雀來豆宮嶋いつくきい古志野光静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ

選評名 匂い袋の香りが漂ってくるようです。ただ、なかなか男性が匂い袋って持つイメージがないので、女性ばかりの踊りなのかな?と思うと、香りが混じっちゃってすごいことになりそうかな?とも思いました。
知己凛
★0
匂い袋というアイテムが想像をふくらませます。たぶん、たくさんの匂い袋と言うより、特定の香りを追っている。気になっていた人が去って行った余韻を匂い袋の香りに寄せているように思いました。
宮嶋いつく
★0
香りが残る様が、上の句の色気を受けて
叙情的に機能しているように思います。
美しく人間らしい歌。素敵です。
古志野光
★0

 ひとりとひとりふたりになって

出詠名 静ジャック
8 / 5 ×0 ×3 ×3 ×1

互選名 つん村田一広宮嶋いつくきいロサ・ブラックティー管理人静ジャック

選評名 「またひとり」から「ひとりとひとり」「ふたりになって」と続くところが面白いです。寂しげな上の句が暖かくなりましたね。
きい
★0
ひとりひとり輪から抜けていくところから、抜けていった人どうしがふたりになってという着想は見事だと思いました。
宮嶋いつく
★0
華やかな踊りの輪と、そこから離れた「平安」。どちらもやさしく、穏やかさを感じて、ほっとする句だと思います。
ロサ・ブラックティー
★0
淋しさの漂っていた上句から下句はハッピーエンドへとドラマ的な結びがきれいにまとめられていると思いました。細かい点ですが、個人的に一字空けの位置は三句四句の間よりも四句五句の間に入るほうが読みやすかったなと。
管理人
★0

ミニーの面で顔を隠して

出詠名 雀來豆
9 / 5 ×0 ×3 ×3 ×1

互選名 村田一広宮嶋いつくきいきつね静ジャックロサ・ブラックティー雀來豆

選評名 「さっき帰ったのは誰??」「誰だったの?」と後で話題になりそうな展開ですね。ミニーのお面が絶妙です。
きい
★0
帰って行く時に顔を隠したのか、踊っている時から顔を隠していたのか、そんなところも気になる、面白さを感じた世界です。または、来たことも帰ったこともあまり知られたくないように、正体を隠してそっと帰ったのか。
宮嶋いつく
★0
帰るときになってつけたの?っていうのは自分も思いました。
おかしさとちょっとした不気味さもあっておもしろいと思いました。

あとこれはもう本当にちょっと思ったことなんですけど、この歌が首席をとったとき、ののさんはあの権利にうるさい人たちに目をつけられないように、どんなふうにミニーをぼかしつつ絵を描くのか気になりました(笑)
きつね
★0
ミニーは可愛いんですが、うさぎのお面というのはいろいろ連想する所がありまして、しかも顔を隠して消えてゆくのですから、なんともミステリアスです。
ロサ・ブラックティー
★0

遠い太鼓が聞こえるかしら

出詠名 宮嶋いつく
10 / 4 ×0 ×2 ×4 ×1

互選名 坊斎村田一広きい静ジャックロサ・ブラックティー藤 かづえ宮嶋いつく

選評名 遠い太鼓は何かの比喩でしょうか。踊りと太鼓が微妙に近い関係なので「遠い太鼓」の意味に迷ってしまいました。でも消えてゆく影に微かな音がマッチしていて読み心地がいいなあと思います。
きい
★0

冠婚よりも増える葬祭

出詠名 つん
11 / 4 ×0 ×2 ×3 ×1

互選名 吉川みほ坊斎静ジャックロサ・ブラックティーつん

選評名 下句の言葉から踊りの輪を輪廻の輪でもあることを暗示させて、踊りの輪の映像がスローモーションで再生されました。
吉川みほ
★0
これは「今ひとり消えていく」ではなく、「今年もひとり消えていく」ということなのかな。過疎化の進む村。そう読んでみたいなと思います。
静ジャック
★0
少子高齢化を想起する社会詠と読みました。過疎高齢化の進む地域では現実なんでしょうな。
宮嶋いつく
★0

最後の二人になるまで居る?

出詠名 ロサ・ブラックティー
12 / 3 ×0 ×1 ×2 ×1

互選名 つん知己凛静ジャックロサ・ブラックティー

選評名 勇気を振り絞って言ってみたんですね。かわいい。
知己凛
★0
たぶん、さりげなく言ってみたつもりなんだろうけど、本人は思いきったんでしょうね。
宮嶋いつく
★0

きらきら弾む声と向日葵

出詠名
13 / 2 ×0 ×0 ×2 ×1

互選名 静ジャックロサ・ブラックティー

選評名 お祭りから帰って行く光景でしょうか。輝きをもつ声と花の並列がきいていると思いますが、踊りの輪が夜のイメージを持っているからか、時間的なずれを感じてしまいました。
宮嶋いつく
★0

「また来年ね。」<kana>櫓<:>やぐら</kana>の上から

出詠名 蟻男
14 / 1 ×0 ×1 ×3 ×0

互選名 きいきつね静ジャックロサ・ブラックティー

選評名 祭のあとの寂しげな情景に、明るい声が映えますね。櫓には華やかな飾りや音楽があったことでしょう、控えめですが上の句との対比を感じます。
きい
★0
祭りの後の寂しさを感じながらも、これで最後ではない、また来年踊ろうねと言う、明るい見通しをもつ一首だなと感じました。
宮嶋いつく
★0


Tポイントカード月POINTについて sing-for.month.jp/classic/tpoint.html
三ヶ月Data文月の歌会下弦の部H28.07.20 up
順位筆名首席投句選句特選偏差EX合計

EX内訳

最優+3古志野光きい

最黄+2古志野光きい吉川みほ

最緑+2藤 かづえ

上下+1宮嶋いつくきいいちかわあさひ古志野光静ジャック藤 かづえつん坊斎きつね吉川みほ雀來豆ロサ・ブラックティー知己凛蟻男管理人村田一広

欠票-1蟻男

欠評-1蟻男

六連+3いちかわあさひ藤 かづえ静ジャック宮嶋いつく

のの+1きつね

月開催後記


古志野光さんときいさんが同点首席でした

宮嶋いつくさんから(多分)全句評をいただきました

通算30回出席: いちかわあさひ

通算20回出席: 吉川みほ

連続30回出席: いちかわあさひ 藤 かづえ

連続20回出席: 吉川みほ


ありがとうございました 花

文月の歌会下弦の部